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2020年2月28日 (金)

足裏を押すとゆびが動く   

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手の指で足裏を押してもゆびが動かなければどうなる?  
こんな疑問をもったことはありませんか?

足裏を指圧して健康を維持するという書籍がたくさん出ていますが、足裏を押してゆびが動くという内容は意外と少ないようです。
しかし日常的に手を足裏に触れていると自然にゆびの動きが目に入り楽しくなるものです。 多くの方がここを押すと第一趾(おやゆび)や中ゆびが動く、また第五趾が動くことは経験的に知っているのではないでしょうか。

ところで、足裏を押すとゆびの動きの前に「痛い!」という人が多くなっているようである。 その痛みはとっさに足を引っ込めるほどの強烈な痛みのようです。 小生は硬い棒で押しても全く痛みがありませんので、強烈な痛みの程度が全く理解できません。

指圧で痛ければそれ以上押すことはできず「ゆびの動き」までに至らないということに気が付きます。 足を引っ込めた人の多くは、「足裏が痛いといけないのですか?」とよく質問をしますが、「痛ければ力が入りにくいでしょ」と話をします。 しかし理解が得られたかどうかがいつも不安です。
力が入るところは足ゆびのことですが、押した瞬間痛みがでれば、足ゆびが働くというところまでいきません。

足裏を指圧して足の健康具合をみるシューフィッターは、足ゆびが快調に動くかどうかもみています。 足が眠っているというような解りにくい話がありますが、指圧をして痛い足や押してもゆびが動きにくい足を言っているような気がします。
ゆびの可動域の前に、足裏を押しても痛くない足を作ってほしいものです。

肝心な話ですが、ゆびが動かなければ、石を踏んだ時安定を保つことが難しくなることを知ってほしいものです。

足と靴健康アドバイザー 大木金次 №2589

2020年2月26日 (水)

靴を履くときは甲ベロを正位置にしましょう

ウオーキングなどに使用している靴ほど、甲のベロが外側にずれたまま履いている人を多くみかけます。
ベロが歪んでいると見た目が何となくいい感じがしないようです。 もし家族の中にベロが歪んだまま履いているときはどのようなアドバイスをしますか?

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ベロが歪んでいると靴のフィット感が良くありません。 靴内で一歩ごとに前滑りが発生しやすくなり、踵周りのフィット感もえられにくい。 しかもつま先余裕が少なくなるためゆびに力が入りにくくなり、同時に爽快感もなくなります。

そもそもどうしてベロが外側に歪むのか? なぜ内側にならないのか? 甲ベロがどうして必要なのか?
足の骨格で一番高い位置の楔状骨がやや内側にあるからです。真ん中(中央)ではないのです。そのためベロが外側に歪みやすくなるのです。 骨格の配列をみると、靴の履き方を慎重にしなければならないことが解ってきます。 
ベロがズレないようミシン止めをしてほしいものです。

足の骨格に合わないことをしていればルーズな履き方と思われても仕方がありません。 自分の足もコントロールできないようであれば・・・・、そんなことを語るシューフィッターがおります。

ところで足の甲には足背動脈があります。 靴ひもを締めすぎると痛みがでることが往々にしてあります。 大事な動脈を甲ベロで優しくカバーしましょう。 写真のようにベロが歪んでいては優しいどころではありません。 
甲ベロを正位置に戻してしっかり締め、履き口はほどほどに締めましょう。

足と靴健康アドバイザー 大木金次 №2588 

 

 

2020年2月24日 (月)

浮ゆびを改善するには

先日靴の講演終了後に「浮ゆびを改善する方法を教えてください」という質問がありました。

大勢の前でその方の足も拝見せずにアドバイスをすることは、決して簡単なことではありません。 そこで申し訳なかったのですが、一言「ラジオ体操第一の2番目、腕と踵の上げ下ろしをする運動」をお勧めしました。ラジオ体操でつま先立ちをする運動は第一体操だけで4回あります。 第2体操を含め毎日行うことをお伝えしました。
この頃健康フェア等でフットプリントをとる機会が増え、浮ゆびを指摘されたのではないかと察します。 浮ゆびは決して子どもだけではありません。

