トウを上げてひもを結ぶとフィットする
写真は顧客に履いて頂くためのフィッテングチェアですが、なぜ斜めになっているのでしょう。
このチェアには販売員が座り、顧客は手前の大きなイスに座り、このフィッティングチェアの上で靴を履いて頂きます。 靴ベラは販売員が持って履かせてあげます。 そうすると足が入ると足の踵部は靴の後足部にストンと収まるようになる。 そこで販売員は靴ひもを締めてあげます。
それでは冒頭にも上げましたが、なぜ斜めになっているのか?
それは繰り返しになりますが、靴の後足部に足の踵をフィットさせるためです。 今多くの方は立ったまま靴を履いています。 そうすると足が前方に入ってしまい、靴の後足部に隙間が見えることがあります。 つまり踵部がフィットしていないということが現実なのです。
靴の踵部に合っていなければ、脱げやすくなり感触もいいものではありません。 さらに前足部の靴の屈曲部に足のボール部が合いにくいということが起こります。 さらに重要なことは、足のつま先が窮屈になりやすいのです。
自宅で靴を履くときは、ひもを結ぶ前にトウ(靴のつま先)を上げ、ヒールを少しトントンし靴の後足部に踵をつけてから、靴ひもをしっかり結ぶことをお勧めします。
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