足の落ち着き
駅のホームで立っている人を見ていると、何となく落ち着きのない立ち方に出会うことがあります。 言葉に表すほどでもないような「何となく」です。 その多くは下半身です。 通勤時間帯などに観察を含め長年見ているが、最近揺らぎが多くなっているような気がします。 外見からははっきりしたことはいえませんが、少し目標が見えないような立ち方でその多くは直立の姿勢になっていることです。
目標が定まっている人の姿勢は、写真(与謝野晶子 像 堺駅前)のようにやや前かがみが多いようです。
靴選びの前にスクライバーを使って足の外回りを計測していると、手元にわずかなブレを感じる方がいます。 そのような方にはやんわりと尋ねるようにしています・・・「毎日お忙しいですか」と申し上げたところ、いろんな話を出してくれました。 その方は長年大型船のボイラーマンをしている方でした。 船底で安全靴を履いているのですが、靴の重さを感じて最近疲れやすくなったと言われました。 仕事上トウに硬い芯の入った安全靴が義務付けられていると語っていました。
疲れが足もとの揺らぎになっているような気がし、できれば軽い靴に履き替えを勧めました。
立ったときはやや前かがみが好ましいと言われています。 その結果つま先に力が入り、揺らぎがなく瞬時に動くことができます。 電車を待つ間でも足裏に関心を持ちながら立ってみましょう。
足と靴健康アドバイザー 大木金次 №3007
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