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2020年8月10日 (月)

極上の靴への配慮 

靴箱を開いたところビックリ,発泡スチロールが甲のビット(金具)下に挿入され革を保護している。 

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保護されてなければ、ビットの跡が革にしっかりついてしまう、実際そのような靴がほとんどです。
靴にこれほどまでの配慮をみることはそうないものです。 

写真ではわかりにくいのですが、よく見ると革も極上の品質で、モカ縫いも一糸乱れぬ最上の出来上がり。 ライニング(内面)も総革で見ただけでも高額そう、出来栄えも最上質である。

このようなローファータイプのデザインがビジネスシーンでも使用されるようになってきました。 履いている靴をみたら洋服のファッションが目に映るようです。 爽やかで軽快、フランクにビジネスがすすむような気がします。 

ところで日本ではビットに配慮するような管理をしているところがごく少数です。 履きこなしのレベルは上がっているものの実際に履きこなしている人はまだわずかでしょう。 また靴づくりの現場ではまだ余裕がみえないというのが実際のようです。 価格が最重要視されているといっても言い過ぎではありません。 とくに履きものほど価格志向が強いといわれています。 

素足の文化の日本ですが、ヨーロッパなみの靴文化が醸成されるにはまだ時間がかかるようです。

ビットに枕を敷いてあげる・・・そのようなやさしい考え方が、顧客始め小売店そしてメーカーの方々に多くなってほしいと願っています。

足と靴健康アドバイザー 大木金次 №2669

2020年8月 6日 (木)

どうしてこのようなデザインを選ぶのでしょう? 

この時期ブーツの着用者は少ないがご容赦ください。

写真を見ると土踏まずあたりが低下し、ブーツのくるぶし周りが曲がって見える。 サイズが大きすぎるときもこのようになってしまうこともあります。 
これでは歩きにくいのではないでしょうか? 

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一瞬に気が付くことですが、後方から見るとタテラインが歪んでいる。 足に合わせたブーツ選びをすることが大事なことですが、その前にタテラインのあるデザインをどうして選んでしまうでしょう? 
この人にとってブーツが一番歩きやすい、なじみやすいと感じているのかもしれません。


おそらくブーツが写真のように見えてることに本人は気が付いていないのでしょう。 
自分の立ち姿ほどわかりにくいものはない、と言われているがまさにこのようなことです。 前方からであれば鏡を見れば気が付くが後方は鏡も役に立たない。 

このようなときはシューフィッターにアドバイスをいただくことが重要です。

販売員に尋ねながら買う、自分一人では買わないという代表的な商品が靴なのです。 シューフィッターがいない店などの場合は、気の利いた友人と一緒に靴選びをすれば、後方から見たときのアドバイスをもらえるかもしれません。

足と靴健康アドバイザー大木金次№2667

2020年8月 4日 (火)

路上で靴を磨く子ども 

兄弟と思われる子どもが一生懸命靴を磨いている。 
広島平和記念資料館には数々の悲惨な事、また当時の所持品が展示されている。 
その中に当時の靴を磨いている写真があり、その写真に必死の想いで見入ってしまいました。 

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上記の写真下部には次のような説明が記されています。
戦争末期、市内の児童のうち2万数千人が空襲を避けて家庭を離れ郡部へ疎開しました。 このため疎開児童の生命は救われました。 しかし市内中心部では原爆による一家全滅の例が多く、両親を失った、いわゆる原爆児童を多数生み出す結果ともなりました。 その数は2,000人から6,500人とまちまちで実態はつかめていません。とあります。

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立ったまま靴を磨く子ども、その前に腰をおろして靴に手を入れ磨いているもう一人の子ども。 座っている女性はストッキング?を履き、足の置き場もなく浮かしているように見える。 子どもは他の人の靴を磨く姿を見て、見よう見まねで一生懸命です。 まねとはいうもののその真剣な姿に女性は感心しているようにみてとれる。 本来であれば靴を履いたまま靴置き台に乗せ磨いてもらうところなのでしょう。 靴に手を入れ磨いている子どもの姿に感心しているようです。   

今まで、子どもが靴を磨いている姿を一人も見たことがなかった。 それだけにこの一枚の写真はショッキングです。 子どもは草履を履いて靴を磨いているのです。 
写真には広島駅前 1948年とあります。「広島平和記念資料館から」

足と靴健康アドバイザー 大木金次 №2666

2020年8月 2日 (日)

ウォーキングポールは60才ぐらいから使いましょう  

「ポールを使うのは恥ずかしい」そう思っている方が意外に多いようです。

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今回のテーマは、NHKラジオ深夜便(月刊誌 2019年1月号)に掲載の理学療法士・田中尚喜氏の話を参考にしました。
田中尚喜氏は、ポールを使うと3つの筋肉をしっかり使ったいい歩行ができると記しています。 
その3つとは、大臀筋・ヒラメ筋・そして大内転筋です。

