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2020年5月30日 (土)

靴を出庫するテーブルワゴンに感激された  

靴のフィッテング時に「そんなに履かせて頂いていいのですか」と感激されたことがある。

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それはワゴン(上記の写真)に6足の靴を乗せて出庫したときのことです。
このようなワゴンを使っている靴屋さんはほとんどない。よほど珍しかったのではないでしょうか。
このワゴンの提唱者はホスピタリティを常に
心掛けている若い販売員です。 出庫する靴がどれもフィットせず、合わない靴が5~6足も足もとに積まれていることは決して少なくありません。 そこで顧客に気遣いをしないでフィッテングをしてほしいいう願いから作ったのがこのワゴンなのです。

足の計測後指示さ
れたサイズを出庫するとき前後のサイズをワゴンに積むわけです。 中には指示されたデザイン以外も出庫する。 そうすると5~6足になってしまう。 たくさん出庫すると、サイズに見極めができない販売員ではと不信を持たれる顧客がいるが、そのようなことを気にせず出庫するのです。 さすがにベテランの販売員はたくさんは出さないようです。 出さないと言うより一足で済まそうと考えている人もいる。

ワゴンがなければ、一回で運べる足数は3足ぐらいでしょうか。 しかし倉庫は狭く時には脚立を使って取り出していることもあります。 グットイヤー製法になると一足で1キロを超えてしまう靴もあります。 そして両手に持って店頭に移動をする。女性には大変な労働です。 実はそのようなことに気遣いをする顧客が多いようです。 そうすると顧客は、他にもっと合う靴はありませんか?とはなかなか言い出しにくくなるでしょう。 これではフィッテングは務まりません。 そこでこのワゴンが登場しているのです。

顧客に心の負担をかけないようなフィッテングを目指す、このような配慮が靴の売り場に欠かせない。そのように思うのです。
気兼ねなくたくさんの靴を履いて試して頂きましょう。

足と靴健康アドバイザー大木金次 №2634


2020年5月28日 (木)

靴販売員に感激・・手の爪を短く切っている 

手の爪をみると、最近は長めの人が多いようですがファッションのひとつなのでしょうか。 マニキュアを使っている人が増え中には、爪をガード機能とファッションを掛け持ちする人もいるようです。 そのためか手の爪を短く切っている人にお目にかかることが少なくなっている。

あるとき、年配の女性顧客から「ここの靴屋さんは皆爪を短く切っていますね」と言われたことがある。 そのときその顧客の爪も短く切られていたことを記憶している。 男性は当然ですが女性の販売員も爪は短い。爪切りを指導しているわけでもありませんが、靴販売に携わっていると自然に爪を短く切ってしまうようです。 

手の爪は短く、足の爪は長くという言葉があります。そのために爪は夜切るものではないという言い伝えがあります。 短く切りすぎると手も足も困ることがある。
足に比べ手先は器用ですが、爪が長すぎると指先を器用につかうことがむずかしくなります。 ところが足は器用よりも体重移動に強い力を発揮する。 そのために爪を切りすぎると力が出にくくなります。
実はこのようなことは誰でも承知しているようですが
現実はまったく逆になっている・・・・つまり手の爪は長く、足の爪は短くなっている人が多いのです。

器用さの話からずれますが、店頭に並んでいる靴をみると、手の爪でついたと
思われるようなキズを多くみかけます。 試し履きに登場する回数の多い靴ほどキズが多い。 デザインが一般受けするような靴や中心サイズなどにも多くのキズをみる。
多くの販売員がまたやってしまったと後悔し靴クリームで修正する、そのような経験者が多いのです。

上に記した女性の顧客
は手の器用さが大事なことを知っていて感激されたのでしょう。
最近は革靴よりも
キャンバス地のウォーキングシューズが多くなっています。 そのため革に爪キズなどという話は遠い昔話になっているようです。

足と靴健康アドバイザー 大木金次 №2633

2020年5月26日 (火)

