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2023年11月30日 (木)

お客様に「何センチの靴をお履きですか?」と

「何センチの靴を・・・」靴屋さんでは意外によく聞く言葉ですが、靴には単位がついていないのが普通です。 お客様も何の違和感もなく返答しています。

販売員は「サイズはいくつですか」と伺ってほしいところです。
キャリアのある販売員でしたら、24ぐらいですか?とアプローチをしたいところです。 そうすると「よくわかりますね、さすがです」というような返答があるかもしれません。

ところで、靴のサイズには単位をつけないのが一般的です。 とくに一般的は靴について、例えば足の長さが24センチでしたら、靴の長さ(靴型)が25センチあるいは25,5センチあるのが普通で、そのため靴(靴型)の長さには単位がないのです。 つまりあらかじめつま先余裕を加味しているのです。

ただスポーツタイプの靴は靴型の長さを表示していることがあります。 それにも単位はついていません。

そうすると、販売員の接客のアプローチには「足の長さは24センチぐらいですか?」と切り出すことが適切になります。 

靴内の長さを知るには、中敷きを取り出して測ってみることです。 中敷きが抜けなければメジャーを差し込み計測することです。

足と靴健康アドバイザー 大木金次 №3261

2023年11月28日 (火)

お勧めはありますか?  

なじみのお客様から「お勧めはありますか?」といつも聞かれます。
その時は写真のようなテーブルワゴンにデザインの違う三種類の靴を出庫、サイズ違いも含め計6足ほど。 ブランドの違う靴を出庫することが普通ですが、内容はお客さんのご要望を入れながら様々です。
お客様は、この瞬間が非常に楽しみのようです。 どんなデザインが出てくるのか、期待をしている雰囲気を感じます。 小生もこの瞬間、何とも言えないものを感じます。 

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同じブランドでも、デザインによってサイズは様々ですから、一度に前後のサイズを出庫します。 お客様からいつも「デザインによってサイズがいろいろですね」と言われ承知されているようです。

出庫するまで多少時間を要しますが、試し履きが始まると決定までが早いため、多くのサイズを試して頂いた割合に短時間で済みます。 
決定されると世間話に入ります。 小生はいつもこれが楽しみなのです・・世間のいろんなお話を頂くことがあります。 中にはお金を出しても聞けないような内容もあります。 

ところで話はテーブルワゴンの件ですが、導入したきっかけは若い販売員の発動からでした。 10,000円もする移動式ワゴンを自主的に購入してきたこと始まりでした。 「ちょっと華奢ですがこれがあったら沢山のサイズを履いていただける」と語ったのです。 これには非常に驚きました。
自前で購入してきたことに驚きましたが、それよりお客様第一という考えに頭が下がりました。

これをきっかけにテーブルワゴン(写真)を6台準備したのです。 靴屋さんでは初めて?の取組みでした。

足と靴健康アドバイザー 大木金次 №3260

お客様の前で幅伸ばしをする  

写真の器具は靴の幅を伸ばすもの、愛用者は結構多いようです。 手前にある小さなボタンのような黒いものは第五趾(こゆび)や外反母趾などに幅を出すものです。

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今回のテーマは、お客様の目の前で行うという啓発です。 お買い上げ時や使用後の調整です。
いろんな靴屋さんをのぞいているのですが、店頭で幅伸ばしをしている光景はあまり見かけないようです。
多くの方は倉庫で幅伸ばしをやっているようです。 
なぜなのでしょう? あまりきれいな仕事ではないからでしょうか? 

店頭で行うと当然ですが多くの人が見ています。 
それは良しあしがありますが、いろんな啓発になります。 中には幅伸ばしを知らないお客様も沢山おられます。 実は幅をのばしていると「初めて見ました」という方が多いのです。 この器具は店頭で販売しているものですが「こんな器具があるんですね」と声をかけられたこともあります。

実は靴がきついまま「そのうち伸びるから」と我慢をしている人が非常に多いのが現実です。

我慢は齢に勝てないもの、その始まりが靴のようです。 そのとき自分で調整できるようにしておきましょう。 
靴の調整は店頭でやることで多くの方に気づいて頂く。 そのためにも多くの方に見ていただくことが必要ではないかと考えています。 

足と靴健康アドバイザー 大木金次 №3560

 

2023年11月26日 (日)

足のマッサージまたは靴磨き、どちらかサービスします!  

