軽い靴が履きたい
すべての物が軽量化に向かっているが靴も例外ではない。 片方(片足)の靴で200 gから300gぐらいがタウンシューズの中心になっているが、ただ軽いだけでは機能的な靴選びは難しい。 軽い靴を探すことに異論はないのですが、残念なことに身体を安定させることに十分なものができにくい。 100 メートルを十数秒で走る陸上の選手と違い、歩く靴に課せられた機能は多くあり材質や設計などを考慮する必要がある。
ところで軽い靴がほしくなる要因に筋力の低下による歩行スピードの減少 や視覚の変化、感覚によるものなどがある。 またショックの吸収がうまくいかないためにスローな歩き方になる人もいる。 靴の機能はそのようなすべてのことにマッチすることが大事で、一方だけ(例えばショック吸収)が機能すれば良いわけではない。 しかし足(脚)の力が低下すれば 「軽い靴」 がほしくなるのは当然であり、上記のようなことに満足できる靴の開発は避けては通れない。 ただ難しいということでしょう。
ただ足が疲れ気味になると靴の重さを手で計る人が多いようですが、あくまで履くのは足であり決定するのは手ではない。 このような理屈は誰にでも解るかもしれないが、靴選びには様々な難しさがつきまとう。 何といっても靴選びの改善と並行して身体の健康管理も怠ってはならないのです。 身体能力が弱ると痛みも感じやすくなり、皮膚の摩擦による問題も多くなるようですが、その代表が足であることに早く気がついてほしい。 足の構造や生理を考えた靴選びが大事で、足にフィットすると靴の軽さを足が読み取れるようにして頂きたい。
足と靴健康アドバイザー【大木 金次】 <№1,351>
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