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2020年8月12日 (水)

歩きやすいソール 

長年愛用している靴、履き心地は最初から変わらずとってもいい感触。 特に足裏に密着する感触は他の靴にはないものです。 感触を文字であらわすことはとても難しいのですが、屈曲した瞬間吸い付いているように思えるのです。 多くの靴は、けり返しに入るときから、わずかな隙間を感じる靴が多いようで、触れすぎず離れすぎないところが靴の難しさともいわれています。  少し大げさですがこの靴は底から押し上げてくれるような「たわみ」を足裏に感じます。 

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写真のように曲げたソールをみると足の裏のカーブに似たように形になる。 なぜこのようになるのでしょう?
ソールの意匠なのか、また外側と中央部の硬さが違うようで、中心ほどたわみが大きくなっている。 そのたわみはごくごくわずかなことですが、荷重をかけると感触がシビアに伝わってくる。 

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気持ちの良い靴を履くとルンルンとした気持ちになりますが、荷重をかけるだけに足裏は特に敏感である。  人は靴に限らず身に着けているすべての物に気持ちよさを求めるが、靴はとりわけ別格のようです。 我々は足の上に立っている、さらに足裏につける靴は身体と一体になる必要があるようです。
足と靴健康アドバイザー 大木金次 №2670

2020年7月28日 (火)

先芯に横シワが入る 

写真はストレートチップ(一文字)の清楚なデザインでフォーマルシューズとしても履かれるものです。 革に光沢があり最近はビジネスシューズとしても広く重宝されています。 しかし写真を見るとトウにシワが入っています。

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一度履いて試したところシワが見えるようになってしまったこの靴、試さなければまったくわからなかった。 靴は履いて歩いてみなければ購入できないという典型的な例のようです。

なぜこうなってしまう?・・・・先芯が弱いのか、または先芯が短いのか。 ファッションを考えトウを長くしたのであれば、先芯も変更しなければなりません。 先芯は量産されたものがほとんどで、そう簡単に長さを変更することはむずかしい。 
現在は長めのトウが多くなっておりファッションについて行くことはメーカーとしては重要なことですが、部品まで変更することは容易なことではありません。 

他の商品と比べ靴のコストは高過ぎると言われ採算性が大変。 また靴は左右あるため気を緩めることができない商品とも言われています。

足と靴健康アドバイザー大木金次№2663

2020年7月20日 (月)

日本の草履(ぞうり)はよくできている 


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写真は草履の下に繰り込まれている金具を示しています。
おそらく草履にこのような工夫をしているものは他にはないと思われます。

それではなぜこのようなことまで配慮が必要なのでしょう?
子どもの遊ぶ姿を見ていると全方位に動いていることが一瞬でわかります。 それほどゆびが使われ、しかも強い力が加わっている。 小さなゆびの割合に蹴る力はとてつもなく強いのです。 
その結果草履の鼻緒が伸び切ってしまう。
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鼻緒が伸び切ってしまうのは下駄も同じです。 子どもの頃を思い出すと、履いた下駄や草履は鼻緒がすべて伸び切っていました。 中には抜けたものもあった。そのたびに自分で鼻緒を付け替えたものです。 

草履の鼻緒はゆびがやっと入るほどの高さに設定されています。 最初からすんなり入る高さでは、履くほどに力が入りにくくなっていく。 金具がなければスポッと抜けてしまうでしょう。

最近のサンダルをみると鼻緒の高すぎるものがほとんどで非常に履きにくい。 さらにゆびの間が擦れて痛くなり大変な思いをすることが多く、二度とサンダルは履かないと言う人ばかりです。

日本の草履を見習ってほしいものです。

足と靴健康アドバイザー 大木金次 №2659

2020年3月22日 (日)

かえりのよい靴  

革底の靴で写真のような親指と人差し指で曲がるようなかえりのよい靴にお目にかかることは少ない。
まさに素足感覚、かえりの良さを例えるに好都合な言葉です。 素足感覚に近い履きものにタビ(足袋)があります。 ソックスよりしっかり密着して履きごたえを感じる。 日本人だけが感じるものかもしれませんが、幼い時タビを履いていたから表現できることです。 

写真の靴にはタビが挿入されているような感覚があります。 履きものは靴を含め足と同等なものを求めるのは誰しもが同じことです。しかし現実にはそのような靴を探すことはむずかしいのが現実です。 しかも靴にプラス優美さが求められることです。 この靴は実に美しい。

