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2022年2月28日 (月)

トウ(靴のつま先)のフィッテングは慎重に  

靴選びのさい、もっとも重視したいところはトウのフィッテングです。 その理由は靴を履いてから困ることが多いヵ所はつま先だからです。 そのほとんどがきつい、痛い、力が入らない、など上げたらキリがないほどです。 しかし多くの方が何の意思表示もないまま我慢をして履いている。 
二度と失敗しないために、今度靴を購入するときはつま先ゆったりを買おうと思うようですが、実際店頭で靴選びをしているとその時の辛さを忘れてしまうことが多いようです。 いつも同じことを書いてしまいますが、「靴は不思議な履きもの」です。

トウ選び(靴選び)は、足ゆびがゆったりすることにつきます。
まずゆびがトウ先端に当たらないこと、そして横に広がることです。 それからゆびが上に向くとき天井に当たらないこと。
さらに歩いてから靴内で滑りにくいことです。 誰でもわずかに滑っているものですが、ゆびが当たるほどの滑りは困ります。 このような話は誰もが感じていることです。 中にはそんな細かな話という人もいるが、歩く時間が長くなるほど非常に重要なことであることに気がつきます。 

ゆびの動きに制限のない靴を選ぶには、店頭でいろんな立ち方や動き方をすることが必要です。 身体の動きには常にゆびが関わっています。

意外と気がつきにくいことですが、忙しい時や落ち着かないところで靴選びをすると失敗することがあります。 
靴選びを失敗しないためにも、シューフィッターのアドバイスを得ながら靴選びをしましょう。

足と靴健康アドバイザー 大木金次 №2947

2022年2月26日 (土)

靴ひものよさ 

ひものついた靴ほど良いものはないようです。 靴ひもに変わる道具が出ているが、長く使用されているものは意外に少ないかもしれません。 ひもに変わるものでもっとも多く目につくものは面テープ(マジックテープ)です。

単刀直入にひものよいところは、加減が細かにできること、そして締めたときの感触がいいからです。  
靴は左右あるためフィット感に左右差が出やすい。 その解消にはひもがもっとも適しています。 
足はむくみなどの生理的なことや、さらに足の強さ、器用さの左右違い、そのようなとき細かに対処しやすいのはひもです。

ひもの通し方でフィッテングの感触が変わります。 ゆるみにくいひもの通し方、なじみやすいひもの通し方など。 さらに細かい話になりますが、足背動脈がきついような時にはひもが交差しないような通し方があります。 このようなささやかなことに調節できるのは靴ひもです。
甲の高さが左右で違う、そのような人は意外に多いようですが、そのときもひもがしっくりします。

ファッション的な話ですが、左右で色違いのひもを使う人が多くなっている。 靴も左右色違いが出ているが靴ひもはそのさきがけではないだろうか。 
最近はひもの通し方もファッション的になってきています。 ひも通しや結びの面倒さを乗り越えてより楽しい方向にいっています。

「面倒なひも結び」とあまり口にせず、健康や安全、快適そして愉快という方向に考え方をかえてほしいと願っています。

足と靴健康アドバイザー 大木金次 №2946

2022年2月24日 (木)

靴ひも・・・タテ結びはしない  

この頃は靴に限らずひもを結ぶ機会が少なくなり、ひも結びの苦手な若者が増えているようです。 以前は外国人の方のひも結びがひ弱に感じたものですが、この頃は日本人も同じようになってきています。 
ひ弱とは、結びがゆるいため解けやすいこと、さらに写真のようなタテ結びが多くなり、解けやすいのです。 それから結びが片寄っていること、つまり結びが美しくないことです。 

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なぜ結びがひ弱になってきたのでしょう? 
その要因の始まりは、上記にも記しましたが結ぶものが少なくなっているからでは。 結びに変わる道具が考えられ簡単に使うことができる。 そのことが指先の器用さを減少させていると思われます。 

亡くなった方に草鞋(わらじ)を履かせる際タテ結びをして出棺の準備をする。 このような風習は今も行われています。 

靴についてのタテ結びの問題は解けやすいからです。 身近なところで、横断歩道を渡るときひもの緩みで手直しをしている光景をみることがある。 つまりひもが緩いと「危険」なことが起こりやすい。
タテ結びはなぜ甘くなりやすいのか。 それは結び目をじっくり観察するとわかってきます。 よくよく時間のあるとき、結び目を観察してみてください。

