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2020年4月18日 (土)

後足部に靴を合わせる 

靴合わせでもっとも難しいのが足の後足部です。
踵周り、そして土踏まず部、さらに足の内側外側のバランスなど、どれをとっても一言では解決が大変なところ、さらに左足と右足の高さのバランスも重要です。
しかし踵周りのフィッテングは野放しのような人が多い。 足の踵が脱げ加減でも気にしない人があまりにも多すぎます。

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後足部は踵骨一点(下記写真)で支えられているため、常に倒れやすい構造になっている。 それはショックを少なくすることに寄与しているが、踵周りの大きな靴を履くと安定しにくくなり土踏まずの低下要因になってしまう。 踵周りの大きさとともに靴の腰回りには硬い月型芯の入っていることが欠かせない。 つま先の動きにくい小さなサイズを履いてしまうと踵のバランスがさらにとりにくくなるのでしっかりフィッテングをすべきです。
下記の写真の矢印は荷重ラインですが、脛骨(スネ)の真下に踵骨がないことを示しており、足は常に内側に倒れやすい構造になっている。

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このような構造から靴はまず踵周りを合わせることが重要であることが理解できます。
ところが日本では踵周りの大きな靴が多すぎるようです。 幅広甲高と言われた時代の延長にまだあるようです。しかし最近はその逆になってきている足が多くなっています。 それでも靴の改善が遅れ気味のようです。 きついより大きめのほうが「楽」と言った靴合わせが続いているのでしょう。

土踏まず部のフィッティングはみえにくく難しい。 さらに踏まず部は感覚が頼りになっており個人差が大きい。 50才ごろから土踏まずの低下をみる人が多くなるようです。 慎重なフィッテングを願いたいものです。
足と靴健康アドバイザー大木金次 №2613

2020年4月16日 (木)

中足部に靴を合わせる 

前回の前足部に続き今回は中足部に合わせる靴について記します。
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中足部は横アーチをつくる重要な骨格です。 年齢と共に増える外反母趾も中足骨の影響が大きいが、その変化は当人にはほとんど気が付かずに進行します。 それだけに靴選びなどの際にはシューフィッターのアドバイスを受けることが大事で「外反母趾予備軍」などの話が出ることがあります。

昨年出版された「究極の歩き方 講談社」には足形と歩き方は50才ぐらいから変化するという大変ショッキングな指摘がありました。 その中に外反母趾は華奢(きゃっしゃ)な足をしている女性に多いとして三つのアーチを解説し、そのひとつが中足骨です。 

横アーチを維持するには、前回記したつま先の力が欠かせません。 当然ですが二つの縦アーチも関与しており、お互い様というところでしょう。  
つま先の力を発揮するには足に合った靴選びとなりますが、今回の中足骨の機能を維持するには靴合わせが大事です。
足の計測の中に足囲(甲回り)がありそのデータでEやEEなどの太さが表示されます。 


計測データより太めの靴を選ぶと中足骨がまとまらず力が入りにくくなりやすい。 多くはデータより細い靴が適当でそのわずかなしまりが非常に重要です。
靴内でいつも前滑りする靴を履いていると、中足骨骨頭にタコが発生しやすくなり痛みのため前足部のつま先に力が入りにくくなります。 その結果はすり足やうっ血など様々な症状が出やすくなりますので、靴選びの勘所となる。
 
「きつい靴はいや」という方は太い靴を選ぶ方が多いようで、そうすると横アーチが低下しやすくなりますので、しっかり靴を合わせることが大事です。 

足と靴健康アドバイザー大木金次 №2612

2020年4月14日 (火)

骨格に靴を合わせる 

骨格に靴を合わせる・・・しかし足の骨格は簡単には見えない、それだけに骨格に合わせる啓発はそう簡単なことではないようです。
今回は前足部のつま先部分のフィッテングについて記します。
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骨格図の中でもっとも動きやすいと思われる部位はつま先です。 反対に動きにくい部位は後足部の踵周り、誰でも一目でわかります。 
しかし現実靴を履いている様子をみると、上に記したことと真逆になっている人があまりにも多いのです。 つまり靴の中でゆびはまったく動かず、踵周りはブカブカという履き方です。
ゆびの形をみると上の図では、第一趾第二趾が最も長くなっています。 履く靴も第一、二趾の長いトウ(靴のつま先)の靴を履くべきです。 そのような靴を床に置き左右をピッタリつけてみると前足部がま~るくなる。 足の前足部も左右を合わせるとま~るくなっていることに気が付きます。 ところがそのような靴を履いている人は子どもぐらいで、大人は皆無に近い。

