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2023年1月22日 (日)

ヒールの摩耗・・足が上がっていない 

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写真はウォーキングに使っているシューズです。 
後方斜めにラインを入れているが、これは歩行時の理想的な接地ポイントを示したものです。 足の運びは実に巧妙にできており感心します。 

歩行時、前に振り出した足の接地をみると、ヒール部(写真)のやや外側が接地します。 そして最終けり返しは第一趾(おやゆび)で行っています。 このような歩行を「あおり歩行」と呼んでいますが、音もせず疲れにくく長時間の歩行ができるというものです。

しかし最近はヒール後方(ラインの位置)が全く摩耗していない人を多く見かけるようになってきました。 また反対にラインの位置が激しく摩耗している人もいるようです。
人の歩き方は様々とはいえ、あまり極端な摩耗は決して良いものではありません。
その多くは足が上がっていない人です。 特に大腿の上がり方が小さい人、それから前足部の上りかたが少ない人です。
大腿の上りはごくわずかな違いで、見ていても判りにくいほどです。 筋肉をみると身体の三分の二が下半身にあると言われますが、運動不足になると下半身から影響が出ることになります。 しかし本人はまったくそのことに気がつかないものです。

そこでお勧めのチェックは写真の位置の摩耗具合をみることです。 中には左右で摩耗の位置が違う人もいます。 一か月に一度ぐらいは左右を同時にチェックしましょう。
とくに少し速足で歩いたとき疲れやすさを感じる人は、足の上がり方に関心をもってほしいものです。

足と靴健康アドバイザー 大木金次 №3108

2022年2月 8日 (火)

中底が割れている  

靴の中底(写真)には相当な力が加わっていることがわかります。 それは当然なことで、全体重が足裏に乗り常に屈曲しながら蹴り返しが行われているからです。 見るからに履き心地も悪そう。 履いた直後足裏に凹凸を感じながら家を出るのではないでしょうか? しかしだんだんと感じにくくなっていく、足裏って柔軟なところもあるようです。 

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歩きながら足裏に神経がいっていれば、目の前が不安になっていく。 ときには他人と当たってしまうことも考えられる。 そのような危険を身体は感じつつ、足裏の凹凸が感じにくくなるのかもしれません。
そのようなことまで思いを巡らすと、もっと靴の管理をしてほしいものです。 

この靴を履いている以上足はこの環境から逃げることができない。
    
これほど摩耗するには、履いている回数の多さだけではないように思われます。 おそらく足裏だけではなく全身に大汗をかいているのではないでしょうか。 さらに横アーチの低下もみられるようです。 強いストレスがかかり、そこに一歩ごとに曲げられ足も大変ですが、靴もたまったものではありません。 

足は身体の土台です。 靴を見なおすチャンスにしてほしいものです。
#足 
#靴 #シューフィッター
 
足と靴健康アドバイザー 大木金次 №2937

2022年2月 6日 (日)

靴先端の摩耗  

靴の先端がずいぶん摩耗していますが、今までつまずいたことはなかったのでしょうか? いささか心配になります。 これほど摩耗しているケースは珍しいかもしれません。
このような時、正にシューフィッターの出番といえますが、ただ聞く耳を持たなければ「馬の耳に念仏」になってしまう。 実はそのような方が意外に多いのです。

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このようなことは、前回トウスプリングでも取り上げましたが、靴本体のつま先の上がり(トウスプリング)が少ないときに多く発生します。 しかし最近の多くの靴は適当なトウスプリングが付いていますので、これほどの摩耗は少ないようです。 ただ路面の状況や足回りの環境からも擦れるような状況が出てきます。

写真からみると履いている本人の脚が上がりにくいような気がします。 つまり常にすり足で歩いているということですが、処分された靴のため直接歩行者の姿を見ていませんので詳しくは不明です。

靴選びと共に歩く姿勢の改善と言いたいところですが実際はなかなか大変です。 簡単なことであれば、今までに改善されているはずです。
靴選びはつま先上がりの強い靴やトウガードされたデザインなどが必要になる。 
ただつま先上がりが強くなると滑りやすくなることがあります。 またトウガードの強い靴になると、引っ掛かりが強くなり逆につまづいてしまうという問題も出てくる。

いろいろなことを考慮すると、最初にも話をしましたがシューフィッターに関与していただくことが最も大事なことになります。 靴を履いて歩く様を入念に見る、それからフィッテングと足もとの観察が重要になります。

足と靴健康アドバイザー 大木金次 №2936

2021年8月22日 (日)

靴の腰周りをつぶさないで  

写真の靴は、靴ひもがついていますが、靴の腰周りが少々やわらかいようです。
このような腰周りのつぶれた靴をみると、日本は靴脱ぎの社会であることがよくわかります。 歩きやすさより、玄関ですばやく脱ぎ履きができれば・・・そのような人が多いようです。