靴販売員に感動・・・履いている靴に手を入れ確認してくれた 

足の計測を終え販売員から靴の状態はいかがですか?と聞かれました。 その直後、ちょっとすみません、靴を見せていただいていいですかと促され脱いだところ,靴内に手を入れて中の状態をみてくれたのです。 そのとき本当にびっくりしました。 汗をかいている靴の中に素手を入れ入念に確認、その様子は正にプロで職人魂を感じました、と・・・・この話は販売終了後に顧客から伺った内容です。 

その顧客は、今まで自分でも靴に手を入れることはまったくなかったと言う。 おそらく多くの方が同じではないでしょうか。 靴内は汗や汚ればかりでなく、ときにはカビなども付着していることがある。 そのため靴内を布で拭く人も少ないようです。

販売員が試し履きの靴を差し出すときは、靴内に手を入れて確認をしている。 新しい靴ですから何の躊躇もなく実行されているが、それでも手を入れることを忘れてしまう販売員は多い。 「ちょっと靴内を見せてください」と言うような販売員は常に靴内をチェックしているため、何の抵抗もないのでしょう。 基本
は常に実行することにあるようです。 
ところで履く前に
手を入れて確認する販売員に出会ったことはありますか?

履いて来られた左右の靴を目の前に置き、靴内に両手を同時に入れ、中
の状態を観察すると意外なことがわかります。 凹凸に左右差があり踏みつけの強さが把握できます。 ときには中底や甲裏などの破損状態に左右差が生じていることもあります。
今では手よりもスコープなどの器具でみるところもあるのではないでしょうか。


靴内に手を入れてみると立ち方や歩き方が、正に手に取るようにわかりますが、
そのようなわずかな行為に顧客は感激されたのです。 足もとや靴って思いもかけないような驚きがあるものです。

足と靴健康アドバイザー 大木金次 №2632  

2020年5月24日 (日)

靴販売員の一言に感激・・フォーマルな靴はつま先ゆったりがいい 

フォーマルシューズは出番は少ないため、フィッテングがお粗末になりやすいようです。 多くの方がデザイン最優先で選ばれている。 

どの店もどの販売員もマニュアル通りの言葉を発するが、とくにフォーマルシューズについては、「きれいですよ」という言葉が頻繁に出るようです。
そんな中、「フォーマルに履く靴はつま先がゆったりするほうがいいですよ」とアドバイスをくれた販売員に,顧客は
大変感激したと語っていました。 

その顧客は以前つま先が苦しくなったことを想い出したと言うのです。 突然の葬式に履いて行った靴で立ちっぱなし、だんだんつま先がきつくなり冷や汗をかいた。 長年靴を履いてきたが高齢になっても靴で失敗する、そのような語り口でした。 それで改めて靴を購入しようとしたところ、「つま先はゆったりがいい」という言葉を出されて、ほんとにその通りと思ったそうです。 しかも若い販売員に教えられた、と。 

その上顧客は突然の葬式に履いていったそのフォーマルシューズに、過去に失敗(きつすぎた)したことをまったく忘れていたと言う。 それほど足もとは忘れやすいところです。 

改まった式場では終わるまできちっとした姿勢をとることが求められるが、それだけに靴の役割は大きくデザインだけではありません。 ましてお酒が入ると足もとにむくみが生じやすい。 つまさきゆったりが一番なのです。
足と靴健康アドバイザー 大木金次 №2631


2020年5月22日 (金)

靴販売員に感激・・靴まで磨いてくれてありがとう 

靴販売の前線で顧客が履いている靴を磨いている光景はそうないものです。 磨き方は様々、例えばポケットに入れているハンカチやボックスに入っている布で磨く、また備え付けの靴磨き台で磨くなど。 またクリームなど付けずに終わることも、そのときに状況しだいである。 顧客に余裕時間のないときなどは、ほんの短時間で済ますこともある。