骨格(足)の重さについて、図から何となく見ることができます。 最も重く見えるのは踵周り、つま先はもっとも軽く見える。 それは骨格の太さから当然なことで、靴の重さも足と同じであるべきです。 
華美なデザインをトウに付けたり、太すぎる重いトウ、長すぎるトウなどは、つま先の骨格から相反していることがわかります。 例えばトウに鉄素材が入っている安全靴は、重さで悩んでいる人が多い。 最近はプラスチックが使用され軽くなっていますが、それでも会社内でも事務所から安全靴を履いているところを見受けます。 できれば安全靴は必要な場面だけに使用するなどの配慮はまだまだのようです。

足は常に前進をしている。 その結果靴内ではどうしても前滑りが発生しやすい。 そうすると足の前方と高さに充分な余裕が欠かせず、狭くなるとフットワークが極端に小さくなり疲れとなってくる。
地面の凹凸にそれぞれのゆびが敏感に働きストップにも活躍をする。 姿勢をとるのもゆびである。こんな多くの機能を有する足ゆびにもっと関心をもってほしいものです。
骨格通りに靴選びをすると結果はバラ色になってくる。
次回は「中足部に靴を合わせる」と題して投稿いたします。
足と靴健康アドバイザー大木金次 №2611

2020年1月 4日 (土)

錦帯橋に似る足の骨格 

足の骨格は錦帯橋に似ていると言われています。 写真のようにしっかりとした石組みから足骨格を想像される。 石一つに歪みが入るとすべてに影響が出る。 そのような崩れかたも足骨格に似ています。 

人の足は最下位にありしかも動物と違い二本足、長生きするほど足の環境はつらいものになっていく。 「老化は足から」それでも最後まで強い足で全うする人が多い。
片足に26個の骨があり左右で52個、この数は全身の4分の一にあたると言われている。 わずかな面積の足にこれほど多くの骨が存在することは、足はいかに重要であるかを物語るものです。

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足は丈夫なところですが、いったん歪みが入るとその影響はすぐに出てしまう。 二本足の辛いところである。 ねん挫は治りがはやいが、後年になり影響が出やすい、多くの顧客と接しているとそのような話をしてくださる方がいる。 
歩いていると左右の違いを感じずにいるが、計測をすると、ゆびの開きや踏まずの高さなどに左右差がしっかりみえることがある。 そんなとき「昔、足を壊したことがありますか?」と伺うことにしている。 2~30年も前のことですから、すぐに思い出す人は少ないが、靴のサイズを出庫をする合間などに「そういえば!」と思い出して語ってくれる。

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錦帯橋に似るとはいえ、足骨格は三点で支持している。 後足部は踵骨一点で立ち、常にショックに備えたり動きやすい行動がとれるようになっている。 それだけに骨格の歪みによる影響は大きくなる。 最近テレビでも「骨格のアライメント」が・・・・、とよく聞かれるようになったが、足ほど巧みにできているところはない。 
それだけに子や孫の足を丈夫に育て上げ、自分の足も大事に使っていきたい。
足と靴健康アドバイザー 大木金次 №2562

2019年9月30日 (月)

外くるぶしは靴に当たりやすい 

靴の購入時に気を付けていただきたいこと、そのひとつが「外くるぶしのフィッテイング」です。
その理由は靴のトップラインに外くるぶしが当たりやすいからである。 写真を見ていただくと、一目瞭然ですが内側と比べ外側のくるぶしが低くなっています。 
歩いていて外くるぶしが靴に擦れ痛くなった経験者は意外と多いようです。 そのとき、どのようにしてクリアしたのか覚えてますか。 痛いことは記憶に残るものですが、クリアした方法まで記憶をしている人は少ないもの。 足もとは忘れやすいところ言われています。

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購入時にチェックする方法
・・・外くるぶしの靴のトップラインの高さに左右差がないかを見ることです。 その方法は外くるぶしの位置に手の指を差し込み左右の差を確認することです。
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・・・次に履いてみて左そして右に回って歩いてみること。 回ったほうの外くるぶしがわずかに下がるため、トップラインに当たることがあります。 

使用中に外くるぶしが当たって痛くなったときは、
・・・まず靴のトップラインを手の指で軟らかく崩して押し下げることです。 硬い革靴の場合は何度も押して下げること。 擦れて痛くなったら絆創膏を貼ることです。
・・・それでも当たるときは、ティッシュペーパーやハンカチなどを踵下に敷くことです。

