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2020年8月 8日 (土)

靴底の摩耗が左右で違う 

最近は合成底の使用者が増え、写真(革底)のように摩耗に左右差を見ることが少なくなった。 少ないというより左右差が見えにくいということかもしれません。 それほど合成底は耐久力が強いということでしょう。 左右差を発見しやすい革底、どうしてこのようになるのでしょう? 革そのものの品質、例えば革繊維の緻密さに左右差があると写真のようなことになるようです。 

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それでは、革の品質以外にどうして摩耗に左右差が起こるのでしょう?
端的に左足よりも右足に過剰な体重がかかっていることが上げられる。 その要因は片側の土踏まずが下がっていることや脚の長さに違いがあるなど。 また筋力による影響も考えられる。
さらに右足がすり足の状態。 右足のけり返しが強いときなども考えられる。 

写真のような左右差に、使用している本人はほとんど気が付かないことが多いが、指摘されれば思い出す人がいる。 気が付かずにいると健康問題にも結びつく可能性もあります。
店頭で立ち方などを簡単にチェック、それは簡単に見分けることはむずかしいようですが、シューフィッターに伺ってみてはどうでしょうか。

足は身体の土台、足もとが揺らぐと上半身は崩れ歩行が騒がしくなってしまう。 結果的に疲れやすくなる。
体重の左右差を測る体重計などがあれば簡単に気が付くことができる。 しかし商品化されているものはまだないようです。  なお
左右のバランスがわかる体重計について、2020年6月30日に投稿しています。
足と靴健康アドバイザー 大木金次 №2668

2020年7月14日 (火)

浮きゆびによる問題  

以前から「靴を考える会」においてご教示を頂いている古瀬勝一様(足と靴の健康介護サロン・プームス代表)より次のようなコメントをいただきました・・・「浮き趾してる子と確り趾が使えてる子を2人直立不動させて観ると、浮き趾の子は身体が揺れます。で「地面を掴むように少し示趾から小趾を意識してみて」って言うと揺れが収まりました。
浮きゆびによる問題は全身が常に不安定になる」・・・これが最大の問題と思われます。 

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写真はゆびが屈曲することで横アーチ(第一中足骨骨頭から第五中足骨骨頭)が上がることをみています。 足はアーチとゆびの力で身体の安定が保たれる。 特に、多くの方が第五趾の力をおろそかにしているように思われます。 第五趾の力は第一趾についで強い力をもっていると信じています。

「身体は足の上にある」と言われてますが、そのような意識を持たずに立っています。 いつの間にかふらふら揺れながら立っていると、いつのまにかまったく気がつかなくなる。 しかし周りからは「落ち着きのない人」と思われているかもしれません。

歩行時のけり返しは持久力に耐えるヒラメ筋が主役となりゆびが働いています。 しかし浮きゆびで使われなければ、けり返しが不十分になってしまい腓腹筋が使われることになる。 その結果歩行が長くなると疲れが出てくる・・・歩くのは苦手というパターンになってしまいます。 靴の中では足が落ち着かない、浮きゆびはいろんな問題を秘めています。 

この頃歩いている路面はどこもまっ平らなところばかりで、意識しなければゆびを使わなくとも歩くことができます。 できれば芝生のようなところを歩いてみましょう。 ゆびがしっかり使われることが実感できる。わずかな時間でもいいのですが毎日しっかり歩くことが大事なことです。  両手にウォーキングポールを持って歩くと安定し、ゆびの力が働いていることがわかります。
ヒラメ筋は筋骨隆々にはならず運動効果が目につかず楽しくありませんが、とても大事な筋肉です。

なお
浮きゆびの確認方法は先月(6月24日)に「ゆびの下に名刺を入れ浮きゆびをみる」と題して投稿しています。

足と靴 健康アドバイザー 大木金次 №2656

2020年6月30日 (火)

体重の左右差がわかる体重計の開発 

健康問題に欠かせない左足と右足にかかる体重のバランス。 

マッサージ機器のセールスマンは二台の体重計を持参して左右のバランスをみている。 体重計に乗り左右の体重が確定し、その結果によってマッサージの話をしている。 

Dsc00554_20200701091201 左右の体重差が1キロ、2キロ、3キロ以上など。
なぜ体重が左右で違ってくるのか? 様々な要因が上げられる。
腰の痛みから始まり、足のケガ、足の扁平、脚長差、股関節やO脚、常日頃の生活姿勢また靴によるもの、中には目や耳の機能に左右差があるときも体重の左右差に影響することがある。