Dsc02146_20200522092701 いずれもお帰りになるまでの間に磨いて差し上げることを習慣にしている販売員が多い。 それは常日頃から行われていることで、見よう見まねで習得していくという伝統のようなものです。 長年靴販売に携わって方がいるため、靴磨きが継続している。

Dsc02143_20200522092901簡単に靴磨きを終えても顧客は笑顔を返してくれる・・・そのようなとき若い販売員ほど感激する。 顧客がお帰りになったあと、小生に語ってくれる。その販売員はよほどうれしかったのでしょう。  そのような顧客は再来店した際に、必ずその販売員に声をかけてくれ「あなたを探していたよ」と言われる。 顧客は自宅を出る前から、その販売員を想い出しているのです。 

Dsc00257 あるとき靴磨きを傍で見ていた名古屋から来店されたという顧客から、「大阪は靴磨きまでやるのですか?」と言われたことがある。 よほどびっくりしたようでした。 確かに店頭で靴を磨いている店はほんの一握りでしょう。 中にはあまりにも美しくなった靴を見て靴磨き代を差し出す顧客もいる。  

靴磨きは最大の「おもてなし」に通じるようです。 おそらく靴を磨いてくれたことを末永く記憶してくれるのではないでしょうか。 足もとというところは忘れ難いところです。
足と靴健康アドバイザー 大木金次 №2630

2020年5月20日 (水)

靴販売員に感激・・修理承り伝票に靴のイラストを描いている 

多くの販売員がいるといろんな得意分野がみえるものです。 足裏をマッサージをしながら靴の大事さを語る者、靴ベラをうまく操る者、短時間に靴を磨き上げる者、中には多くの顧客に高価な中敷きを販売する者などです。
中には靴のイラストを巧みに描ける者もいるなど、どこで勉強したのかと聞きたいぐらいの販売員もいて、顧客に驚かれたことがあった。

イラストの得意な販売員は修理承り伝票に靴のイラストを入れることがあり、その中に修理内容が記しているのです。 そうすると修理の箇所がよくわかり顧客とのミスマッチが少なくなる。 靴の修理内容を文字だけで記すとその位置がどこを表しているのかがわからず、メーカーから問い合わせが入ることがある。 当然顧客も不安になりキッチリ修理ができ上がってくるだろうか?と出来上がるまで不安になるのです。

その販売員のイラストをみると、靴の内側か外側かがはっきりわかる。 それほど靴を描くのはむずかしいものです。 多くの方は靴の外側を手前にして左向きに描く方が多いようです。 ところが修理箇所が内側になるとイラストがうまく描けず修理箇所が解りにくくなる。 
 

顧客にお渡しする伝票ですから、描けばいいというものではありません。 うまく描けることは重要なことです。
承った販売員に顧客から「上手く描けるものですね」と。 イラストがうまく描かれていると承りに信頼感が生まれるのではないでしょうか。

わかりにくい内容にはイラストを入れる、理解しているものの実際はなかなかできないことです。
足と靴健康アドバイザー 大木金次 №2629

 

2020年5月18日 (月)

靴販売員に感激・・足の裏が粗いですね 

顧客が入店して試し履きに入るまでの販売員の誘導はさまざまで長年のキャリアがみえるところです。 足の計測を終えてから足裏を確認する販売員がいる。 足裏はなかなか拝見しにくいところで、足を上げていただくことは意外に大変なことです。そのため、足裏を指で触れ感触で判断することになる。 
普段の生活の中で自分の足を見たりさすることは少ないもの。 フィッテング前に足裏を素手でさすってくれることに感激されたりビックリする顧客がいます。 足うらが汚れていると思っている顧客ほど販売員の行動に驚かれるようです。

「踵が粗いですね」と靴販売員の一言に、恥ずかしながら大変感動したと言われた顧客がいました。 その上「ヤスリで削りその後保湿クリームをぬることを習慣にしてほしい」と
足裏のケアまで話をしてくれたと。