今回のようなサービスを店頭で見かけたら、あなたはどちらを選びますか?   
その前に「ここは靴やさんですよね?」とビックリされるかもしれません。

マッサージと聞くと「床屋さん」を思い浮かべますが、カットした後のその感触はとてもいいものです。 ときには眠ってしまうことがあります。 しかし靴屋さんでマッサージは聞いたことがありません。 床屋さんほどの爽快感はないと思われますが、実はとっても快適なのです・・・マッサージの終了間際になると「足が軽くなった」とよく言われ、中には床屋さんのように眠ってしまう人もいるのです。 

靴磨きを選ぶ人の多くは仕事がらみが多いようです。 
地方から上京し霞が関の官庁に行くときなど、必ず靴磨きをしてからという人が結構多いようです。 しかし官庁だけではなく靴が美しく見えるのはいいことです。 気分爽やか、足のマッサージとどこか似ているのではないでしょうか。

履きものは美しくありたい、足も爽快でありたい。 どちらも満足できるといいですね。
「足のマッサージまたは靴磨き、どちらかサービスをします」そのような看板が現れるかもしれません。
今回のようなサービス、実は以前から期待しているのですが。 

足と靴健康アドバイザー 大木金次 №3259

革靴の工場を見学すると  

工場では最初から最後まで靴の左右が離れることなく一対で動いています。  

どういうことでしょう?
それは靴づくりは革の裁断から始まっているからです。 一頭の革でも部位ごとに革の伸び方や方向が違います。 自然の生き物は実に巧妙で、合成皮革のようにどこを切っても同じというわけではありません。 そのため革の裁断(型抜き)は非常な神経を使います。 同じ品質の革はなく一頭一頭がみな違う、そして革は高価です。左右を合わせるだけでも大変なことで歩留まりという効率を考えると経験がものをいう仕事です。

靴を購入するお客様はサイズ違いも履いてみて購入されますが、そのときトウ(つまさき)のわずかな違いにも厳しく見ています。 靴職人は左右を合わせるだけでも大変なのに、違うサイズでも同じ雰囲気でなければならない。気 これはほんとに大変なことです。

その上、左右で伸び方が違ったのでは困ります。 使用しているうちに一方だけが早く伸びるのでは履きにくいことになる。 左右あるものの宿命といわれる品質管理は靴がもっとも大変なのではないだろうか。

裁断する職人は目をこらして、さらに照明を明るくし型抜きをしています。 革は一枚一枚違いがありながら、靴はカラー(黒以外)の違う靴も黒色と価格は同じ、これは大変難しいものがあります。 黒よりカラーものの価格は高いようです。 それが同じ価格で販売されているのです。 これから黒い靴よりカラーものは高い、ということが常識になっていくかもしれません。

足と靴健康アドバイザー 大木金次 №3559

 

2023年11月24日 (金)

靴を履かせてもらったのは初めて 

写真は靴を履いていただく手つきを示しています。 お客様は手前のイスにかけて頂きます。 このようなイスを用意したところ、これはどうするんですか?と質問をいただいたものです。 それはずいぶん以前のことで、多くのお客様から聞かれました。 同時に履かせていただくことに、相当な抵抗があったように思います。

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お客様から「靴は自分で履かないと履いた気がしない」と抵抗するような言葉をずいぶん頂戴しました。 その気持ちはとてもよくわかります、自分もそうでしたから。 そのときの心理は、どう履くかではなく足を入れたときの感触がほしいのです。 履かせて頂くとその感触が吹っ飛んでしまうような気になるのです。

以上のようなことを想うと「靴を履かせてあげることは正解ではないかもしれません」
販売者が決めることではないかもしれません。 
今、靴を試すとき(購入する)、ややもすると自分で履いて試せる店を探しているお客様がいるかもしれません。

