トウ先の重い靴ほどフィッテングが大事
写真はトウ先から後足部まで擦れきっているようです。 相当な年数使用しているようにみえる?
ずいぶん以前ですが、上記と同じように摩耗の激しいブーツ(安全靴)を履いて靴選びに来店された方がおりました。 ブーツを脱いだ直後の臭いは強烈、それは鼻をつまむほどの強い苦みを含んだような臭い、臭いは一瞬のことですが今でも忘れられない。 直感ですが足元に相当なご苦労を感じました。
そこで「恐れ入りますが、どのようなお仕事をされていますか?」と伺ったところ「外国船で大型タンカーに乗っています」と。 そして「船底で長年安全靴を履いています」と話をされました。 機関士のようでしたが、その声には残念ですがあまり気迫を感じませんでした。
安全靴はトウ先の重いものが多く、フィッテングのゆるい方が多いようです。 そうするとさらにつま先が重く感じ疲れを感じやすくなる。 それを長年履き続けると全身が悲鳴を上げてしまう? 人の足骨格をみるとつま先ほど軽く細くなっており、安全靴とまったく逆になっている。 足は実に合理的になっています。
トウ先の重い靴ほど後足部をきっちり合わせましょう。 そして靴ひもをっしっかり結ぶこと。 またブーツ(安全靴)は必要なとき(時間)だけ履くこと、それ以外の時間は普通の靴を履きましょう。 これは大事なことです。 長年勤める人ほど、履く靴に関心をもちましょう。
本年もブログをご覧頂きありがとうございました。
来年もどうぞよろしく。 どうぞ良いお年をお迎えください。
足と靴健康アドバイザー 大木金次 №3276
最近のコメント