踵に靴の腰周り中底(コーナー)の跡がくっきりと付いている人もいる。 足裏を洗う人は少なく、特に踵周りにはまったく無頓着な人が多い。 

余談ですが、ケアを怠り炎症を起こすこともある。 中でもハチの巣のような踵内部、ショックを吸収する機能になっているがその炎症は重大です。

靴販売員のアプローチはさまざまであっていいと考えています。 紋切型でどの販売員も同じ言葉をつかっている店が多いようですが、そのうち顧客に飽きられてくるでしょう。 
売り場の中でキャリアが深くよく知っている販売員がいるとお互いに啓発されるものです。

足裏を手で触れながら話ができる、そのような靴販売員は本当に感謝されているのです。

足と靴健康アドバイザー  大木金次 №2628






 

2020年5月16日 (土)

靴販売員に感激・・・階段でも試し履きをさせてくれた 

「階段にお連れして履き心地を試して頂きます」と言って顧客を案内した販売員、フィッテングが終了し顧客がお帰りになってからその販売員は実はということでその内容を教えてくれた。
階段でも安心できる靴を探しておられたようでした。 底の滑り具合を試したい、そのような顧客は結構多いようですが靴選びは本当に様々です。 靴選びは年齢と共に誰でも慎重になるものですが、そのポイントはいろいろで顧客から伺わなければわかりません。

たまたま階段が靴売り場の隣にあることを顧客は知っておられたようで、ここで試させてくれるだろうか?と期待をされていたようです。 階段で滑りを確認した顧客は「おかげさまでいい靴が手に入った」と喜んでくれたとのことでした。 

これからは顧客に率先してお尋ねする必要があるようです。
「何か気になることはありますか?」という一言です。 しかしそのタイミングが大事です。 靴の心配は誰もが抱えていることですが、それを購入時に話を切り出せない顧客がほとんどのようです。 今回の顧客は「初めて階段で試し履きをさせてくれた」と語ったようです。 話を切り出すために階段の位置まで確認して売り場に入ってこられたのです。

靴底は滑りだけではなく階段に引っ掛かりやすいときもあります。 ヒールのアゴが下り階段で邪魔になる、そんな経験者は多いのではないでしょうか。 靴底の引っ掛かりはわずかなことのように思われますが、個人の感覚の領域に入ることの難しさを感じるところです。

足と靴健康アドバイザー 大木金次 №2626

 

2020年5月14日 (木)

靴販売員に感激・・雨の日ソックスを貸してくれた

濡れてしまった靴を履き替えたい、そんな思いで入店される顧客は大変多いのです。 ときには靴内にしみこんでソックスまで濡れている場合があります。 

多くの顧客は靴選びの中で濡れたまま新しい靴に足を通すことはありません。 顧客はソックスが濡れているんですが・・・と小さな声で言われます。 そこでソックスを準備しましょうと伝え、タオルを出してぬれた足を拭いていただきます。 
その後ソックスの入った
バスケットを出して好みのものを選んでいただきます。 カラーやサイズ、厚み、感触などがあるためバスケットには常に10数足のソックスが入っています。 その中から顧客に選んでいただきます。

靴選びが終了した後は、スリッパのままソックスの売り場にご案内をして、ソックスを購入願い戻って来られるのを待ちます。

ソックスは毎日夕方ごろ洗濯をして倉庫で乾燥させていますが、大雨の時は大変な足数になることがあります。 翌日になりソックスを伸ばしながら折りたたみ透明なポリ袋に入れ保管をしている。 左右あるソックスは靴同様管理に意外と手間がかかるものです。

販売員はソックスを差し出すときは、必ず「洗濯をしたソックスで恐縮ですが」と申し上げています。 そうすると安心されるようです。

ソックスを貸し出した顧客の中に感謝をされた方がおりました。
「ソックスが濡れているのですがと申し出て頂き助かります」と販売員に言われ大変感動しましたと、帰り際に語ってくれたのです。 
濡れたソックスのままで新しい靴に足を通されると靴の中底が濡れてしまうからです。 実際そのようなことが定期的に発生するが、事後処置が大変なのです。