実は靴を履かせてあげるとき、靴ベラを滑る瞬間の感触やフィット感でフィッテングを私はつかんでいます。 

なぜフィット感の感触が大事なのか?・・・それはお客様の感覚より私の感覚のほうは的を得ていることが多いからです。
足はある程度の締りと開放感を求めるようですが、お客様の抱く感覚は当たっていることが少ないことが多いようです。

足と靴健康アドバイザー 大木金次 №3258

中足骨を締めるとつま先に力が入りやすい  

写真のテープの位置は靴ひもの位置とほぼ同じです。 
程よく締めるととても歩きやすくなる。
靴ひもが面倒と思っている方はこの写真を思い出していただきたいものです。
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多くの方は毎日平らな床面を歩いているため、あまりつま先の恩恵を得ないで過ごしているのではないだろうか。 しかし凹凸のあるところではつま先は総動員することになる。 普段使わないで過ごしている人はそのようなとき疲れがはやく感じることになりかねない。 
「足の機能は使わなければ退化する」と言われています。 突然のアクシデントに常に備える必要があるといえます。 

足はいろんな動きに常にスタンバイしています。 しかしつま先の動きにくい靴を常用してると、せっかくの機能が生かされず年齢が過ぎていく。 ケガをしてから気づいたのでは遅いのです。

つま先の余裕とともに、大事なのが靴ひもをいつもしっかり締めること。
玄関ではイスにかけひもを締める時間をたっぷり持ちましょう。
写真の位置を思い出しながらひもを締める時間を持ちましょう。

足と靴健康アドバイザー 大木金次 №3258

2023年11月22日 (水)

靴の歩き心地(履き心地) は人それぞれ  

歩き心地(履き心地)の表現はむずかしいもの、ブログのように文字で表現することはさらに大変です。 特に新しい靴を購入するとき、言葉が見つからないというお客様が非常に多い。 あまり細かなことを尋ねても申し訳ないと思うときもあります。

世の中でむずかしいものは限りなくあり、どのような商品にもついて回るもの、そこで靴ならではの「難しさ」は何といっても左右ある
ことです。 特に、片方はいい感触なんですが? とよく言われます。 左右差の問題はなかなか面倒で左右を一致させる技術?が必要になる。 左右で違う素材を使うと、さらに感触の違いが大きくなることがある。

それから、感度が左右で違うというときは面倒です。 特に皮膚体温が左右で違うときなどです。 

さらに、ひも締めの左右差もよく言われることです。 締めの強さは左右一緒にするものの力に左右差がでやすいからです。 中には左右で感度が違う場合があるようです。 

さらに部位的に面倒なのは踵周りで、しっくりしないということがあります。 踵は分厚い脂肪層に包まれている割合に感度は非常にシビアです。 そのため踵の調整は意外に難しい。 言ってはならない言葉ですが「そのうち慣れますよ」とつい口が出てしまいそうです。

お客様のその時の気分でも歩き心地は変わるようです。 
仕事に簡単なものはありませんが、靴業は意外に簡単に入れるようで奥の深いものがあるようです。 
靴販売はいろんなキャリアが必要になるようです。 

足と靴健康アドバイザー 大木金次 №3257

2023年11月20日 (月)

靴ひもをお探しのお客様に伺ってみました 

今ついている靴ひもがベストとは限りません。 ひもは様々、意外とひもを探しているお客様が多いようです。
靴の売り場で、どうして靴ひもをお探しなんですか?と伺うと「長すぎる」から、また「ひもの感触がいまひとつ」さらに「カラーが合わない」「ひもが細すぎ力が入りにくい」「太すぎる」「結びにくい」などキリのないほど理由が上がってきます。
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最近はひもに代わるものがいろいろ出てきましたが、やっぱりひもがいいという方が多くなっているようです。 それほど足は繊細な感度を持っていると言えます。

ひもを選んで頂いた後に「通しましょうか」と申し上げたら、忙しいのにすみません、と言われたことがありました。 ひも通しは意外に面倒です。
ひも通しが終わったところで「靴のひものことでこんなに話をしたのは初めてです」と言われました。

さらにお客様から「くつひもの穴を見ないでよく通せますね?」と言われました。 お客様はよく見ています。 たしかにそうです・・・・できるだけお客様と話をしながらひも通しをするよう心掛けています。 

その後数か月も過ぎてから、小生が休みの日に「ひもを通してくれた方はおりますか?」と来店されたと報告がありましたが、わざわざご来店頂いたお客様に申し訳ない気持ちでいっぱいになりました。

足と靴健康アドバイザー 大木金次 №3256

2023年11月18日 (土)

20,000円の靴は髙すぎる?  

