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2020年5月24日 (日)

靴販売員の一言に感激・・フォーマルな靴はつま先ゆったりがいい 

フォーマルシューズは出番は少ないため、フィッテングがお粗末になりやすいようです。 多くの方がデザイン最優先で選ばれている。 

どの店もどの販売員もマニュアル通りの言葉を発するが、とくにフォーマルシューズについては、「きれいですよ」という言葉が頻繁に出るようです。
そんな中、「フォーマルに履く靴はつま先がゆったりするほうがいいですよ」とアドバイスをくれた販売員に,顧客は
大変感激したと語っていました。 

その顧客は以前つま先が苦しくなったことを想い出したと言うのです。 突然の葬式に履いて行った靴で立ちっぱなし、だんだんつま先がきつくなり冷や汗をかいた。 長年靴を履いてきたが高齢になっても靴で失敗する、そのような語り口でした。 それで改めて靴を購入しようとしたところ、「つま先はゆったりがいい」という言葉を出されて、ほんとにその通りと思ったそうです。 しかも若い販売員に教えられた、と。 

その上顧客は突然の葬式に履いていったそのフォーマルシューズに、過去に失敗(きつすぎた)したことをまったく忘れていたと言う。 それほど足もとは忘れやすいところです。 

改まった式場では終わるまできちっとした姿勢をとることが求められるが、それだけに靴の役割は大きくデザインだけではありません。 ましてお酒が入ると足もとにむくみが生じやすい。 つまさきゆったりが一番なのです。
足と靴健康アドバイザー 大木金次 №2631


2020年5月16日 (土)

靴販売員に感激・・・階段でも試し履きをさせてくれた 

「階段にお連れして履き心地を試して頂きます」と言って顧客を案内した販売員、フィッテングが終了し顧客がお帰りになってからその販売員は実はということでその内容を教えてくれた。
階段でも安心できる靴を探しておられたようでした。 底の滑り具合を試したい、そのような顧客は結構多いようですが靴選びは本当に様々です。 靴選びは年齢と共に誰でも慎重になるものですが、そのポイントはいろいろで顧客から伺わなければわかりません。

たまたま階段が靴売り場の隣にあることを顧客は知っておられたようで、ここで試させてくれるだろうか?と期待をされていたようです。 階段で滑りを確認した顧客は「おかげさまでいい靴が手に入った」と喜んでくれたとのことでした。 

これからは顧客に率先してお尋ねする必要があるようです。
「何か気になることはありますか?」という一言です。 しかしそのタイミングが大事です。 靴の心配は誰もが抱えていることですが、それを購入時に話を切り出せない顧客がほとんどのようです。 今回の顧客は「初めて階段で試し履きをさせてくれた」と語ったようです。 話を切り出すために階段の位置まで確認して売り場に入ってこられたのです。

靴底は滑りだけではなく階段に引っ掛かりやすいときもあります。 ヒールのアゴが下り階段で邪魔になる、そんな経験者は多いのではないでしょうか。 靴底の引っ掛かりはわずかなことのように思われますが、個人の感覚の領域に入ることの難しさを感じるところです。

足と靴健康アドバイザー 大木金次 №2626

 

2020年5月12日 (火)

靴販売員に感激・・フィッテング中に家族のイスを用意してくれた

今回の「靴販売員に感謝」の話は、お父さんの靴の購入に来店されたときの家族から感謝された話です。

奥様と小学生の子ども二人と共に4人で来店され奥様は座っておられましたが、子どもは立ちっぱなしでお父さんの靴の購入に聴き耳をたてていたようでした。
販売員はお父さんの足の計測や靴選びそして靴の出庫などであわただしく動いていたところ、近くにいた手のすいた販売員が、立っている子どもさんのために使用していないイスを持ち込んでくれたのです。 その心遣いに奥様から感謝をいただいたのです。 

売場一丸となって顧客に視線を向け、何かあったら気を利かせる、このようなことは指導できるようなことでもありません。 顧客がお帰りになってから、感謝を頂いたことをイスを据えた販売員に伝えました。 この販売員は長年靴の販売に携わっていた方で常に顧客目線でフィッテングしている方です。