今回のテーマは左右のバランスをみる体重計の話ですが、探してみたが市場にはないようである。
左右のバランスは健康問題に強く影響することは、誰もが承知しているはずです。 それでも開発に至らないのにはどうしてでしょうか。 

左右差1~2キロ、体重比2~4%は見逃しやすい値、しかし歩く歩数は莫大な数字で体への影響は計り知れないといえる。 そして生涯その繰り返しになる。 

左右差が出る体重計の開発を願っております。 常日頃から多くの方にバランスの大切さに関心を持って頂きたいものです。
図は「わかりやすい子どもの足とはき物の話 原田碩三氏 日本教育シューズ協議会」から。

足と靴健康アドバイザー 大木金次 №2649

2020年6月24日 (水)

ゆびの下に名刺を入れ浮きゆびをみる 

名刺をゆびの下に入れ浮ゆびを確認しています。

足を計測していると目立つのが「浮ゆび」 以前はあまり気にならなかった浮ゆびですが、だんだん多くなっているように思える。 

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計測中「ゆびが浮いてますね」と言っても当人は何を言われているのかわからないようです。 浮ゆびという言葉も初めて聞く人が多いようで、それがどういうことなのか、理解がすすんでいない。  まったく初耳といった調子で、なかなか飲み込んでいただくまでに時間を要する。

浮ゆびの話のまえに面倒なのが、自分の立ち方がどうなのか? 気が付いていない人が本当に多い。 指摘されて初めて気が付くようであるが、そのような方に前方を歩いている人の歩き姿を問うと「あの人は足が上がってませんね」とか「すり足ですね」と語る。 しかし自分の歩き方の評価はまったく普通と思っているようである。 自分の立ち方や歩き方を知る人は極々少数です。
浮ゆびになるとどうして問題なのか?
立ち姿が後傾しやすいこと、また歩行時につま先を使うことが少なくなることです。
結局歩幅が狭くなり何となく弱々しい歩き方に見えてしまう。 また見えるだけではなく長歩きをすると疲れやすく、それが毎日続くと全身が疲弊してしまうことになる。 また上り階段などは大変疲れやすくなる。 それは持久力に耐えるヒラメ筋を使うことが少なく、速筋の割合の高い腓腹筋にたよってしまうからと言われています。

最初に記したことですが、計測時に「浮ゆびになってますね」と言葉だけで指摘しても相手に通じるのは半分ぐらいでしょう。 ところが名刺がゆびの下に入ることで浮ゆびに理解が深まっていく。 説明はやはり目に見えることが大事なことのようです。
足と靴健康アドバイザー 大木金次 №2646

2020年6月18日 (木)

おしっこが出やすい靴 

おしっこが出やすい靴・・そんなことを考えているとき、13年前の投稿を思い出しました。
それは下記の内容です。

長年にわたり調査研究をされた平沢彌一郎氏の書籍「足の裏は語る」(筑摩書房)から紹介をします。 その内容は排尿の際の足の裏にかかる面積と重心の位置について意外な結果が得られたとあります。 排尿始まりは右足に多くの体重が乗っている。  ところが排尿と共に右足の踵の部分が上がってゆく、そして右足から左足裏に力が移動をして面積がだんだん広がってゆく。 重心の位置は始めは踵から40%周辺にあったものが排出が終わるころには、50%あたりまで移動をする。 排尿が終わるとまた初めの位置に戻る。 これらの姿勢はしゃがんだ時の方が立った姿勢よりさらに顕著な傾向を示した。   さらに大人の女性の「立ちション」について触れている。 東京オリンピック、渋谷の競技場に接地された「立ちション」、そのトイレで排尿をして終了するころには尿道を自分の意志で縮めることができ尿の出方を調節できる。 終了 後は紙で拭かなくとも平気、と記しています。   
このような研究をされた平沢氏に心から敬意を表したいと思う。  

足の上に身体があるという基本的な原理が手に取るように解ります。  このような平沢氏の研究から足の付かないトイレなどは考えられない。 子供のトイレにも足の付くトイレが必要不可欠と思います。 
 
以上は2007年6月30日にこのブログに投稿したものです。

「身体の土台は足」とよく言われていますが、上記の内容は素足の計測です。 靴を履いたらさらに難しい話になりそうです。 極端な話、素足のように重心の変化が起こりやすい靴がいい。 しかしそう簡単ではありません。 靴を履く目的は、すんなり立てしっかり歩きこなせること、排尿は二の次になるかも。 そこでどちらにも通じるような靴、それはフィッテングとなりますが、これがもっとも難しい話です。