靴のトップラインの高さは平均的な高さに設定されてますが、靴を作る際のつり込みに左右差が出やすいことがありますので、購入時はチェックする習慣を持ちたいものです。

足と靴健康アドバイザー 大木金次 №2,515

2019年6月 6日 (木)

足裏を押すと、位置によって動くゆびが変わる 

「足裏を押すと、位置によってゆびの動きが変わる」・・・そんなことは当たり前のような話ですが、実際はなかなか気がついていない人が多いようです。
 
実は足と靴の話をしている中で、実際に足裏に手をやりゆびの動きを検証しています。  実行していただくとゆびが動く人はほんの数人ということが多いのです。

足裏内側の土踏まず中央部を押すと第一趾が真下に動きます。 
その他、踏まずの中央部を押すと、また踏まずの外側部を押すと、その時のゆびの動きは様々です。 いろいろやってみていただきたい。 
ここでちょっと考えてみてほしいのですが、もし石ころを踏んでもゆびが動かなければどうなるでしょう? 転倒しまうことが明らかです。 そのためにも足のゆびが常に反応するようにしたいものです。
五本のゆびが軽快に動くよう毎日足裏を手の指で押すことが大事なことです。

人の足は生まれながらにして器用に動くようになっているが、どこに行っても凹凸の少ない路面ばかり。 そのためいつのまにか足ゆびが動きにくくなっていく。 中には足が眠ってしまうという人さえいます。 
ウォーキングなどでは努めて地道を歩くようにしたいものです。
また一般の路面では靴底が厚すぎないことも大事なことです。

足と靴健康アドバイザー№2,458

2019年5月24日 (金)

器用な足・・・スカイツリーの足も三点支持

 

Photo_2スカイツリーと足というまったく違うものを比較の対象にすること自体苦しいものがありますが、多くの方に記憶願いたいために引用したものです。

物体が立つには三点あれば充分であることは誰でも承知しています。 最小の面積で建っているのがスカイツリーです。 
直立のスカイツリーには芯柱が施され重心を一定にしていると言われています。 古来から建っている五重塔の芯柱と同じような仕組みです。 また地中には、三点の支持のスカイツリーの足は
50mも潜っている。

実は人の足も三点で支持している。 しかも片足立ちもできる。 人の体には芯柱に代わる脊髄と腰骨の関係。 スカイツリーはよくできているが、人の体はそれ以上である。
ただ人は生まれたときは全く立てなかった。 栄養を吸収して見よう見まねで育っていく。 同時に闊達な運動が功を奏して小さくとも強靭な足になっていく。 その期間は15~18年ほどの歳月を要する。
人は立つことで明晰な頭脳になったという、しかも高齢になってもかくしゃくとした歩き方です。

4 長年にわたって育ったあしは繊細で器用で他の動物を上回りますが、
ここで問題になるのが履きものである靴である。 すばらしい仕組みの足が靴で困ることがないよう,靴に関心をもってほしい。 
三点支持の足が合理的に活かされるよう願っております。

靴を理想的に使いこなすには、それ相当の学習が必要になるようです。

足と靴健康アドバイザー【大木 金次】〈№2,452〉

 

2019年3月22日 (金)

軀立ち(からだち)  

少年ブックスとして発行された「足のうらをはかる(下図)」は」全国学校図書館協議会選定図書になっている(1978年発行)  漢字には仮名がふられ大きな文字で大変読みやすい。

その前書きの冒頭に次のようなことが載っている。

「からだ」ということばは、人が立っているようすをあらわす『軀立ち(からだち)』からうまれていることはおもしろいことです。  そして、その「からだち」のしくみとはたらきについてけんきゅうするために、足のうらをはかること、これがわたしのしごとです。【足のうらをはかる 平沢彌一郎 (株)ポプラ社】

Img表紙中央の左右の足に挟まれた明るい点は重心を示しています。
当然なことですが、この重心は立ち方で位置が変わっていく。  このような話は簡単そうですが、以外に難しい内容で簡単に理解することは大変なことです。
研究者 平沢彌一郎氏は、ピドスコープを開発された方で、その苦労は並大抵ではなかったようです。

人が立っているようす「軀立ち」と言われると、山門に立つ仁王様を一気に思い起こすが、実際は片足立ちもでき柔軟である。  その姿をとるには何の抵抗もなく、人によっては無意識にこなしているように思えることがある。