家族で来られるとお父さんの靴選びにいろんな話を入れる方がいます。 そのたびにフィッテングに集中できなかったり振出しに戻ることが多い。 特に家族が周りで立っておられるととかく口を挟まれることが多いものです。
実はそのようなことにならないようイスを増やして座っていただくのですが、しかしこのような配慮はなかなかできることではありません。
最近靴売り場の中央に大きなソファを設置する店が増えていますが、その理由は家族に落ち着いていただくものなのです。

靴のフィッテングは非常に気をつかいます。 販売員より購入するかたのほうが神経が疲れるもの、靴選びは大変という顧客は多く、身体の調子を整えて来店するという方もおられます。
家族で来店されたときはどうしたらフィッテングに集中できるか? それには靴販売に相当なキャリアが必要のようです。 販売員に年配者が多いと若い販売員は勉強になると言われます。 靴の販売にはキャリアの深い販売員は貴重な存在です。

足と靴健康アドバイザー 大木金次 №2625

2020年5月 6日 (水)

靴販売員に感激・・同じサイズを2足履かせてくれた 

今回のテーマ「同じサイズ2足を履かせてくれた」という内容は、顧客が靴購入後わざわざ私に話をしてくれたことです。その顧客は何度もご来店を頂いているなじみの顧客でした。 よほど感激されたようで、「何十年も靴を選んでいるが同じサイズを2足試したのは初めて」と語っておられました。 そして「同じサイズでもずいぶん違いがあるものですね、あの若い販売員に教えられた」と興奮気味でした。

Dsc03630-2売り場ではテーブルワゴンを使ってできるだけたくさんの靴を乗せ店頭に出庫しています。 指示されたサイズと前後のサイズ、またカラー違い、お勧めの靴などを乗せるとすぐに6足ぐらいになります。
その中に今回は同じサイズをもう一足乗せ履いていただいたということで、別段変わったことではありません。 たまたま同じサイズが2足ストックにあったのでついでに出庫したとのことでしたが、顧客にとっては初めての経験だったようです。

靴のフィット感に同じものはない・・・店頭において常々そんな話をしています。 そのようなことはテキストには記しておらず経験上から話をしているものです。 それを実行してくれたことは大変うれしいことです。
しかし売り上げ目標が未達などのときは、気持ちに余裕がなくなり、なかなか実行できないものです。

顧客の「勉強になった」という言葉はとてもありがたいことです。 おそらくその顧客は今後どこの店でも同じサイズがあったらもう一足履いてみたいと申し出ることでしょう。 そうすると日本の靴のフィッテング技術がいっそう評価されていくのではないでしょうか。 そう願いたいものです。

足と靴健康アドバイザー 大木金次 №2622

2020年5月 2日 (土)

サンダルの鼻緒、高すぎるとゆびの間が擦れやすい 

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鼻緒の高さは親ゆび付け根ほどの高さが歩きやすい。
ところが近頃のサンダルをみると下記の写真のようにずいぶん高い・長いものが多くなってきました。 その上浮きゆびが多くなり力が入りにくい若者が増加し、ゆびの間が摩擦ずれで困っている様子を散見する。 そのような経験をすると二度とサンダルに手を出さなくなってしまう。 そのような苦労話が聞こえてきます。

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その点日本の下駄や草履の鼻緒はよくできている。 親ゆびの高さよりやや低く設定されているはきものが多い。 下駄草履に履きなれた人は、最初手で鼻緒をもみほぐしての高さを慣らしてからゆびを通している。 これは誰に教わったものでもなく見よう見まねで覚えたのか、そんなところに人の知恵を感じる。 伝統や文化とはそういうものかもしれません。 特に外国製は日本のはきものに見習う必要があります。

鼻緒にガーゼを巻いてゆびの痛さを我慢していた人がいた。 しかしあまりにも鼻緒が長いため擦れが止まらない、結局改善策は見当たらないのが現実、はきものの痛みを解消するすることは実にむずかしいものです。

足は身体の土台、土台をいじることは大変なこと。 
新築するときは皆土台作りに慎重になるが、それは土台の重要さを理解しているからです。 高層ビルやテレビ塔などの建築現場をみると多くの期間が土台作りに費やされている、それほど重要なポジションなのです。  
足もとにも、建築物の土台のような発想ができないものでしょうか。

鼻緒の付いたサンダルの購入は、素足になってよく履いてみるなど慎重に選びましょう。

足と靴健康アドバイザー 大木金次 №2620

2020年4月24日 (金)

