ヒールの摩耗・・足が上がっていない
後方斜めにラインを入れているが、これは歩行時の理想的な接地ポイントを示したものです。 足の運びは実に巧妙にできており感心します。
歩行時、前に振り出した足の接地をみると、ヒール部(写真)のやや外側が接地します。 そして最終けり返しは第一趾(おやゆび)で行っています。 このような歩行を「あおり歩行」と呼んでいますが、音もせず疲れにくく長時間の歩行ができるというものです。
しかし最近はヒール後方(ラインの位置)が全く摩耗していない人を多く見かけるようになってきました。 また反対にラインの位置が激しく摩耗している人もいるようです。
人の歩き方は様々とはいえ、あまり極端な摩耗は決して良いものではありません。
その多くは足が上がっていない人です。 特に大腿の上がり方が小さい人、それから前足部の上りかたが少ない人です。
そこでお勧めのチェックは写真の位置の摩耗具合をみることです。 中には左右で摩耗の位置が違う人もいます。 一か月に一度ぐらいは左右を同時にチェックしましょう。
とくに少し速足で歩いたとき疲れやすさを感じる人は、足の上がり方に関心をもってほしいものです。
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