無意識に動く足は、いつの間にか足で立っていることさえ忘れてしまっている。  もし足の動きに常に意識していたら、疲れ果ててしまうでしょう。

からだを大学で学ぶと最初は頭部から始まり、卒業するまでに足に到達しなかったいうドクターがいた。  最近はそのようなことはないと思われるが、足の大事さがどうも後回しになっていたようである。  今でも後回しになっているかもしれない。

立つことで身体になっている事を改めてかみしめたいものです。
つまり足の上に身体があるといっても過言ではないでしょう。

上記に記されていること、記したことは、奥が深くとても大事なことです。 このような内容が少年ブックスとして発行されていることに驚いています。

足と靴健康アドバイザー【大木 金次】〈№2,421〉

2019年3月20日 (水)

中足骨骨頭がみえる  

写真は横アーチと言われるところで、ゆびをグーにすると中足骨の骨頭がみえる。 
ところが、最近は扁平足ぎみの人が多くなったと言われ、この横アーチも扁平にみえる人が増加しているようです。 

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横アーチが扁平になると、立っているときでも不安定になり、歩く動作がかぼそく見え全身が落ち着きのない様子になりがちです。
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足は三点支持で立ち、その三点の間にはアーチを形成しており安定を保っている。 そのアーチとは、踵骨と第一中足骨骨頭、踵骨と第五中足骨骨頭、そして第一中足骨骨頭と第五中足骨骨頭の間です。 
毎日使うもの、たとえばペットボトルや茶碗にもアーチがついています。  属に底上げと言われているところで底が丸くなり中央がくぼんでいる。

足の支持はペットボトルのような丸ではなく三点で立っていることで、ボトルよりさらに安定感を増しています。  その上三点支持になることで、安定とともに動きやすくなり機敏な機動性がうまれます。  足は実にうまくできており「神の領域」を感じるという研究者がいます。

足ゆびに強く力を入れてみてください。 力を入れても写真のように骨頭が見えないときは毎日力を入れる運動をしてみてください。 つま先立ちも一つの方法で、朝のラジオ体操では最初の「背伸び運動」の次に入っています。  この運動はとても大事なところで指導者はかならず踵をあげてくださいとアドバイスをしています。

横アーチが低下すると、力が入りにくくなり第二中足骨骨頭あたりの足底に「タコ」が発生しやすくなり、その痛みで一歩ごと破行する姿になりやすい。 そして疲れやすくなります。  このようなときの改善はシューフィッターに相談することがもっとも近道です。

足と靴健康アドバイザー【大木 金次】〈№2,420〉

 

2019年2月20日 (水)

足はゆびで立つ  

最近立ち姿をみるとやや後傾している人が多くなっているようにみえる。 後傾とは極端かもしれないが、棒立ちと表現したほうが適当かもしれない。
足ゆびにあまり力が入っていず,踵部重心でそのまま立っているようにみえるのです。 
実際フットプリントをみると、浮きゆびが目立つようになってきている。
立ったままで五本ゆびソックスが穿けないという人は大変多い。 
そのような人に「ゆびに力が入ってますか?」と聞くと、とっさに「ん?」と返事のようなうなづきが聴こえる。 ゆびで立つことを忘れているように思える。  
片足立ちをしてみてください。 何となくゆびに力が入っていず踵重心になってはいませんか。   
      024jpg 016jpg  
姿勢がわるい人ほど片足立ちは容易にできない。 同時につま先に力を入れることが習慣になっていない。 長い靴生活のせいでしょうか?

Dsc03075jpg ゆびで立つことを習慣づけましょう。 
例えば歯磨き中は左右同時につま先に少し力を入れ続けてみては。
電車内で立っている間ときやイスに掛けている間もつまさきに関心をもってみましょう。 
ただ食事中はやめましょう。
写真のようなグーパー運動を毎日行いましょう。 朝起きる前ふとんの中でどうですか。

五本ゆびソックスを穿くコツは、イスに掛けゆびをグーしながらソックスのつま先まで進み途中でパーを強く行い、すぐソックス裏を床につけ五本の足ゆびでソックスの先までさぐるのです。 片足立ちで穿く場合は立っているゆびにしっかり力を入れ、やや前傾姿勢を保つことです。

写真はやや前傾姿勢の与謝野晶子像です。
足と靴健康アドバイザー【大木 金次】〈№2,407〉

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