足と靴健康アドバイザー 大木金次 №2643

2020年6月14日 (日)

靴ひもを締めて、後ろ歩きを2~3分してみよう 

「後ろ歩きをしてみよう」・・・そんな暇はありませんと一喝されそうですが、たった2~3分です。

後ろ歩きをすることで「ヒラメ筋」が鍛えられる。 歩行の中で最後に地面を押し出すときに使われる筋肉がヒラメ筋、このおかげで長距離を歩くことができる。 ヒラメ筋が衰えると腓腹筋が集中的に使われ、少し歩いただけで疲れやすくなってしまう。

後ろ歩きをすると、ヒラメ筋が前歩きの6倍も使うという。 ヒラメ筋はアキレス腱とつながりふくらはぎの奥にある筋肉で疲れにくいという特徴がある。
ヒラメ筋のトレーニングには後ろ歩き以外につま先立ちをしてもいいでしょう。 机などにつかまり背筋を伸ばしてしっかり踵を上げ下げすることもいい。 

一日の内でどこかで後ろ歩きをしてみましょう。 大事なことはごく短時間でも毎日行うこと、エレベーター前など待っている時に行うなど、場所を決めて習慣にすることが大事なことです。
小生は朝のラジオ体操の後3分間ほど後ろ歩きをしています。 

上記の内容は[百歳まで歩く 田中尚喜 幻冬舎]から引用しましたが、その中に「後ろ歩きで歩き方の悪い姿勢がとれてスムーズに歩けるようになれば、後々の歩行寿命も延びるでしょう」とあり、とても印象深いものを感じます。

歩行中つま先を使うことが大事と言われてますが、最近は浮きゆびの方多くなっています。 つま先余裕を持ち、ひもをしっかり締めて玄関を出ましょう。

足と靴健康アドバイザー 大木金次 №2641

2020年6月 6日 (土)

足裏を指圧後、しっかり立つことができると語った顧客 

足裏全体を指圧してから立って頂いたところ、その顧客は「しっかり立っているという感触があります」と言われたことがある。 歩いて来店されたのに不思議な話です。 どんな感触で歩いていたのでしょう?

その顧客は最初指圧した瞬間飛び上がるような痛みを訴えたのです。 ところが30秒ぐらいが過ぎたころ、その痛みをまったく発しなくなったのです。 そして3分ほど経過して終了。 その後もう一方の足を指圧すると同じく強烈な痛みで足を引くほど。 そして3分ほどで終了。 足裏の横アーチの中央部やや後方あたりが特に痛みが強いようです。
足の甲側で痛みの強いところがありました。 外くるぶしの真下の関節部、その顧客は土踏まずが
低下気味でした。

しっかり立っているという感触について、床に敷いている布の感触がはっきりわかると言われました。 そしてつま先に力が入りやすく上半身がとても楽に感じる。 気持ちがスッキリする、このようにたくさんの違いを語ってくれました。

高齢者ほど足全体を指圧する必要があるように思います。 特に靴選びの前には、簡単な指圧を施すことは大きな意義があると思われます。

今回のテーマと同じような内容を、先月(5月)の8日に「足裏が痛くて履けない」とテーマで投稿しています。合わせてご覧ください。
足と靴健康アドバイザー 大木金次 №2637

 

2020年5月18日 (月)

靴販売員に感激・・足の裏が粗いですね 

顧客が入店して試し履きに入るまでの販売員の誘導はさまざまで長年のキャリアがみえるところです。 足の計測を終えてから足裏を確認する販売員がいる。 足裏はなかなか拝見しにくいところで、足を上げていただくことは意外に大変なことです。そのため、足裏を指で触れ感触で判断することになる。 
普段の生活の中で自分の足を見たりさすることは少ないもの。 フィッテング前に足裏を素手でさすってくれることに感激されたりビックリする顧客がいます。 足うらが汚れていると思っている顧客ほど販売員の行動に驚かれるようです。

「踵が粗いですね」と靴販売員の一言に、恥ずかしながら大変感動したと言われた顧客がいました。 その上「ヤスリで削りその後保湿クリームをぬることを習慣にしてほしい」と
足裏のケアまで話をしてくれたと。

踵に靴の腰周り中底(コーナー)の跡がくっきりと付いている人もいる。 足裏を洗う人は少なく、特に踵周りにはまったく無頓着な人が多い。 

余談ですが、ケアを怠り炎症を起こすこともある。 中でもハチの巣のような踵内部、ショックを吸収する機能になっているがその炎症は重大です。

靴販売員のアプローチはさまざまであっていいと考えています。 紋切型でどの販売員も同じ言葉をつかっている店が多いようですが、そのうち顧客に飽きられてくるでしょう。 
売り場の中でキャリアが深くよく知っている販売員がいるとお互いに啓発されるものです。