ところで浮ゆびの改善は一言で済むような単純な話ではありません。
まず土踏まずがしっかり機能しているか? もし低下していれば靴を替えるか中敷きで改善が必要になります。 また踵骨の外反を伴っていればシューフィッターに相談することを勧めます。
また、足ゆびが軽快に動く靴の着用も大事なことです。 意外と靴の改善にタッチすることが難しいようで、多くは靴まで買い替える人は決して多くはありません。 実はトウ(靴のつま先)のデザインを変更することは最大の難関なのです。 つまり『好み』が最優先されてしまうからです。 それほどつま先に神経がいくということでしょう。


トウのデザインは形だけではありません。 光沢や質感などに敏感に反応するようです。 もっとも反応の大きいものはトウの厚みのようです。 つま先が動きやすいような厚みに抵抗を示す人が多いのは残念です。

そして靴をきっちり合わせることも必要です。 踵周りが大きければ、靴の中で前滑りが生じつま先が動きにくくなります。つまり靴内でゆびの居場所がなくなってしまいます。 これでは浮きゆびの改善どころではありません。 踵をトントンして靴ひもをしっかり結びましょう。

できれば健康フェア等で、足の計測後 靴までアドバイスをしていただけるといいですね。 「つま先の太い靴を履いてくださいね」と一言あると、靴を購入するときに抵抗が少なくなるものと思います。
足と靴健康アドバイザー 大木金次 №2587

2020年2月22日 (土)

大切なシャンク  

ヒールのある靴にはシャンクという硬い踏まず芯が挿入されています。 シャンクは靴の土踏まずの中底と表底の間にある補強芯です。 シャンクとはそもそも足の土踏まず部のことです。

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容易に沈み込まない材質が用いられ、古くは樺(かば)の木や竹を使用していました。 現在は鋼鉄や硬質なプラスチックが使われています。 ヒールの高い婦人靴には特に強固なシャンクが必要である。
シャンクの確認方法は、ヒールのある靴の土踏まず部を上から手で押してみてください。まったく動かないものです。

シャンクの機能は、足の土踏まずにかかる荷重を支えることがもっとも大きな役割りです。 足は成長と共にアーチがしっかりしてきますが、靴のアーチ部分が柔らかければ疲れを感じるようになります。 せっかくしっかりとした土踏まずができ成長してきたのに、土踏まず部のやわらかい靴によって阻害されてしまうことは本当に残念なことです。

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手の平よりい小さいシャンクですが、機能は実に重要であおり歩行を助けることが上げられています。 あおり歩行は50歳代から徐々に機能が低下していくと言われています。 足の柔軟性に気を配りながら靴選びをしていただきたいものです。 
あおり歩行と共に靴のかえりをよくするという機能もシャンクにあります。

シャンクは靴の背骨に当たる大事な道具ですから、靴を購入するときは土踏まずの部分を上から押して確認しましょう。

足と靴健康アドバイザー 大木金次 №2586

2020年2月20日 (木)

靴・・窮屈なつま先による影響

靴を購入するとき「つま先がちょっと窮屈かな?」と思うことがある。 それでも何とかなるかもと買ってしまい結局後悔をする。 このようなことは誰でもあることですが、何とかなるといった靴の買い方はやめましょう。

つま先がきつくなると身体にどのような影響が出てくるのでしょう。
靴によってつま先が動きにくくなると、神経を介した反射応答が起こり、足と共に手も腕も動きにくくなることがあると言われています。 

Dsc03975_20200220093201五本ゆびソックスを履き写真のような姿勢をとってみました。 畳まで手が届いています。 ところが力をこめて足先を縮め前屈をすると手は畳に届きにくくなる。 そのとき全身が硬直したような気になりました。