ひも結びは基本的なことで、できれば多くの結び方ができるようにしておきたいものです。

足と靴健康アドバイザー 大木金次 №2945

2022年2月22日 (火)

靴選び・・トウ(靴のつまさき)の太さを変えてみよう  

靴選びの際、顧客が脱いだ靴を見てビックリすることがある。
それは、つま先(足)の広い方が余りにも細い靴を履いていたときです。 こんなに広い足が小さなトウ(靴のつま先)によく入るものと感心?するのです。 
人はトウ(靴のつま先)の大きさを変えることは容易なことではないようです。 また靴の改善をアドバイスするとさらに抵抗されることある。 

足を計測している途中、足の甲が太いですね、と言うと「そうでしょう」と多くの方が返答する。 そこで4Eのような太い靴を出すと、もう少しトウの細めの靴がいいと言われます。 靴の提案は実にむずかしい。 そうすると必然的にトウの長めの靴になってしまうが、それにも抵抗感が強い。 長めのトウ太いトウより抵抗される。 結局顧客自身で履きたいものを選んで頂き購入いただくということになる。 

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上記のようなことを顧客と押し問答をしていると、足と靴に対する啓蒙の必要性を感じます。 
足のつま先はなぜ広くできているのか?  さらに足にはなぜ5本ものゆびがあるのか? そのような基本的なことを学習する必要があるように思えます。

靴選びは見た目より、履き心地や疲れにくさなどを第一にしてはどうか。 若い時に足を拘束しすぎると、高齢になった時に苦労するということを、顧客から何度も聞いている。 足ほど壊れるとやっかいなところはないようです。  
それは足(靴)は身体の土台だから、土台に力が入らなければ身体の動きはとれにくくなる。

靴は足の形に合わせましょう。  

足と靴健康アドバイザー 大木金次 №2944

2022年2月20日 (日)

ウォーキングは様々な歩き方で 

ウォーキングを欠かさない人でも目の前にイスがあると、つい座りたくなってしまう、そのような人が意外に多いようです。  いつもの調子で毎日漫然と歩いていると鍛えられる筋肉が限られてくる。 できれば、歩く路面を替えるのもいいものです。 地道や芝生・坂道・階段や凹凸の道などを積極的に挑戦しましょう。 路面が変われば足裏への刺激が変わり筋肉の作用も変化します。 柔らかい路面を歩くときは硬めの底(靴)にしましょう。

それでは歩き方を・・・。
まず歩幅を少し伸ばしてウォーキングをしましょう。 
歩幅は大雑把ではなく横断歩道の白線などを利用して自分の歩幅を把握することが重要です。 白線の幅は45㎝になっており、白いところと黒いところでと90㎝になります。 この長さは男性でもきつい人がほとんどですが、タイマー(調理用などに使用するものでも)を持ち
3分間ぐらい70~80㎝を早歩きで、そして次の3分間をいつもの歩幅でいつものスピードで、その繰り返しで30分ぐらい歩きましょう。 そのときに膝を伸ばしきらないようにします。 膝を伸ばしきると踵を付いた直後のショックで膝を痛めたり、さらにスピードの減速になりやすい。 最初はかなり息切れするかもしれませんが、少しずつやっているとだんだん慣れてくるものです。 

腕を後方に振ると足が上がりやすく幅が広がりやすくなります。 そのためには姿勢をよくすること。 良い姿勢とは、骨盤をたて肩や背中に力を入れずにすくっと立ちやや前傾姿勢をとり、その後その姿勢で首を曲げ足もとを見ると内くるぶしが見えるような立ち方です。 
  
五本のゆびを使ってゆっくりウォーキングをしてみましょう。 特に第一趾(おやゆび)を上げ、第五趾(こゆび)を広げることです。これについては、今月の16日のブログに投稿していますので参考に願います。 

注意をしながら後ろ歩きをしてみましょう。 後方に障害物のないところを確認して行ってみてください。 最初は後ろにつまずくような感じがしますが、慣れると後方に足が上がるようになります。後ろ歩きをすると、つま先から着くため腰周りの筋肉がしっかりしてきます。 そして通常の前歩きに戻ると大腿が軽くなっていることが感じられます。

週に1度でも両手にストックをもってウォーキングをしましょう。 歩幅もスピードも相当変わってきます。 不安定な地道でも歩けますが、何といっても両手両足で歩くのですから大変なエネルギーを使います。 

