目の前でポイントストレッチャーを使うと
皆さん写真のような器具をご覧になったことはありますか。 おそらく見たことがない、という方がほとんどでしょう。
写真の器具は第一趾や第五趾の付け根を出しているもの。 また踵部分やトウ先などにも使うことがあり、とても便利な器具です。
ところが、革伸ばしを依頼すると多くの販売員は倉庫に持ち込んで調整をしている人がほとんどで、お客様の目に触れないようしているようです。 どうしてこのような加工をお客様に見せないのでしょうか。
写真のような調整の過程をご覧頂ければいろんなことを感じるようです。
こんなに伸ばして大丈夫なのか?
高い靴なのにこれほど伸ばしてしまうと商品価値が?
中には夢がなくなる? など自分の足より靴が心配になるようです。
大事なことは靴より足です。 足を過剰に傷めつけないようにしましょう。
このような実際(現実)をお客様にご覧頂くことは大事なことではないかと思っています。 これほど傷めつけてしまうことを考えれば、もっと慎重にフィッテングをしなければ、と思うのが普通です。 実は私も幅伸ばしをするとき辛さを感じます。 こどものようですが「ごめんね」とつぶやくこともあります。
靴の加工は、お客様の目の前で行ってほしいと考えています。
足と靴健康アドバイザー 大木金次 №3230
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