たかがつま先が動きにくいぐらいで? おそらく多くの方がそう思っているのではないでしょうか
やっぱり人もかつては四つ足動物であったことを感じます。

トウ(靴のつま先部分)の細いフォーマルな靴を履くと歩幅が小さくなる。 そのような時あえて歩幅を広げて歩くと、足ゆびに痛みを感じてしまう。 足ゆびが五本に分かれていることを感じる瞬間です。 5本のゆびが一本にまとまっていれば痛みも感じにくい、そんな実にたわいのないことを考えてしまいます。

五本のゆびが十分に使いこなせることで爽やかな一日が始まると言ってもいい。
そんなすばらしいことに気が付くべきです。

靴を購入するときは、足ゆびが軽快に動くものにしましょう。 デザインだけで選ぶと後悔が待っています

足と靴健康アドバイザー 大木金次 №2585

2020年2月18日 (火)

前屈みでステッキを使う人、靴ひものしまりが弱い

ここ数年前から、リュックを背負い前かがみのままステッキを持ち小刻みに歩いている高齢者が増えている。 それは早朝6時半頃ラジオ体操のときですが会社に行くような服装で駅に向かう方もいる。 

初めて会った方に「おはようございます、がんばってください」と挨拶したとき、強い調子で「ありがとう」と返答される男性。 
また
両手にステッキを持って歩いているいつもの女性の方に、「おはようございま~す」と声をかけると、にっこりされ片手を上げながら大きな声で「どうも」と返される。 やはりその方も声は大きい。 その方の片足歩幅(踵後方から前足の踵後方まで)は40㎝にも満たない。 挨拶をしたらつまずいてしまうのではと心配しながらも、つい遠くからでも声をかけてしてしまうことがある。
またウオーキングをしている50歳ぐらいの男性、2年ほどステッキに頼り跛行していた。しかし現在はもう不要のようである。

老化は足から・・・・上記のような方々をみていると、足の辛さがみえてくる。
この足何とかならないものか、と本人はいら立ちを抱えながらも毎日目的に向かって積極的に歩いているように見えます。 その行動はとても貴重なことです。

歩くことをためらっては前はない、おそらくドクターは懸命に申し渡しをしていると思われる。 
ところで、そのときドクターや看護師さんは履く靴のアドバイスまでしているのだろうか? 何となく気になるのです。 
玄関にイスを置いて、座って靴を履き、トントンしながらそのまましっかりひもを結んで、とアドバイスを願いたい。

アドバイスを受ける方は、靴の話など小学校に上がる子供のように扱われていると思ったら大間違いである。

足は身体の土台であることを承知願いたいのです。

足と靴健康アドバイザー 大木金次 №2584

2020年2月16日 (日)

シューストレッチャーで靴を調整する

購入したての靴は何かとフィット感がしっくりこないことが多いものです。 足の丈夫な人は履いてならすと言われるが、それができるのも50歳ぐらいまでではないでしょうか。
ストレッチャーとして使われるのが写真のもので、球環バサミなどとも言われています。

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使用する部位は、
母趾球(おやゆび付け根)や小趾球(こゆび付け根)にポケットを作る。 
第一趾の爪が当たるときトウに膨らみを入れる。
踵骨後部や靴の腰周りが擦れるときに。
革が硬くなじみにくい時に革をもみほぐす、などに使用する。

使い方は、
アッパー(甲革)にやわらかい革や布を当てる。
最初は軽く握りながら革の伸びを慎重にうかがいながらゆっくり力を入れる。
できれば輪ゴムで止め長時間を押さえるとポケットがつきやすい。

注意は、
履き古した靴は革が硬化しているため裂けやすい。
合成や人工皮革は裂けやすいため、革かどうかをしっかり確認する。

ストレッチャーの購入が難しい方は、靴を購入した店で上記のようなことを依頼することです。

足と靴健康アドバイザー 大木金次 №2583

2020年2月14日 (金)

情報誌「かわとはきもの」から・・・靴のクレーム

世の中にクレームのないものはありませんが、靴ほどクレームが多義にわたるものはないでしょう。
その上、クレーム事例には同じことがないと言われるほど範囲が広い。 
その要因は左右の足があること、さらに左右のサイズが違うこと、人体の生理と絡むものや、自然の革を使うこと、歩行時の荷重やフィッテングというめんどうなことが存在すること。 