ソックスの貸し出しは特別なことではありませんが、実際に実行するといろんなことが出てくるものです。

足と靴健康アドバイザー 大木金次 №2626

 

2020年5月12日 (火)

靴販売員に感激・・フィッテング中に家族のイスを用意してくれた

今回の「靴販売員に感謝」の話は、お父さんの靴の購入に来店されたときの家族から感謝された話です。

奥様と小学生の子ども二人と共に4人で来店され奥様は座っておられましたが、子どもは立ちっぱなしでお父さんの靴の購入に聴き耳をたてていたようでした。
販売員はお父さんの足の計測や靴選びそして靴の出庫などであわただしく動いていたところ、近くにいた手のすいた販売員が、立っている子どもさんのために使用していないイスを持ち込んでくれたのです。 その心遣いに奥様から感謝をいただいたのです。 

売場一丸となって顧客に視線を向け、何かあったら気を利かせる、このようなことは指導できるようなことでもありません。 顧客がお帰りになってから、感謝を頂いたことをイスを据えた販売員に伝えました。 この販売員は長年靴の販売に携わっていた方で常に顧客目線でフィッテングしている方です。

家族で来られるとお父さんの靴選びにいろんな話を入れる方がいます。 そのたびにフィッテングに集中できなかったり振出しに戻ることが多い。 特に家族が周りで立っておられるととかく口を挟まれることが多いものです。
実はそのようなことにならないようイスを増やして座っていただくのですが、しかしこのような配慮はなかなかできることではありません。
最近靴売り場の中央に大きなソファを設置する店が増えていますが、その理由は家族に落ち着いていただくものなのです。

靴のフィッテングは非常に気をつかいます。 販売員より購入するかたのほうが神経が疲れるもの、靴選びは大変という顧客は多く、身体の調子を整えて来店するという方もおられます。
家族で来店されたときはどうしたらフィッテングに集中できるか? それには靴販売に相当なキャリアが必要のようです。 販売員に年配者が多いと若い販売員は勉強になると言われます。 靴の販売にはキャリアの深い販売員は貴重な存在です。

足と靴健康アドバイザー 大木金次 №2625

2020年5月10日 (日)

靴販売員に感激・・履いていった靴を磨いてくれる

「顧客は販売員につく」と言われるほど販売員のサービスに独特なしぐさとすばらしさが見える販売員の話です。 固定客がつきやすい靴の売り場、そのしぐさや手つきにに自然さが現れるからたまらない。 そんな先輩が靴の売り場におりました。

この先輩は常に胸のポケットに真っ白いハンカチを入れており、いつも顧客の靴を磨いている。 そのハンカチを使うタイミングが他の販売員にはまねができないほど絶妙な瞬間なのです。

靴の試し履きをしてフィッテングが終わり「この靴にしよう」と顧客が一声発した直後「ありがとうございます」と販売員は頭を下げ、選んでいただいた靴を胸ポケットから取りだしたハンカチでひと拭きします。 底も靴の中もすべて手ばやに拭いて靴箱の上にのせる。 その間顧客は靴売り場のスリッパを履いてリラックスしており、自分の履いてきた靴に足を入れることはしません。 いつもの毎回のパターンなのです。 

そして雑談を始めながら、今度は顧客の履いて来られた靴を話をしながらていねいに磨き始めるのです。 この時間のほうがフィッテングの時間よりはるかに長いのです。 履いて来られた靴を自分の顔につくほどに近づけ丁寧に底以外を磨くのです。 クリームも使わずに素磨き(空拭き)をするのです。 しかし顧客が履いて来られた靴は、まったく汚れてはいません。 汚れより常に光っていると言ったほうが早いのですが、それでも話の進行に合わせながらゆっくりとハンカチで磨いて差し上げているのです。 その間販売員は膝を曲げた姿勢で話を交わしているのです。 バーテンダーがカウンター越しにグラスを磨いている、そのような雰囲気のようです。 

