人の足は大きい
足の話にいい話をする人が少ないようで、とても残念です。
その中で靴購入の現場でも「〇〇の大足なので」というような話がもっとも多く出ます。
動物でもっとも大きな肢をしているゾウは50㎝ぐらいでしょうか。 ヒトの足は25㎝ぐらいでしょう。 ゾウの体重は3000㎏ぐらい、ヒトは60㎏ぐらいです。 こうして体重で比較すると、ヒトの足はずいぶん大きいことになり、〇〇の大足はまんざら間違ってはいないようです。
二足歩行になり人は片足で支える時間が多く、大きな足を持つことになったのでしょう。
ここで大きな足の機能を生かすために、靴の中でも足の機能を生かせる靴選びをしてほしいと願っています。
最も重要なことは『つま先』の機能がいかせることです。
つま先の第一趾第二趾に力を入れると大腿部の前のほうに力が入ります。
第四趾と第五趾に力を入れると腰周りに力が入り、第三趾は大腿部と腰回りの両方に力が入るようになっています。 これほど大事な機能がつま先にあることはとっても重要なことです。
そこで靴選びは、つま先の機能が十分に生かせるよう、つま先の余裕をたっぷりもった靴を選んで頂きたいのです。 特にウォーキングシューズは慎重に選びましょう。
つま先余裕は目に見えにくいこともあり、その重要さがあまり理解されていません。
大きく生まれた足に関心を持ってほしいものです。
足と靴健康アドバイザー 大木金次 №3070
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