靴べらは踵まわりの内側に挿入する 

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踵まわり内側とは上記の写真の通りの位置です。
右足の靴に靴べらを挿入しているところですが、フィッテングチェアを使用すると、特に踵が靴の内側に出てしまいます。 立ったままでも踵を上げると靴の内側になります。 そうすると靴を履くにはどうしても靴べらが欠かせません。

下記の写真は靴べらを挿入する位置、膝の真ん前に目があります。 ニューヨークで視察したときのフィッテングシーンですが、このような姿に、靴を合わせるという意気込みや熱意がシューフィッターに感じます。 このようなポーズをする販売員が最近日本にもたくさん現れてきました。 シューフィッターの仕事、正にここにありというところです。 どのように踵が靴に入るか?その一瞬にかかっているのです。 踵が靴の中でしっかり落ち着くかどうかをみています。

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私は右利きで、左の靴にフィッテングをするときも右手で挿入します。 そのためにイスにかけるときは、イスの位置を少し左足のほうに置いています。 その結果同じ位置で右手で左右のフィッテングができる。 イスがなく膝をついてフィッテングをする場合も左足に寄った位置に腰を下ろしています。

一般の方が自分で靴べらを使う場合は右手から左手に靴べらを持ち替えるほうがしっくり足が入るようです。 左足には靴べらを右手で持ち、右足には靴べらを左手に持ち替えるということです。

「どのように踵が靴に入るか?」と記しましたが、その感触は目よりも手の平の感覚が決め手になる。 指を含め手の平いっぱいでわずか数分の一秒を感じ取っています。 この瞬間で踵に靴の腰周りがあっているのか、また左右差がないかを読み取ることができます。 
こんな話があります・・・踵が入った直後「いい感じですね」と申し上げると、顧客は「目に見えないのにどうしてわかるのですか?」と問われたことがあり、感心されたことがありました。 ただ私は左手ではその瞬間の感触を感じ取ることができません。

膝の真ん前に目の位置がある、写真はわずかな瞬間を見逃すまいといった一瞬のポーズなのです。

足と靴健康アドバイザー 大木金次 №2616

 

2020年3月28日 (土)

靴ひもの通し方は左右違ってもいい 

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一瞬見ただけでは気が付かないのが靴ひもの通し方です。 しかしそのような細かなことでも左右が同じ通し方でないと気が済まないという人はけっこう多いようです。 

写真は、右足の靴(写真)ひもは下から通しており、左足の靴は上から通しています。 前者をアンダーラップレーシング、後者をオーバーラップレーシングと言っています。
アンダーラップレーシングをすると、多くの方が使用中ほどよく締まってくれると感じるようです。 それに対してオーバーラップレーシングはゆるみが少ないと感じます。

どのような感じがするのか、締め方を左右チェンジしてみてください。 理屈が先か、足の感触が先か、やってみると大発見につながるかもしれません。 感触は人それぞれで言葉に表すことが大変難しいものです。
左右ある足は同じサイズではないことが多いものです。 しかも体重をかけると左右で違いが出ることもあります。 当然力の入り具合も違うことがあります。 そのようなときもっとも身近なフィッテング方法はひもの通し方を変えることです。
例えば、足の土踏まずが左右で違う、甲の高さや足囲に左右差がある、靴内の滑りが左右で違うなどと感じている方はひも通しを左右で変えてみていただきたい。 自宅の前が坂道であるという人もひも通しに関心を持ってほしいものです。
ひも通しはやってみてからの始まり、それでもいいのではないでしょうか
足と靴健康アドバイザー 大木金次 №2603 

2020年3月20日 (金)

靴の幅伸ばし

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足のサイズは常に動いている。 購入する店頭ではOKであっても、翌日履いてみるときつい・痛いということがあるものです。
そのようなとき助けになる物がシューストレッチャー(球環ハサミ)です。
使い方は簡単ですが、期待通りになるには数日かかることもありますので、購入後すぐ自宅前で試し履きをしてから伸ばしにかかるといいでしょう。 特に痛くなりやすい人、また痛みに敏感な方ほど慎重に試し履きをしてストレッチャーを使ってみましょう。