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腰周りのつぶされた靴にいい印象はありません。 「足もとを雑に扱うと他のことまで雑になってしまう」そんなことを提言している方がいるようです。

足もとは大事です。 その極めつけは「足は身体の土台」です。
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足の骨格を後方から見ると、踵部は一点で立っていることが判ります[写真] 前方は見えませんが二点で支持をしています。
そのため後方は常に不安定なのです。 この不安定さを少しでも改善するために、靴の腰周りに「月型芯」と言われる硬めの芯を挿入しています。 
踵周りが安定すれば、しっかり立て、つま先に力が入りやすく疲れにくくなります。

足と靴健康アドバイザー 大木金次 №2854

2021年3月12日 (金)

擦り切れている靴  

靴につくキズは様々ありますが、写真のような擦り切れは意外に少ないほうかもしれません。 その擦れる位置を写真でみると、靴の内側くるぶしの下あたりと、前足部のボール部や腰周りにも少し摩耗が見えます。

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なぜ擦れるのでしょう?
土踏まずの低下から擦れることがありますが、一見しただけでは土踏まずの低下は見えないようです。 ただ右の靴は見えないため何とも言えませんが。 靴ひもはしっかり結ばれています。 この写真は立っている姿勢で足の動きが見えないところで撮影したもので右の靴との関係が判りにくい。 目の前で歩いてくれればおおよそのことが判ると思われる。 おそらく左右の靴の間で発生しているような気がします。

話が変わりますが、今までのフィッテングから思い起こすと、左右の靴が擦れている人は何となく疲れていることが多いようです。  身体の疲れから靴が擦れるのか、その逆なのか、はっきりしません。

靴の擦れが常日頃の生活ぶりまで話が飛んでいくとは少々大げさな話ですが、足もととは不思議なところです。

今回は擦れる要因が何も思いつかず拙いブログになり恐縮です。
足と靴健康アドバイザー 大木金次 №2774

2021年2月22日 (月)

靴の部品が落ちていることに心配をしています 

ウォーキングをしていると、意外に目につくのが路面に落ちている靴の部品、中には剥がれたものや、劣化したものなど様々です。 
落ちている部品を見て一瞬思うこと・・・部品が外れ歩くのに非常に困ったのではないか。  またパンプス(写真左)のトップリフトが外れて滑りやかったのではないか。 どのようにして帰ったのだろうか?と心配になってしまう。

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ところで、靴は他の身の回り品と大きく違う、それは靴は身体の土台であることです。 
街中に大きな建築中の建物をよく見ますが、その建築の過程を見ていると土台を作るのに多くの日数をかけています。 しかし土台ができると上層部は見る間に出来上がっていく。 そこに土台の重要さを感じます。 
繰り返しますが靴は身体の土台、さらに動きが伴い足に同調する必要があります。 履きものを慎重に選んでほしい、さらに靴に投資をしてほしいと考えています。 

靴業界では、以前から靴は投資に値すると語られています。 その場限りではない、健康が付いて回るのです。

足と靴健康アドバイザー 大木金次 №2765

2020年9月 2日 (水)

トップリフト(化粧)が外れている

トップリフト(化粧)が外れているとはビックリです。 よくよく声をかけアドバイスをしようと思いつつも結局一言も話さずでした。 このパンプスを見たのは葬儀場の控室で、とても忙しく働いていたので話すチャンスがなかった。

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足とは不思議なところ、トップリフトが外れても気にならないようです。 
パンプスを選ぶときは最初にヒールの高さを決める人が多いようですが、低くなったことに気が付いていないことになります。 ヒールへの最初の想いは何だったのか? そう思ってしまいます。
仕事柄脱ぎ履きの便利さが先にあるようだが、おそらく歩くごとにヒールが引っ掛かり、はがれてしまったのでしょう。硬い床などは滑ってしまうので非常に危険です。
 
引っ掛かるということは最初から歩きやすいパンプスではなかったのではないか・・・靴屋としては残念なことです。
見た目は大事なことですが、同時に歩きやすいことも大事なことで、パンプスは特に入念に選ぶことが必要です。 とくに忙しく立ち回る人ほど気を付けたいものです。

仕事の上で大事なパンプスであれば、組織のトップは歩き方や姿勢、履きものに目配りが必要に思われます。 パンプスの汚れが気になります。 そのようなチェックはわずかな時間で済むことですが、その前に指摘をする心構えが必要です。 とかく履きものまでのチェックはと言われるが、足は身体を支える基本ですから、指摘もせずに素通りしてはお互いにいいことはありません。