ウォーキングの頻度が高い人は、 シューズを休ませるため三足ほど用意して取り換えることも重要です。 できればソールのデザインの違うもの、さらにソールの硬さを変えると楽しいものです。 わずかなことですが足裏に感じる感覚が相当違ってきます。 毎日同じ感覚に慣らしてしまうと、おおげさですが足裏が眠ってしまいます。

歩く前に、靴ひもがしっかり締められているかを確認しましょう。 そして歩く前のストレッチ(脚の後方を伸ばす)とウォーキング後のアフターケア(足裏の指圧)をしましょう。
休憩時は、イスに半掛けで座り、つま先に体重がかかるようにすると姿勢も正されます。

足と靴健康アドバイザー 大木金次 №2943

 

 

 

 

 

2022年2月18日 (金)

これでは歩きにくい  

だるそうな足にルーズな靴ではますます疲れが出そうです。
写真は電車内ですが、顔を見なくとも本当に疲れ切っているという様子です。 疲れ切ってしまうと下半身に神経が及ばなくなるようです。 履きものをみると一瞬にわかります。

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靴を締める道具のファスナーが両靴とも締まっていません。 これでは短時間に疲れが感じるようになるでしょう。 疲れはうっ血に及び靴の締め付けを感じてしまう。 そしてさらにゆるめにしてしまう。 

疲れは足から、まさに足は身体の土台です。 疲れた時ほど足を固めることが重要と言われていますが、現実はなかなか難しいものがあります。 できれば靴ひもしっかりを締めることが重要です。 相撲の話ですが、足の甲を包帯でしっかり巻いて土俵に上がる関取がいます。 それは靴ひもをしっかり結ぶことと同じような働きをしています。 

写真をよく見ると右の靴ひもがタテ結びになっています。 疲れが頂点に達しているようです。
仕事が長時間になると足から疲れを感じるという人が多いようです。

足と靴健康アドバイザー 大木金次 №2942

 

2022年2月16日 (水)

第五趾(小ゆび)を使ってウォーキングをしてみましょう  

漫然とウォーキングをしている方に、第五趾を使ってみようと啓発したい。 
一緒にウォーキングをしている友人に「小ゆびを使って歩いている?」と聞いたところ、「いや親ゆびを使っている」と返答がありました。
どうも多くの方が第五趾を使わずに歩いているようです。

そこで次のような提案をしたい。
ウォーキング中、前方に足を出した直後、第一趾から第五趾を開くよう意識付けをしましょう。 そうすると第五趾が接地し、その結果第一趾まで蹴り返しをすることができます(この内容はヒールが10㎜までのウォーキングシューズに該当します) 
最初から第一趾が着いてしまうと力が中途半端になり、歩幅も期待できません。 ゆびが開きにくい人は、家の中で足を出してグーパー運動を続けてみましょう。

ただ第五趾を開くには、トウ(靴のつま先)の高さと幅に余裕が必要になります。 またフィッテングも重要で、靴内での前滑りが極力少ないことが求められます。 そのためにはしっかり靴ひもを結ぶことも大事です。

踵から第五趾がつき、そして第一趾で蹴り返しをすることをあおり歩行と呼んでいます。
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「あおり」については手の指と足ゆびの動きが似ていると言われます。 写真はぞうきんを絞る手つきで、タテに持っていますが、そのまま絞ると小指から力が入り最後まで絞り切れるものです。 足も同様で第五趾から着くことでそれぞれのゆびに力が入る、このようなことが「あおり」です。
参考までにぞうきんをヨコに持って絞ると絞り切れません。 それは手の小指に力が入りにくいからです。
足も同様で、このブログの最初に友達が「いや親ゆびをつかっている」と言った話なのです。

あおり歩行は年齢と共にむずかしくなるようです。 ぜひシューフィッターと共に靴選びに時間をかけ歩き方を入念に確認しましょう。

足と靴健康アドバイザー 大木金次 №2941

2022年2月14日 (月)

どうしてXで立つの?  

皆さん、写真のような立ち方をご覧になったことがありますか?