その機能を簡単に記すと、
大臀筋が衰えると歩くだけではなく、立ち続けることや姿勢を安定させることがつらくなる。
ヒラメ筋はふくらはぎの奥にある筋肉で、歩行時に脚が地面に押し出す際に使われる。
大内転筋は、脚のふとももの内側にある筋肉で、片足立ちをしたときに支えとなる。 ふらつくともう一方の脚が踏み出しにくくなる。 また膝を伸ばしたり股関節を動かすためにも必要な筋肉です。

80才を超えるとパラシュート反射(転びそうなとき手が前に出るという反応)が低下する。 そうするとそれを阻止しようと膝や腰が曲ってしまう。 そこでポールを使うとそれを予防し背中を伸ばして歩けるようになる。 しかし80才になってから使い始めるのではうまく使いこなせん。 
60才くらいからポールを使って自分の筋肉で歩くことを身につけましょう、と記しています。

姿勢が伸びると膝も伸び歩幅も伸びる、そしていい気分で歩ける。
メリットは他にも、それは芝生や悪い路面でもふらつかないため足趾がふんだんに使え、安定して歩ける。 これが最大もメリットかもしれません。 またポールによって腕にも筋力が付くような気がします。 

足と靴健康アドバイザー 大木金次 №2665

 

 

2020年7月30日 (木)

定期的に靴をチェックしましょう 

履いているパンプスは平らなところに置いて定期的にチェックしてみましょう。 
そうすると写真のような歪みに気づくことがある。 

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ヒールの高いものほど、変形すると歩きにくくなるようですが、タウンシューズやスポーツタイプの靴もこのように後部からチェックする習慣をもってほしい。
そのとき大事なことは、平らなところで左右を同時に比較することです。 左右あるものは難しいと言われるが、靴売り場の店頭でみていると、多くの方が左と右の靴を別々に持って見ている方が多いようです。 両手で左右を持つということが少ない・・・それは左右を同時に持つものは靴ぐらいで、同時に持つという習慣がないからです。
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ところで写真のようになる要因は様々ありますが、多くはアーチの低下によることが多いようです。 特に外反扁平という状態、写真では右足だけが外反扁平になっているようです。
右の図ですが、踏まずが下がる(←)とゆびは外側を向いてしまう(→)ことを示しています。 その結果第五趾(こゆび)に痛みが発生しやすく、時にはタコができることもあります。 靴をみると第五趾側の革が切れてしまうこともある。

顧客と共に写真のような靴を見るみている時、冗談ですが「革(靴)が切れてよかったね」と話をすることがあります。 革が切れなければゆびの痛みは相当厳しいものになることが予想できるからです。 一歩一歩つらい状態で跛行している様子を見ることがありますが、このようなことから始まっていくようです。

写真のように靴が傾いてきたらシューフィッターに相談しましょう。 
なぜこうなるのか? どのような靴を選ぶべきか? そしてフィッテングまでしっかり聞いておきましょう。
足と靴健康アドバイザー 大木金次 №2664

2020年7月22日 (水)

お尻の筋肉がおちている人が目立つ

いかにもがっちりしているように見える人でも裸になるとみすぼらしく見える高齢者がいる。 それは後ろ姿で特にお尻の筋肉がたるんでしまいヨコスジが何本も入っている人をよくみる。 そのような人に限って立ち方や歩行がひ弱にみえる。
そのようなことに気づいたのはお風呂に入った時(スポーツクラブ)でした。 

Dsc00585 時にはがっしりした体格の人が入ってくる。 腰周りはプリプリで上背を上回る太い下半身、太ももに合うスーツがないのではと思ったほど、聞いたところ大学で野球をやっているという若者でした。 こうして比較をすると人は年齢には逆らえない、それは間違いないようです。  

お尻の筋肉、大殿筋は骨盤を支え姿勢や歩行において重要な役目を担っていると言われています。

こうしてみると身体を
維持する部位で大事なところはまず腰周りのようです。 しかし多くの人は下半身より上半身のトレーニングに時間を費やしているようだ。 見た目第一といったところです。
ただ
自分のお尻に気が付いていないのではトレーニングにも気が回らないのは当然です。 後ろ姿が見える鏡はないものだろうか。 あったらお風呂場に設置してほしいものです。

最近の身体計測計は筋肉量を測ることができる。 しかも上下・左右の割合まで出るが、肝心のお尻の筋肉量といった細かなところまでは無理のようだ。 ただ
計測計ばかりにたよらず立ち方や歩き方を見ればおおよそわかります。 トレーニング中にアドバイスがほしいものです。

足と靴健康アドバイザー 大木金次 №2660

2020年7月18日 (土)

こんなに傷んだ靴 

腰裏のひどい摩耗、若い方に多くみられるようです。
ひも結びをみても結び直したような感じではありません。 その上左足の結びがタテになっており、右足はヨコに、結びに一貫性がなく落ち着きのなさも気になります。