20,000円の靴は髙すぎる、歩いたらソールは減っていくし、汗もかくし、と消耗品のように考える人が多いようです。 
しかしそこは考えようです。

20,000円の靴を週二日履いたとすると。 一年で52週ありますから履く日数は104日(104回)・・・その結果一日あたり192円ほどに。 もし2年履いたら一日96円ぐらいに。 96円という金額はコーヒー一杯より低いことになります(コンビ二価格と比較) 

皆さんはどのように考えますか。

週二回の出番という靴は相当大事に履かれているほうに入ります。 二年で208回の出番です。 
靴のもっとも理想的な履き方は中二日休ませることです。 その結果ソールなど材質の復元が理想的とされています。 革でも休みが必要で、すべてのものに必要なのが休みです。 
靴は大事に履くことで長持ちをする。 上記のような履き方をすれば二年では捨てられないでしょう。

以上の話は金額だけのことですが、もっと大事なことがあります。 それは足に慣れた靴を履いていることです。 慣れたものはいい・・身の回り品の中で靴がその筆頭に上がるのではないでしょうか。 それが最も健康的とも言えます。
靴(足)は体の土台、「靴は投資に値する」という人さえおります。 いくらインターネットの世界でも足で仕事をすることは重要なことです。

足と靴健康アドバイザー 大木金次 №3255

2023年11月16日 (木)

これでは締まりにくい  

今回のテーマは今まで何度か登場しているもので恐縮です。

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結び目の最後のひも通しをよくご覧いただくとどうでしょう。 上から下に通しています。 これでは締まりにくい。 細かなことですが、このようなことにどうして気がつかないのでしょうか?  
さらに甲ベロもゆがんでいます。 

足は全身の体重を受けて立つ重要な部位。 それだけに靴ひもの役割は非常に大きいものあります。
ひもの締まり方で歩行に変化が生じる、そんなことを知らない人はいないのですが、現実にはあまり関心がもたれていないようです。 

心臓や呼吸などの動きは自分の意志ではなんともしがたいが、歩くことは自分自身の意思です。 ここがしっかりしなければ・・・・結局ダラダラになっていく。 昔から言われている「身だしなみ」に入る。 ここが最近崩れてきているような気がする。 忙しさの中で教える人が少なくなっているのかもしれない。

心臓の拍動などと比べると歩く歩数はわずかなものですが、それでも10,000歩を超える。 この歩数は大事にしなければいけません。 ウォーキングの世界では歩くことで健康が維持されるとあります。 人の身体はそのようにできており「動物」と言う言葉はそこにあるようです。

最下位にある足と靴の啓発は本当に時間がかかる。 このような啓発は今始まったことではありませんが、基本を知ることは大事なことです。
 
足と靴健康アドバイザー 大木金次 №3254

2023年11月14日 (火)

イスが中心の靴売り場

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写真はずいぶん以前のものでニューヨークのデパート、靴売り場の写真です。 
日本と違うのがイスの数。その上ほとんどがソファーになっている。 しかも靴のディスプレイの面積よりイスの面積のほうが広いような気がします。 

ただ最近は日本でもこのような店を見るようになってきました。 家族と一緒に靴屋さんに入る光景が多くなってきました。

以前のことですが、こんなことがありました。
二人掛けのイスに座られたご夫婦に、ランチョンマットを敷きながら「足を見せていただけますか?」と申し上げたところ「あなたここへ来て良かったね」と奥様が言われたのです。 この一言で今までの靴のご苦労がわかったのです。 
ここにイスは二人掛けが基本であることに気がついたのです。 靴は個人のもので他人が入る余地はなさそうですが、しかし現実は違うのです。 足の辛さは家族全体にも影響を与えると考えても言い過ぎではありません。