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最近は、街中で信号待ちをしているわずかな時間でも写真のような立ち方をみるようになってきました。 
このような立ち方について、小生は「X立ち」と称しています。

X
立ちをしたくなるときは、何となく疲れを感じている時ではないかと思っています。 
わずかな瞬間でもX立ちになると「楽」になることに気がついたのでしょう。

疲れの要因として、あくまでも
小生の推察ですが、通常の立ち方の中で足裏のアーチが低下しているのではないでしょうか。 X立ちをすることで体重が足の外側にかかるため、アーチの低下が少なくなり、わずかな癒しになると考えられます。  
足が疲れやすい人は、靴屋さんでシューフィッターを指名頂き相談をして頂きたい。

以前足の計測のため、大きな研究所に伺ったことがある。 たくさんの方の足を計測しましたが、ほとんどの方が30歳代の女性、多くの方が扁平足ぎみの足をしており大変驚いたことがあります。 ほとんどの方が一日中イスにかけ研究していると聞きました。  

研究は大事な仕事ですが、自分の足の健康についてもしっかり考える時間を持ってほしいものです。

足と靴健康アドバイザー 大木金次 №2940

 

 

2022年2月12日 (土)

立ち方 

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上記の銅像は、与謝野晶子の像です(大阪 南海電鉄 堺駅前)
よくご覧頂くと、やや前傾姿勢になっていることがわかります。 
3年以上も前のことですが、カイロプラクティックの先生から『シャンとした姿勢にまさるオシャレなし』とお教え頂いたことがあります。  まさに最高のオシャレがこの銅像です。
自分の立ち方がこの銅像のようになっているか・・・自分では鏡を見てもなかなかわかりにくいものです。 気になる人は仲の良い友達に自分の立ち姿を見て頂きましょう。
 
良い?姿勢について・・・次に起こす動作のために全身の可動域がしっかり使える状態。 そして無駄な力が抜けていてもっとも疲れにくい姿勢であること、と言われています。
次の動作のためには、やや前傾姿勢をとっていることが大事で、つま先に少し力が入ってることが欠かせません。 最近は「浮きゆび」の方が若い方を中心に増加しているようで、大げさですが姿勢が後傾している方が多くなっています。 浮きゆびになると活気が見えにくい、そんな立ち方に見えます。

改めて銅像を見ると、両足の土踏まずで地面をしっかり踏みしめ、そして骨盤および肩甲骨が垂直に立っているように見受けられますがいかがですか。 
姿勢はその人を表すと言われています。 

足と靴健康アドバイザー 大木金次 №2939

2022年2月10日 (木)

この部品は何に使われている?  

写真の部品は何でしょう?
どこに使われているのでしょうか?

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実は靴の土踏まずの部分に入っているもので、「シャンクや踏まず芯」と言っています。 多くはヒールの付いている靴に使用され、靴の踏まず部分の低下を防いでいます。
材料は、プラスチックやブナ材、ハガネ,その他外国にも様々ものがあり、微妙なカーブがついており耐久性に強靭なものが使われています。 さらに靴内で動かないようしっかり止められています。 同時に靴の耐久力も長くなる。

農家の方が畑仕事をしていると、「よく疲れやすい」と言われることがありますが、その多くは土踏まずの低下からくるものが多いようです。 そのようなときは、踏まず部の硬めの中敷きを挿入すると改善することがあります。 それほどシャンクは重要な部品です。

最近は浮ゆびの方が多くなり、さらに若い方に土踏まずの低い人を見かけるようになってきました。 立ち仕事や長時間の仕事で疲れてくると土踏まずの役割はとても大事になる。
靴選びはしっかりしたシャンクが入っていること、さらに足の土踏まずに合っていることも重要なことです。

靴を購入するときは、中底の踏まず部分を上から押してみると丈夫さがわかります。 靴選びは時間のある時にすること、とよく言われますがそれはチェックする箇所が多いからです。 その中でしっかりしたシャンクが入っていることも重要なチェックです。

足と靴健康アドバイザー 大木金次 №2938

2022年2月 8日 (火)

中底が割れている  

靴の中底(写真)には相当な力が加わっていることがわかります。 それは当然なことで、全体重が足裏に乗り常に屈曲しながら蹴り返しが行われているからです。 見るからに履き心地も悪そう。 履いた直後足裏に凹凸を感じながら家を出るのではないでしょうか? しかしだんだんと感じにくくなっていく、足裏って柔軟なところもあるようです。 

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歩きながら足裏に神経がいっていれば、目の前が不安になっていく。 ときには他人と当たってしまうことも考えられる。 そのような危険を身体は感じつつ、足裏の凹凸が感じにくくなるのかもしれません。
そのようなことまで思いを巡らすと、もっと靴の管理をしてほしいものです。 

この靴を履いている以上足はこの環境から逃げることができない。
    
これほど摩耗するには、履いている回数の多さだけではないように思われます。 おそらく足裏だけではなく全身に大汗をかいているのではないでしょうか。 さらに横アーチの低下もみられるようです。 強いストレスがかかり、そこに一歩ごとに曲げられ足も大変ですが、靴もたまったものではありません。 