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なぜかえりの良い靴が要求されるのでしょうか?
それは靴が素足に近いものであってほしいという願望が誰にもあり年齢と共に強くなっていくのではないでしょうか。 かえりがよいことで蹴り返しに要する力がごくわずかなものになる。 この時の快感は例えようもありません。 
インナーライニング(下記図)で足を袋状に包み込むため足あたりが非常によいことです。
 
少し込み入った話ですが、上記の靴は下記図のようなボロネーゼ製法と言われるもので手の込んだ製法で作られている。 一度履いてしまったら病みつきになり愛好者が多い。 ただ確かな技術と手間、そして革に高い品質が要求され、市場に出る足数は決して多いものではない。 当然なことですがコストも高いものになるが、多くの方に極めつけの一足として使用願いたいものです。

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足を入れた際インナーライニングの感触が伝わってくる。 それは子どもの肌に触れているような贅沢なもので、足の敏感さに改めて気が付く人が多いのではないでしょうか。 
足と靴健康アドバイザー大木金次 №2600

2020年2月22日 (土)

大切なシャンク  

ヒールのある靴にはシャンクという硬い踏まず芯が挿入されています。 シャンクは靴の土踏まずの中底と表底の間にある補強芯です。 シャンクとはそもそも足の土踏まず部のことです。

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容易に沈み込まない材質が用いられ、古くは樺(かば)の木や竹を使用していました。 現在は鋼鉄や硬質なプラスチックが使われています。 ヒールの高い婦人靴には特に強固なシャンクが必要である。
シャンクの確認方法は、ヒールのある靴の土踏まず部を上から手で押してみてください。まったく動かないものです。

シャンクの機能は、足の土踏まずにかかる荷重を支えることがもっとも大きな役割りです。 足は成長と共にアーチがしっかりしてきますが、靴のアーチ部分が柔らかければ疲れを感じるようになります。 せっかくしっかりとした土踏まずができ成長してきたのに、土踏まず部のやわらかい靴によって阻害されてしまうことは本当に残念なことです。

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手の平よりい小さいシャンクですが、機能は実に重要であおり歩行を助けることが上げられています。 あおり歩行は50歳代から徐々に機能が低下していくと言われています。 足の柔軟性に気を配りながら靴選びをしていただきたいものです。 
あおり歩行と共に靴のかえりをよくするという機能もシャンクにあります。

シャンクは靴の背骨に当たる大事な道具ですから、靴を購入するときは土踏まずの部分を上から押して確認しましょう。

足と靴健康アドバイザー 大木金次 №2586

2020年2月 8日 (土)

シャンクについて 

ヒールのある靴にはシャンクという硬い踏まず芯が挿入されています。 シャンクは靴の土踏まずの中底と表底の間にある補強芯です。 シャンクとはそもそも足の土踏まず部のことです。

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シャンクは容易に沈み込まない材質が用いられ、古くは樺(かば)の木や竹を使用していました。 現在は鋼鉄や硬質なプラスチックが使われています。 ヒールの高い婦人靴には特に強固な芯が必要である。

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ヒールのある靴の土踏まず部を上から手で押してみてください。 まったく動かないものです。

シャンクの機能は、足の土踏まずにかかる荷重を支えることがもっとも大きな役割りです。 足は成長と共にアーチがしっかりしてきますが、履いた靴のアーチ部分が柔らかければ疲れを感じるようになります。 
他の機能として、あおり歩行を助けることが上げられています。 
また靴のかえり(足のボール部・中足骨骨頭部)をよくするという目的もあり、大変重要な部品です。

シャンクは靴の背骨に当たりますから、靴を購入するときは履き口の土踏まずの部分を上から押して確認をすることも大事なことです。

足と靴健康アドバイザー 大木金次 №2579

2020年1月 6日 (月)

ヒールが? 

靴には様々なトラブルがあり何があっても不思議ではないとよく言われています。 しっかり検品をしてから購入願いたいものです。
ところで写真の靴、ヒール部におかしなところがありますがわかりますか?  