使う上でのポイントは、薄い革や布をアッパー表面に乗せてから伸ばすこと。 さらに一度にきつく伸ばすと革に亀裂が入ることがあるので要注意です。 特に購入後年月の経っている靴は革が硬化していることが多いため、慎重に革の加減を見ながら伸ばすことが肝要です。 柔軟剤を振りかけてから伸ばすこともよい方法です。
また、アッパー(甲革)が厚い場合も柔軟剤を振りかけながら行うと伸びやすいようです。

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上記のストレッチャーはさらに大型のもので力が加わりやすい道具です。 輪ゴムを止めていますが、アッパーを伸ばしたままにして止めておくときに使います。
靴の伸ばす部位は、最も多いのが外反母趾などの第一趾のボール部(ゆびつけね)、それから第五趾、第一趾のつま先、その他のゆび上部、踵骨の後方部など。
伸ばし終えた後は靴クリームで保湿をすることをお勧めします。
足と靴健康アドバイザー 大木金次 №2599

2020年3月16日 (月)

後ろにイスがあるのに なぜ膝をつくのでしょう

日本はイスの文化ではないということを示すような写真です。

イスが見えにくい写真で恐縮ですが、イスが空いているのに膝をついて靴ひもを直しています。 若い方のようですが、高齢になるとできるしぐさではありません。 しかし膝をついてきっちり結んでいる光景に清々しさを感じます。
 

靴というはきものは着脱するときや、ひもを加減するときは、どうしてもイスが欠かせない。 イスのかけヒール部をトントンし、トウを立てたままひもを結んでほしいものです。

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写真のような光景をみると「靴はイスに座って履く」という啓蒙があまり浸透していないようです。
靴屋さんの店頭にイスがあるところが増えているが、なぜ座るの?といった疑問もわかない。 販売員に勧められ何も考えずに座っているというのが現実のようです。

足と靴の科学ですが、靴の中で座位から立位になると足長は長くなり、そしてわずか前滑りを起こしやすい。 つまり地面につくと足は長くなり、離れると短くなる、その繰り返しが歩行中の足である。 歩行中の足は常に変化しており、靴ひもの役割は大変大きいと言える。
そのような靴内の状況がまだまだ知れ渡っていないようです。 忙しい店頭、靴選びの中では語られない話です。

家庭の玄関にイスを置いているところはごくわずかです。 上がり框(かまち)のあった頃は非常に便利なものでしたが、ぜひ小さなイスを置いてほしい。
家庭の玄関でイスに座る習慣をもてば、写真のような光景は少なくなるでしょう。

足と靴健康アドバイザー大木金次 №2598

2020年3月14日 (土)

靴の中で足は移動している

写真は極端なものですが、足は靴内でずいぶん移動しています。 これで、つま先は靴先端に当たっていないのでしょうか? つい心配になります。
シューフィッテングからみるともう少し足の移動が少なければ、足ゆびが動きやすくなり力が入りやすくなるのではなかろうか? 
の足の移動・滑りについては個人の感覚が優先され他人の入り込むスキはないようです。(写真は産経新聞から 2019 9 8)

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靴内では普段でも足は移動しています。 一般的に歩行時平均4㎜程度は移動していると言われます。 靴内で4㎜も移動していても不安定さも感じず何の不自由がないことに身体のすばらしさを感じます。

ところでつま先余裕の話になりますが、体重をかける(踏み込んだ時など)と足は6ミリほど伸び、歩行時と合わせて何と10ミリも前方に移動するなることがあります。
このようにみると靴の履き方は非常に重要になることがわかります。 靴ひもに手をかけずに履いたり、靴ベラを使わずに履くことなど考えられません。

靴内の足の伸びや移動を考えると、ソックスによる滑りや靴内部の素材などにも関心がいきます。 大袈裟ですが靴を選ぶことは難題なことです。 靴内では足ゆびは常に動きやすくしておくことが求められています。 最も敏感に反応するのが第五趾で痛みの始まりになる人が多いようです。 
第一趾の長い人が圧倒的に多いですが、靴のデザイン上第五趾への圧迫のほうが早く起こりさらに痛みが強いようです。

自宅周りが坂道の多いところに住んでいる方は写真のようにようになりやすいため、靴選びは慎重にすること大事です。

足と靴健康アドバイザー 大木金次 №2596

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