毎回この販売員の靴磨きを見ているとわかってくるのですが、顧客は靴を磨いている時間と会話を楽しむために来店しているように思えます。  

この頃は売り上げ第一になってこの販売員のやり方を否定的に見る人が増えてきました。 この販売員が店頭で走っている光景は一度もありません。 それほど売り上げが常に上位でつねに穏やかな方なのです。 

足と靴健康アドバイザー 大木金次 №2624

 

2020年5月 8日 (金)

以前使用していた革底の靴、足裏が痛くて履けない

履かずにしまいっぱなし、そんな靴が多いのではないでしょうか。 
なぜしまったままなのか?   靴箱にしまってしまうとそんなことを振り返ることはほとんどない。 数年たち何も考えずにまた履いてみると足裏が痛くなった。 そんな経験者は非常に多いようです。

そのようないきさつを感じるような靴が顧客から持ち込まれたことがあった。 
購入頂いて5年以上は経過している革底の靴、摩耗していたところを見るとその頃は履き通していたように思える。
しかし今は30分も履き通せず足裏全体が痛くなってくるという申し出です。

靴を拝見しても問題はなさそうで、「足に触ってもいいですか」と了解を頂き足裏を軽く指圧をしてみたのです。 その瞬間「痛い!」と飛び上がるような発声と「何をするんですか」という興奮気味の顧客は自分の足に相当驚いた様子でした。 
「軽い指圧をもう少し続けてみましょう」と話をしながら、そうするとだんだん気分が良くなってきたようで笑顔を返してくれるようになったのです。

顧客はそこで自分自身の足の管理が怠っていたことにうすうす気がついたようでした。 指圧を始めて5分も経っていないのです。 この顧客の判断の速さに当方のほうがビックリした。 指圧が左右とも終わったところで、再度持ち込まれた靴を履いていただいた。 顧客は「快適、十分に履けますね」と言われた。

顧客の多くは自分の足が弱っているというような判断をすることはほとんどない。 そしてだんだん靴底の軟らかいものを選んでしまう。

この頃はフットケアをする顧客が多くなり足の管理に関心が深くなっているようである。 
私はフットケアと靴は足の両輪と考えています。 硬めの靴底でも履きこなせるよう毎日気を配ってほしいものです。

足と靴健康アドバイザー 大木金次 №2623

 

2020年5月 6日 (水)

靴販売員に感激・・同じサイズを2足履かせてくれた 

今回のテーマ「同じサイズ2足を履かせてくれた」という内容は、顧客が靴購入後わざわざ私に話をしてくれたことです。その顧客は何度もご来店を頂いているなじみの顧客でした。 よほど感激されたようで、「何十年も靴を選んでいるが同じサイズを2足試したのは初めて」と語っておられました。 そして「同じサイズでもずいぶん違いがあるものですね、あの若い販売員に教えられた」と興奮気味でした。

Dsc03630-2売り場ではテーブルワゴンを使ってできるだけたくさんの靴を乗せ店頭に出庫しています。 指示されたサイズと前後のサイズ、またカラー違い、お勧めの靴などを乗せるとすぐに6足ぐらいになります。
その中に今回は同じサイズをもう一足乗せ履いていただいたということで、別段変わったことではありません。 たまたま同じサイズが2足ストックにあったのでついでに出庫したとのことでしたが、顧客にとっては初めての経験だったようです。

靴のフィット感に同じものはない・・・店頭において常々そんな話をしています。 そのようなことはテキストには記しておらず経験上から話をしているものです。 それを実行してくれたことは大変うれしいことです。
しかし売り上げ目標が未達などのときは、気持ちに余裕がなくなり、なかなか実行できないものです。