それから日本は靴の数が多すぎます。 在庫負担がますます厳しくなるでしょう。 デザインは非常に大事ですが、それを上回るのがフィッテング・・・そこにイスの役割が重要になってくると考えています。
靴の数を減らしてでもイスを増やしてと提言したほどです。

足と靴健康アドバイザー 大木金次 №3253

2023年11月12日 (日)

目の前で縫い付けを・・・

靴を購入いただくときに気がつきました。 
甲ベロが下がってきそうで、履くときにちょっと面倒になるかもと。 そこでお客様に了解を得て目の前でベロを縫い付けしました。
お待ちいただいている間、
お客様から「手際がいいですね。簡単にできるんですね」と。またお礼まで頂き恐縮したことがあります。

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左右で10分もかかりませんでしたが、お待ちいただく時間は長く感じるものです。 

靴の加工にはいろんなことがありますが、履かれてからでは大変なことです。 時には使用後にわざわざ持参されることもあります。 そうすると当然ですがお詫びを申し上げなければなりません。 
上記のように発見をしたらすぐにやって差し上げることが大事なことです。 ただそれには常に必要な道具を揃え、手早く準備をして縫い付けができるようにしておくことが大事です。

お客様と話をしながら縫い付けをしていると、いろんな話を頂けます。 「最近は手で縫うこともなくなりましたね、縫っている姿を見るのも久しぶりです」と言われたことがありました。 
ほんとにそうですね。 言われてみると手作りと書かれているものの、多くは機械ですから。

若い靴販売員からみると、修理までやっているんですか?と思われるに違いありません。 中には修理コーナーでやってくれますよ、という者もいます。 きつい販売員は「不良品ですよ」と発する者がいます。 確かに修理に出した方が早いかもしれませんが、決してそうばかりではありません。 縫い付けている間のお客さんとの会話は楽しいものです。 

足と靴健康アドバイザー 大木金次 №3252

2023年11月10日 (金)

靴選び・・・靴の持ち方  

店頭で靴選びをみているといろんな持ち方をしています。 その持ち方は人それぞれでキャリアの深い人ほど丁寧に持っているような気がします。 
持ち方でお勧めは下記の写真です。

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この持ち方を勧める理由は、手首をまわすことで靴のすべてが見えるからです。 ただ靴の内部はちょっと見えにくいようですが、ほぼわかります。
そのうえよく吟味しているということが伝わってきます。 また姿勢の良い人ほどこのような手つきで靴をみています。 「よくよく靴が好きなんだろうな」と思うこともあります。 

多くの店の陳列をみると、ほとんどがトウが前を向いていますから、下の写真のようにトウを持つことが多くなります。
しかしそこを通り越して上記のような持ち方をするわけですから、その気遣いを感じてしまいます。

下記の写真のようにトウを持ってしまうと汚れがついてしまいます。 さらにトウには先芯が入っている靴が多いためつぶされやすいということも出てきます。

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多くのお客様の靴選びはトウのデザインを重視して選んでいます。 そのため靴の販売員は常にトウ先を中心に磨いています。それほど神経のいくところがトウと言えます。

靴の持ち方でお客様の靴に対するお思いやりが見えてくるようです。 
足と靴健康アドバイザー 大木金次 №3251



2023年11月 8日 (水)

手の爪は短めに、足の爪は長めに  

手の爪は短めに・・・こまかな手仕事をするには爪が長いと器用さがでません、やはり短めがいいようです。
その点、足の爪はどうでしょうか、一手に体重を支えていると考えても大げさではありません。 それには爪は長めがいいようです。 また爪が食い込む陥入爪などの予防にもなります。

ところが靴選びをしているとき,
お客様は「爪(足)が長くなると靴下が切れるから」といつも短めにしているという人がいます。 靴下が切れやすいのは「つま先余裕」が足りないことが要因かもしれませんが、人によって考え方は様々なようです。 
足は全体重を受けながら立っています。 どのような時でもつま先に力が入るようにしておくことが大事です。