足は身体の土台です。 靴を見なおすチャンスにしてほしいものです。
#足 
#靴 #シューフィッター
 
足と靴健康アドバイザー 大木金次 №2937

2022年2月 6日 (日)

靴先端の摩耗  

靴の先端がずいぶん摩耗していますが、今までつまずいたことはなかったのでしょうか? いささか心配になります。 これほど摩耗しているケースは珍しいかもしれません。
このような時、正にシューフィッターの出番といえますが、ただ聞く耳を持たなければ「馬の耳に念仏」になってしまう。 実はそのような方が意外に多いのです。

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このようなことは、前回トウスプリングでも取り上げましたが、靴本体のつま先の上がり(トウスプリング)が少ないときに多く発生します。 しかし最近の多くの靴は適当なトウスプリングが付いていますので、これほどの摩耗は少ないようです。 ただ路面の状況や足回りの環境からも擦れるような状況が出てきます。

写真からみると履いている本人の脚が上がりにくいような気がします。 つまり常にすり足で歩いているということですが、処分された靴のため直接歩行者の姿を見ていませんので詳しくは不明です。

靴選びと共に歩く姿勢の改善と言いたいところですが実際はなかなか大変です。 簡単なことであれば、今までに改善されているはずです。
靴選びはつま先上がりの強い靴やトウガードされたデザインなどが必要になる。 
ただつま先上がりが強くなると滑りやすくなることがあります。 またトウガードの強い靴になると、引っ掛かりが強くなり逆につまづいてしまうという問題も出てくる。

いろいろなことを考慮すると、最初にも話をしましたがシューフィッターに関与していただくことが最も大事なことになります。 靴を履いて歩く様を入念に見る、それからフィッテングと足もとの観察が重要になります。

足と靴健康アドバイザー 大木金次 №2936

2022年2月 4日 (金)

トウスプリング  

トウスプリングは靴のつま先上がりのことですが、多くの方はデザインとして評価され、好みに反映されるようです。 店頭でデザイン選びに聴き耳をたてていると、「こんな靴はもらっても履きたくない」と聞こえてくることがありますが、そのような靴は写真の奥のもの、手前と比べつま先の上がり方がだいぶつよい。
この靴のつま先余裕は、二足とも何と5センチもあり、どちらもファッションシューズといってもよさそうです。 

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トウスプリングがこれほど違う2足を比較すると、歩きやすさは奥の靴に軍配が上がります。 その要因はトウスプリングがあるため、引き上げに踵周りにかかるストレスが少ないことにあります。
しばらく歩いてみると、手前の靴は甲部分に大きなシワがついてくることがあります。 その結果、そのシワが足の甲に触れることがあり、シワがあたれば擦れて痛みとなることがあります。

つまり、つま先余裕の長い靴ほど、トウスプリングが必要になるということです。
長めの靴が好みという人は、手前の靴をえらぶことが多く、売り上げは奥の靴より大きいです。 
しかし歩きにくさやトラブルが発生しやすいのは手前の靴のようです。 靴は好みだけで選ぶと失敗することがありますので、シューフィッターと共にフィッテングをしながら靴を求めましょう。
足と靴健康アドバイザー 大木金次 №2935

2022年2月 2日 (水)

にっぽんの履きもの 

職人の履きものをみると背筋が伸びるような気がする。 それほど良い仕事をしているな~と思わせるものがある。 足もとはこうあるべきで、今街中で履かれているものと比べると、足が喜びそうに見えてしまう。

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コハゼでふくらはぎを締めると力がしっかり入る。 それは足もと、足先、腰周り、手先とすべてが思うように動く。 コハゼの数もすごいですが、締め付けにも細かな配慮をしておりよくよく考えられている。  先に「良い仕事をしているな」と記したが、しているのではなく、きちっと締めることで自然にさせられているのかもしれません。

良い仕事・・・・ずいぶん以前、瀬戸大橋を作る職人の話が出ていた。 大橋の橋脚を作るとき最初に足をかけるときに活躍するのがこの履きもの。 それは機能的なタビのようにわかれたつま先、そしてふくらはぎをしめる道具、これなくして足場の悪い高所でワイヤーを掛けることはむずかしい。 まさに手先の動きを左右する道具が履きものです。 
日本の今ある技術は足もとから・・・そんな話を福山市の履きもの資料館の研究員から伺ったような気がします。



足と靴健康アドバイザー 大木金次 №2934

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