顧客の「勉強になった」という言葉はとてもありがたいことです。 おそらくその顧客は今後どこの店でも同じサイズがあったらもう一足履いてみたいと申し出ることでしょう。 そうすると日本の靴のフィッテング技術がいっそう評価されていくのではないでしょうか。 そう願いたいものです。

足と靴健康アドバイザー 大木金次 №2622

2020年5月 4日 (月)

靴販売員に感激・・決まった靴は足もとに置いたまま入金へ

靴売り場を見ることを常としているが、販売員はいろんなことを考えています。 専門店始め量販店、デパート、商店街の靴屋さん、いろんなところで販売員は工夫しています。

あるときデパートの女性の靴売り場で数足のフィッテングが終了したところに遭遇しました。
そうすると「この靴にします」と決まったようで販売員は代金を受け取り、決まった靴は顧客の足もとに置いたまま入金に立とうとしたところで、顧客は「この靴ですよ」と一声かけた。「はいわかりました、どうぞもう一度ご覧になってください」と言いながら奥へ入って行った。
その後顧客の様子を数分みていると、購入する靴を再度履いてみていたのです。 そしてなんと靴内部やソールまで確認したのです。 販売員が戻ると「やっぱりこの靴でいいです」と語ったのです。

その一言で、試し履きにしっかり納得していなかったようです。 こんなことは靴に限らずよくあることですが、最近はそのスキ(時間)を販売員は与えてくれない。 ベルトコンベアーに乗ったようなマニュアル通りの接客が目につく昨今、このベテランにみえる販売員の行動はすばらしい。 その接客は長年の経験からいきついたものではないかと思われます。 
後日になり「少しきついので取り換えてくれませんか?」というようなことが今まで何度かあったのでしょう。 そのようなことがないよう工夫したのでしょう。

あそこの店に入ると安心して靴が選べるというような話をよく聞きます。 その多くは販売員のアプローチやアドバイスまたいろいろな工夫から口コミとなって現れる。

販売員の工夫をみるためいつも定点観察をすることにしています。
当分の間、私なりに今まで気が付いた感動した販売員の行動を投稿いたします。
足と靴健康アドバイザー 大木金次 №2621

 

2020年5月 2日 (土)

サンダルの鼻緒、高すぎるとゆびの間が擦れやすい 

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鼻緒の高さは親ゆび付け根ほどの高さが歩きやすい。
ところが近頃のサンダルをみると下記の写真のようにずいぶん高い・長いものが多くなってきました。 その上浮きゆびが多くなり力が入りにくい若者が増加し、ゆびの間が摩擦ずれで困っている様子を散見する。 そのような経験をすると二度とサンダルに手を出さなくなってしまう。 そのような苦労話が聞こえてきます。

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その点日本の下駄や草履の鼻緒はよくできている。 親ゆびの高さよりやや低く設定されているはきものが多い。 下駄草履に履きなれた人は、最初手で鼻緒をもみほぐしての高さを慣らしてからゆびを通している。 これは誰に教わったものでもなく見よう見まねで覚えたのか、そんなところに人の知恵を感じる。 伝統や文化とはそういうものかもしれません。 特に外国製は日本のはきものに見習う必要があります。

鼻緒にガーゼを巻いてゆびの痛さを我慢していた人がいた。 しかしあまりにも鼻緒が長いため擦れが止まらない、結局改善策は見当たらないのが現実、はきものの痛みを解消するすることは実にむずかしいものです。

足は身体の土台、土台をいじることは大変なこと。 
新築するときは皆土台作りに慎重になるが、それは土台の重要さを理解しているからです。 高層ビルやテレビ塔などの建築現場をみると多くの期間が土台作りに費やされている、それほど重要なポジションなのです。  
足もとにも、建築物の土台のような発想ができないものでしょうか。

鼻緒の付いたサンダルの購入は、素足になってよく履いてみるなど慎重に選びましょう。

足と靴健康アドバイザー 大木金次 №2620

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