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これほどの摩耗をみると、あまりにも仕事が忙しすぎるというようなイメージが湧いてきます。 おそらく仕事量よりも気持ちに焦りがあるようにもみえる。 そして重いバックを持ち歩き大汗を拭きふき小刻みに歩いている。 外回りが多く脱ぎ履きが多いような仕事なのでしょう。 靴べらを持つことまで気が回らないのかもしれない。 

お得意様の玄関で靴を脱いで上がっても、靴の傷みに気が付かない?  お得意様はどう思っているのでしょう。 おそらく良い方に来ていただいている、助かっているとお思いかもしれません。

写真のような履き捨てのようなセールスマンを今まで数多く見てきました。 どの方もやりてのかたばかり、しかし足もとまで気が回っていない人が余りにも多すぎます。

我々靴を販売をしている者は、このような靴を見て一言啓発をしたいところです。 

足と靴健康アドバイザー 大木金次 №2658

2020年7月 6日 (月)

ヒールの摩耗に関心をもちましょう

写真のような靴を履いている人に出会ったらアドバイスをしましょう。
ただ他人の履いている靴には慎重に、身内でしたら改善を言いましょう。
このまま履き続けると足の骨格に歪みが起こり取り返しのつかないことになります。

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どの靴もこのようになる場合はシューフィッターに相談をして靴を求めることが大事なことです。 そしてなぜこうなるのか?という肝心なことをシューフィッターに聞き理解する必要があります。 ソールがやわらかすぎるから・・そのような単純なことではないようです。
今まで履いている靴を靴箱から出して見てみましょう。
すべてが同じようになっていれば、自分一人で靴を購入しないことです。

自分の歩き方は自分ではわかりにくいとよく言われます。 その延長に、履いている靴の変形に気が付きにくいものです。
誰でも足もとを指摘されることは、とても不愉快なことです。 手先を指摘されるのとは格段に違いがあります。 足で立っているという基本を、心底からえぐられる、そんな気持ちになるのです。 

写真のような靴を見て、靴屋さんは相手を観察しながら慎重に言葉を選んでゆっくり話を出すようにしています。
足と靴健康アドバイザー 大木金次 №2652

2020年7月 4日 (土)

本底との間が空きすぎる靴 

下記の写真はヒールをしっかりつけると本底が接地していません。 このような靴をみて「靴型のたらい回し」という人もいます。 つまり設計通りのヒール(高さ)が取り付けられていないことを示すもので非常に歩きにくくなってしまう。

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このような靴を履いて立ってみると一瞬でわかりますが、前傾姿勢になりしかもヒールの前方が踵真下に当たって不快な感触になりやすい。
また一歩ごとにカタンコトンというような音を発することがある。
さらに腰周りのタテのカーブ(アキレス腱部分)も合いにくくなってしまう。
この写真、手を放してみると前足部がついて空間が見えなくなりますが、反対にヒールの後部が空いてしまいます。 そのため上記のようにいろんな問題が発生してしまうのです。
靴選びは履いて歩いてみてから、そんな基本を忘れて購入すると大変なことになります。
履いてみる前に平らなところ、できれば目の高さぐらいのところに靴を置いてみて靴の姿勢をみるぐらいの余裕を持ちましょう。
足と靴健康アドバイザー 大木金次 №2651

2020年6月28日 (日)

すり足歩行に気づいていない・・せっかくのウォーキングがもったいない

試しに、すり足で歩いてみると太ももがたるんでいるように感じる・・・これってなんだろう?
歩いているのに「もったいない」と感じます。

先日の朝、小生と同じぐらいの友人にすり足の話をしました。
ちょっと失礼に聞こえるかもしれませんが、あなたが今すり足をしてますが、その音が聞こえますか?と聞いてみました。 「いや」との返答でした。 やはり聞こえてないのですね、と言いましたが不思議なことです。

自分自身のすり足は聞こえない、これはすべての方がそのようなことのようです。 ただ歩き始めは聞こえていたのかもしれません。 
聞こえているのは傍にいる人だけ、気にしなければいい話です。

ここで「もったいない」という発想をもちました。
その方は朝早くからウォーキングを兼ねて家を出ているようです。 しかしすり足をしていたのでは運動になりにくいのではないでしょうか。
すり足をしてみるとわかりますが、大腿の筋肉があまり使われません。 その上つま先の可動域も少ないため歩行幅が短くなり、逆に疲れが早く感じるようになります。

すり足が疲れる理由は他にもあります。地面をすって歩くため常にブレーキをかけながら進んでいるからです。 またつま先が使われなけば血液の戻りは少なくなり足が重く感じるようになる、そのようなことをミルキングアクションと言っています。

すり足の怖さは転びやすくなることです。 しかし本人はどうして転んだのか理解していません。 路面が滑りやすかったのでは?と多くの方が考えてしまいます。 
すり足の音が聞こえなくなる、という話はもっと怖いことです。

足と靴健康アドバイザー 大木金次 №2648

 

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