足と靴健康アドバイザー 大木金次 №2680

2020年3月10日 (火)

靴の中を見ましょう

わざわざ来店して靴がおかしいと言われたことがあります。 それはどこですか?と、 そうすると最近感触がおかしいと。再度それはどこですか?と伺うと足の裏です、と。 靴の中を足裏と言う人もおりますが、それでは靴を脱いでみてくださいと。
そして写真のように中をのぞいたところ、中底が割れ凹凸が付いていました。

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このようなことは意外に多いのです。 その方は中を見るまでまったく気が付かず本当にビックリしていました。
私は中底の傷みより、その方が靴の中を見ていないことにビックリしました。
履きっぱなし、脱ぎっぱなし、靴に触れることもないという人がいるのです。 まさにスリッパの延長のように靴を履いているのです。

靴の底は見ても、靴の中を観る人は意外に少ないようです。 
どうして靴の中を確認する習慣を持たないのでしょうか?


足の裏に触ったことがないという人もいるようですが、そのことと似たようなことなのでしょう。 つまり足裏、靴の中は汚れたところという認識かもしれません。
 
ずいぶん以前のことですが、店頭での話・・・風呂に入っても足裏は洗ったことがないという若者がおりました。 身体を拭くタオルで足裏を洗うのに抵抗があると語ったことを記憶しています。

信じられないような話ですが、中底を見ない若者と共通したものがあるようです。
靴やはきものの啓発には時間がかかることを物語る例です。 

いつもの話になりますが、親が子どもに教える、また小学校の教育課程で授業として学習する必要があります。
足と靴健康アドバイザー 
大木金次 №2594

2018年6月24日 (日)

ヒールのカタベリ(片減り・外側摩耗)が気になる 

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カタベリが見えてくると恥ずかしいと思っている人が多いようで、仕事などで先様に伺うときはかならず修理をしてから出かけるという人がいた。 その方は何と週一度ヒールを交換していると聞き驚いたのです。 それほどまで気なるのはどうしてなのでしょう。 まったく理解に苦しむ。

Dsc00442 そこで足骨格(右脚後足部から)をご覧頂ければカタベリになってしまうことが理解できるのではないでしょうか。 
地面に接する踵骨が脛骨(すね)の真下にないという写真です。
上半身から足に下りる重心は外側に迂回しショックを吸収する機能になっている(赤いライン) 身体にとってショックは最大の敵と言っても過言ではない。 実に巧みな構造になっている。
その上、脚は外転して踵が接地する。 つまり外側につく踵骨がうまく機能すると言える。

骨格から想像すると、細く高いヒールや硬すぎるソールなどは言語道断と言えるでしょう。  閉鎖的で細いトウ(つま先)が足に合いにくいと言われるが、それと同等に重要なことは足裏に受けるショックなのです。
年齢が高くなるとアーチの低下がみられ、関節の柔軟さも少なくなり足裏からのショックに絶えきれない人が出てくる。 革底など薄いソールも我慢ができなくなるのです。

骨格を知ると安易な靴選びなどはできなくなるが、早い年齢から骨格を知り生涯のショック量の減少に気を配ることが重要になる。

上記のような理屈を知るとカタベリの恥ずかしさはなくなるのでは?。 
それでもカタベリを恥ずかしいと思う人がいるとすれば、なぜ感じるのでしょうか?

足と靴健康アドバイザー【大木 金次】〈№2,289〉

2017年1月18日 (水)

予想外の型崩れか?  

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写真のように崩れた履き方をしている光景を多く見受けるようになった。  履いている当人は歩きにくいと感じながら使用しているに違いない。   おそらく同じようなブーツに二度と手を出さないであろう。 
しかしファッションとして履いている人もおり一概に語れない。 ただもう少し慎重に選んでほしいものです。

人は不思議なことに、履きにくいブーツ(靴)に手入れする人は少ない。  そのためいっそう汚れが多くなり、さらにみすぼらしくなり、ますます貧相にみえてくる。  それでも買ったからには、すぐに捨てるわけにもいかないというのが正直なところでしょう。

写真のような現象は、ムートン調のブーツが発売されてから多いようであるが、作る側も確かな靴作りを願いたいものです。   もちろんファッションとして作られている場合もあり一概には言い切れない。   それだけに購入者も確かな目を持つことが欠かせない。

靴はファッションとして大事なアイテムである。  それだけにもっともっと靴の学習をしてほしいものである。 

洋服とマッチしているだけでは、評価されないのが足もとの履きものである。   ファッションと機能がマッチしてこそバランスがとれるもの。  履きものはその筆頭に上がる。

少なくとも、履きものが崩れて美しい歩き方ができるとは思われない。
足と靴健康アドバイザー【大木 金次】<№2,036>

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