最近は足の爪にペディキュアを塗っている人が多くなってきました。 つま先と言うと靴に隠れ何となく地味なところと思いたくなりますが、この頃はそうではなくなってきました。 
ペディキュアを塗ることで爪が強くなるという話も聞こえてきます。 また手の爪と比べ足の第一趾は面積が広いこともありカラフルで楽しさが違います。 

強い歩調を促すためにも足の爪は長めに。 そしてつま先余裕をたっぷり確保しましょう。

足と靴健康アドバイザー 大木金次 №3250

2023年11月 6日 (月)

足裏のアカギレ   

 「アカギレ」という言葉は今でも使っているのでしょうか? 寒くなるといつの間にか踵に手がいってしまう、1・2月ごろでしょうか。 踵の表面が割れて痛みを感じてしまう。 高齢になるとなりやすいようですが、栄養がわるいと痛みになってしまうと言われてました。

実は「靴を考える会」において足の話になりアカギレが話題になりました。 それはずいぶん以前のことですが「アカギレは夏に直すもの」とドクターが発言しました。 
痛みを感じてからでは遅いということでしたが、合点のいく話でした。 今で言うフットケアということになりますが、その数年後ドクターはフットケアの集まりを提案されたことを記憶しています。

足の管理というテーマはその頃にはあまり聞く機会もないものでした。 
靴の大事さ、そして足の管理という流れは、今考えるとよくわかります。 しかしここまで考えるのにずいぶん時間を要しました。 

ところで現在は「アカギレ」は消滅したのでしょうか。 
アカギレは栄養状態だけで起こるものではなさそうです。 衛生管理や靴の履きわけなども影響するのではないでしょうか。 決して高齢者だけの問題ではなさそうですが。

足と靴健康アドバイザー 大木金次 №3249

2023年11月 4日 (土)

革靴の洗濯 

下記の写真、右足の靴(写真に向かって左側)は洗濯後の靴です。
この写真は30年ほど前のもの、以前にも取り上げたテーマで恐縮です。

液体の靴クリームを塗りっぱなしという状態でした。 塗れば光る・・・それだけが狙いのようで、通気性などは眼中になく残念なことです。

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写真の靴は水洗いをしたもの、このようになると部分的には竹べらで削り落とすようなことになる。 特にトウ(靴のつま先)などは光り方が強く重ね塗りをしている。 
シューキーパーを入れ乾燥に一週間もかかってしまいました。 それほど革は多くの水分を吸っていることに。

こんな割の合わないようなことをやる人は少ないようですが、やってみると革の丈夫さに気づきます。
水につけ削り落としてもキズがつかない・・・これには驚きでした。  
乾燥すると通気性も回復できている。 
もう捨てようかな、という革靴がありましたら洗濯をしてみてはいかがですか。
型を入れ縮小しないようにしながら充分に乾燥させることがポイントです。

足と靴健康アドバイザー 大木金次 №3248

2023年11月 2日 (木)

靴ひものタテ結びは解けやすい  

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タテ結びをすると解けやすい、と以前から言われています。 
しかし最近は若い人や外国からの旅行者にタテ結びをする人が多くなっているようです。 その前に手先の器用さが乏しい人を多く見かけます。

なぜこのようなことが目につくようになってしまったのか?
おそらく、結ぶものが少なくなっているからではないか。 そのまえに指先を使うことが少ないことも気になります。 

足先に比べ手先は器用にできています。 しかし器用さが少なくなるとどうなるのでしょう。 手先が思うように働かず、大げさですが生活全般が大雑把になっていくのでは?

靴ひも結びが大雑把になると、当然なことですが締まりがゆるくなったり、時には解けてしまう。 解けたひもを踏んでしまい転倒することがある。 大事な場面で転倒するようなことがあっては大変です。
靴のフィッテングの中でひもの役割は大きい。 靴ひも結びに代わるいろんな道具が開発されているものの「結ぶこと」がもっとも合理的であると考えます。

器用な手先・・・高齢になっても器用な指を維持したいものです。  

足と靴健康アドバイザー 大木金次 №3247

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