足裏を手で触れながら話ができる、そのような靴販売員は本当に感謝されているのです。

足と靴健康アドバイザー  大木金次 №2628






 

2020年5月 8日 (金)

以前使用していた革底の靴、足裏が痛くて履けない

履かずにしまいっぱなし、そんな靴が多いのではないでしょうか。 
なぜしまったままなのか?   靴箱にしまってしまうとそんなことを振り返ることはほとんどない。 数年たち何も考えずにまた履いてみると足裏が痛くなった。 そんな経験者は非常に多いようです。

そのようないきさつを感じるような靴が顧客から持ち込まれたことがあった。 
購入頂いて5年以上は経過している革底の靴、摩耗していたところを見るとその頃は履き通していたように思える。
しかし今は30分も履き通せず足裏全体が痛くなってくるという申し出です。

靴を拝見しても問題はなさそうで、「足に触ってもいいですか」と了解を頂き足裏を軽く指圧をしてみたのです。 その瞬間「痛い!」と飛び上がるような発声と「何をするんですか」という興奮気味の顧客は自分の足に相当驚いた様子でした。 
「軽い指圧をもう少し続けてみましょう」と話をしながら、そうするとだんだん気分が良くなってきたようで笑顔を返してくれるようになったのです。

顧客はそこで自分自身の足の管理が怠っていたことにうすうす気がついたようでした。 指圧を始めて5分も経っていないのです。 この顧客の判断の速さに当方のほうがビックリした。 指圧が左右とも終わったところで、再度持ち込まれた靴を履いていただいた。 顧客は「快適、十分に履けますね」と言われた。

顧客の多くは自分の足が弱っているというような判断をすることはほとんどない。 そしてだんだん靴底の軟らかいものを選んでしまう。

この頃はフットケアをする顧客が多くなり足の管理に関心が深くなっているようである。 
私はフットケアと靴は足の両輪と考えています。 硬めの靴底でも履きこなせるよう毎日気を配ってほしいものです。

足と靴健康アドバイザー 大木金次 №2623

 

2020年4月 4日 (土)

2006年のブログ・・「足にも表情がある 」 

のブログ「靴と健康ホスピタリティライフ」を開始した14年前、2006年5月5日の最初のブログのタイトルが「足にも表情がある」でした。 その時の内容をそのまま下記にコピーをしました。


足にも表情がある
足はいろいろなことを訴えます。足には口はありませんが、それにかわることが次に上げる事柄で私はこれを足の表情と言っています。
 
その表情とは足の痛みや窮屈感、発汗です。 靴から受ける痛み、窮屈また指圧の痛みや寝ていてもうずく(疼痛)など。  靴からの圧迫、靴下での窮屈感。  多量の汗や臭いも足が訴えているものです。  その中で特に指圧の強い痛みについては誰でも痛いのでは、その上自分だけではないと思っている人が余りにも多いことです。  そのため自分の足の改善を試みない方がほとんどです。 またその強い痛みのため多量の発汗が生じることはほとんど知られていません。 指圧で神経に刺さる鋭い痛みを感じる人は硬い靴底の使用は難しい、自然に足が抵抗を示すからです。  神経にさわる痛みは発汗と密接に繋がっています。 また指圧で痛みの強い足はいつも靴からの窮屈感を感じます。 

それと共に多量の汗のため靴が早く劣化する、同時に体も非常に疲れてきます。 靴の劣化と体の疲れが表裏一体であることに着目することも大切です。 痛みや発汗は足が見せる強い訴えであることを敏感に感じて頂きたい。 また大きすぎる靴を使用するとすり足になり、小さい靴では歩幅が小さくなる。 足は 「歩きたくない」 といっているに等しいのです。   

子供のころを思いだしていただきたい。足の裏に触れられると瞬間に足を引っ込めた、あの時のあまりのくすぐったさに。 人は敏感な足で生まれてきているのに年令と共に足は鈍感になっていくようです。 敏感な足を取り戻しをしたいものです。  お互いに足と靴について研究をしてすばらしい靴生活をしたいものです。   

以上投稿した内容そのままを記しました。
足の表情についての考察は14年経った今でも変わりがありません。 これからも足の表情を追い求めてまいります。

靴と健康アドバイザー大木金次 №2606

   

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