安全靴について
ずいぶん擦り傷の多い安全靴です。 これで安全が保たれているのだろうか?
靴はブーツのようで履き口をひもでしっかりくくられています。 仕事途中の様子でしたが少し疲れが見えていたような素振りでした。 ブーツを見た直後感じたことは「どうして手入れをしないのか?」ということです。
しかし手入れ以前に重要なことがあります。
トウ先を見ると、何十回も様々なところに当たっているという事実が見えます。 トウ(靴のつま先)が当たることは転倒の始まりです。 もし私が現場を指揮する者であれば、危険を察知し相手に注意しながら改善を促すでしょう。
靴が軽く感じているか?
靴のサイズが合っているのか?
履き方が的を得ているのか? などと話をするでしょう。
安全靴はつま先にプラスチックが入るため重量があります。 責任者は履き物に常に関心を持つべきです。
つま先の重い安全靴を一日中履いていれば相当疲れるものです。 足もとの話は個人的なところと多くの方が思っているようですが、事故もなく無事に仕事が完了することが最終の目的なのです。
これほど摩耗しているブーツを磨いていれば、「どうしてこれほどまでになるのか?」と気づいてほしいところです。 そして仕事中危なかったことをハッと想い出すに違いありません。
そのような気づきのためにも靴を磨いてほしいものです。 そのためにも現場の事務所に靴磨き道具を置いてはどうでしょうか。
ブーツをしっかり履いて軽い足取りを感じてほしいものです。
足と靴健康アドバイザー 大木金次 №2977
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