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矢印を入れていますが、それでも首をかしげるほど気が付きにくいところです。 今、靴箱にしまっている靴と見比べていただければ一発でわかります。

ヒール部の取り付けが左右逆になっているのです。

ヒールは外側から摩耗していきます。 中には中央から摩耗していると語る方もいるかもしれませんが、我々の歩き方の多くは外側から接地して歩いています。 そのために摩耗しやすい位置に化粧を取り付けています。 写真ではそれが反対になっている。 

一般的には化粧は交換できるようになっていますが、この靴ではちょっとむずかしいかな?というところです。

今靴は輸入品が多くなっていることもあり、考えられないようなことが発生しています。 時間をかけゆっくりフィッテングをして、決定する前に左右を同時に照らし合わせて確認することが重要です。  「左右を照らし合わせて見る」ということは靴以外にはあまりありません。 それだけに常日頃から左右照らし合わせることを習慣にしてほしいものです。

足と靴健康アドバイザー 大木金次 №2563

2019年9月28日 (土)

靴鳴り  

靴が鳴る(靴の音がする)と恥ずかしいと感じる人が多いようです。 とくに静かな事務所などで発生する、そこで働いている事務員がいっせいにこちらを向いてしまった、そんな経験はありませんか。 

ヒールのコツコツという音と違い、履いている最中の靴鳴りを止めることは意外と難しい。 その前にどこで鳴っているのか? その原因をつきとめることは至難です。

意外と多い原因は、後から入れた中敷きと、靴づくりの際に使われるインソールとの摩擦音ではないでしょうか。 キュッキュッとする音で左右とも鳴ることが多いようです。  特に革のインソールや中敷きが多いようです。  
その音をなくすには、外出中であれば靴屋さんやアウトドアショップなどで合成繊維の中敷きを購入し替えることです。 それから肌につけるパウダーのようなものをつけると鳴らなくなることがあります。 また中敷きの下に薄いペーパーを敷くのもいいでしょう。

次に底面の接着はがれで音がすることも、またヒールの取り付け部に隙間ができ摩擦することもあります。  

それからシャンクなりということも。 土踏まずに位置に取り付けている踏まず芯といわれるもので重要な部品ですが、止めている釘が甘くなってしまうと音鳴りがすることがあります。
このようなときは靴メーカーにお願いをして修理ということになります。  

足と靴健康アドバイザー大木金次 №2,514

2019年9月 2日 (月)

出し縫いの糸が切れにくい 

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写真の靴は摩耗の程度から相当期間履いているようにみえます。 おそらく10年以上は経っているのでは。しかし周囲の縫い糸はほとんど残っています。 
なぜこの縫い糸が切れにくいのでしょう?  

どんな強い糸でも常に路面と擦っていれば切れるのが当たり前です。 この部分の糸が切れ、本底から口があいている靴にお目にかかることが多いようです。 そのような現実から底の摩耗と糸切れは当然と思っている方がほとんどのようです。
そう考えてみると、糸が切れにくい靴には何か秘密?があるということになります。
それには、あおり歩行が順調にできる歩きやすい靴であることです。
あおりとは歩行するとき、踵部が接地してから第五趾側に体重が移行して、最終は母趾球から第一趾二趾で蹴り返しをすることです。 そのためにはソールの中心で歩行が繰り返されることになる。
あおりの難しい靴はすり足歩行に近い状態になり、ソールの摩耗がはやくなり、同時に身体の疲れもはやく感じることになります。

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靴作りの面では、写真のようにソールが皿の底面のように作られており、あおり歩行を助けるような工夫がされています。 足の骨格はお椀を伏せたような構造になっていますが、靴のほうはまったく反対に作られています。 このような靴作りに人の知恵の豊かさを感じます。

足と靴健康アドバイザー№2,501

2019年7月 2日 (火)

シャンク(靴の踏まず芯) 

シャンクは靴にとって最も重要な部品ですが、外からでは全く見えにくいためあまり関心がもたれないようです。  踏まず芯とも言われるシャンクは人の背骨と同じとも言われ、いかに大事な部品であるかが想像できます。
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シャンクは靴の土踏まず部分の低下を防ぐという大事な機能があります。 また靴の変形を防止する狙いもあり、ヒールのついている靴には特に欠かせない部品です。 型崩れが激しいときは、このシャンクが付いていないか、または取り付けている位置がずれているなどが考えられます。

歩くごとに踵下あたりでポクッというような音がする場合などは、シャンクが動いている可能性があります。 

高いヒールほどシャンクは欠かせない重要なもの。 ヒールとシャンクを考えるとき、特にパンプスは大事に慎重に履くことが求められます。 当然ですが常に足の健康を考慮することも大事なことでしょう。

さらに重要な「あおり歩行を助ける」という機能があります。 あおりとは歩行の際、踵の接地後第五趾側にそして第1趾側に体重が移りあおりながら歩行する状態を言います。 シャンクはそのとき
第5趾への体重移動の場面で、とても重要です。 そのためシャンクの方向や接地位置がよく議論されます。

靴購入の際は踏まず部分が下がらないことを確認しながら選んでいただきたいものです。

足と靴健康アドバイザー大木金次 №2,471

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