歩行時は第五趾から力が入る
冒頭から実践的な話で恐縮です。
両手でぞうきん絞りのしぐさを行ってみてください。 多くの方はぞうきんをタテ(写真)に持って絞るのではないでしょうか。 そうすると小指から力が入り最後は親指まで力が届き、ぞうきんがしっかり絞り切れます。
実は歩行時もぞうきん絞りに似たような動きをしています。 足の第五趾から力が入っているのです。
このような話を『足の動きは手の動きに似る』と例えております。 足の機能がわかりにくい時は手の動きを見ることです。
ところで、ぞうきんをヨコに持って絞っている人はおりませんか? そうすると最後までしっかり絞り切れず、ひと晩干しても乾燥しないということになります。 最近そのような方が意外に多くなっているようです。
ヨコに持つとどうして絞りが弱くなるのでしょう?
それは親指から力が入ってしまい指全体に力が入りくくなるからです。 足の場合、力が入りにくい方は扁平ぎみの方に多いようです。 踵接地の後、ダイレクトに第一趾側に力が入りやすいからです。 最初から第一趾に力が入る、ぞうきんの横絞りに似ています。
足と靴健康アドバイザー 大木金次 №3072
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