使用中に左右のどちらかだけが痛むという事例に遭遇することがあるが、顧客の体に差しさわりが生じるケースとなり、なかなか解決に至らないことがある。

さらに手入れや保管状況、経年劣化によるものもある。


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東京都立皮革技術センターが発行する情報誌に「靴のクレーム事例から品質を見直す」として特集が組まれています。
靴は万人が履くもので誰でも靴で困ることがあるものです。 靴メーカーや小売店だけの情報誌としてはあまりにももったいないさまざまな貴重な情報が満載されている。 多くの消費者にも見ていただきたいものです。

2019年6月発行の情報誌には、「ハイヒールに関わるクレーム」が特集されています。 内容はヒールの強度に関することで、補強芯の曲がり、補強芯の焼き入れ不良、錆びた補強芯、破壊した補強芯、トップピース外れ、捻じ切れたセンターねじなどの写真が出ています。
技術センターの品質の管理者は、「取り付け強さにバラツキが生じる原因が多い他に、着用者の歩容のバラツキも取りざたされている」と記している。

重ねて記しますが、多くの方にこの情報誌をご覧頂きたく思います。

足と靴健康アドバイザー 大木金次 №2582

 

2020年2月12日 (水)

ぞうきんの絞り方に異変?・・・絞り切れない

足と靴のブログにどうしてぞうきんの絞り方がでてくるのでしょう?

この頃「あおり歩行」の話が出てくるようになったが、そのあおり歩行とは、踵の接地後第五趾側に力が移り、第一趾側(二・三趾も含む)で蹴り返しをすることです。 そのため力強い歩行ができるような仕組みになっています。

踵の接地後、第五趾ではなく直接第一趾に力が入ってしまうと強い歩行は得られにくい。 このようなメカニズムを知って頂きたくぞうきん絞りで理解がすすむことを期待をしている。
ぞうきん絞りを思いついたきっかけは、翌日になってもぞうきんが乾燥していないことがあったのです。 絞った人に聞いたところ絞る手つきをしてくれ「こんなふうに絞っています?」と、ぞうきんをヨコ(下記写真)に持っていたのです。
皆さんはいかがですか?

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ヨコに持つと親指から力が入り小指には力が入りにくい、その結果ぞうきんは絞り切れないことになります。
ところがタテに持つと力は小指から入り、しかも左右の手が同じように強く絞り切れる。
まさに足の「あおり歩行」と同じです。 ここで人もかつては四足歩行であったことが想像できます。

ところで、ぞうきんの横絞りは若い人に多いように思います。 足と靴の講演の中で、ぞうきんの絞り方について伺うと高齢者は圧倒的にタテ絞りが多いのです。
ぞうきんの絞りかたは、見よう見まねでタテ絞りを覚えていくのでしょうか? 
どうもそうではなさそうな気がします。 
拙い考察ですが、扁平足ぎみになると、どうも横絞りのほうが手っ取り早いような気がします。 立ちにくい体制になるとゴルフクラブのような手つき(タテ絞りのような)がとりにくくなると思われるのです。

身体は足の上にある、身体の土台は足なのです。
 [2019年10月6日にも同じようなテーマで投稿をしています。悪しからずご了承ください]

足と靴健康アドバイザー 大木金次 №2581

2020年2月10日 (月)

靴を替えたらハサミがよく切れる

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靴とハサミ・・・・いったい何を語るのか・・・見当がつきにく話ですが、実はいつも靴を買っていただいている床屋さんからのビックリするようなお話をいただきました。
店頭でお話された床屋さんの言葉を忠実に引用します。「靴によってハサミの切れ味が変わるものですね」と感慨ぶさそうなお顔で話をしてくれたことを記憶しています。
正直小生もこの話を聞いた瞬間大変ビックリしました。 髪を切るという微妙なことに足もとが影響するという発見です。

この床屋さんは、ハサミが切れにくくなると、いつもヤスリで研いでいたと語っています。 ところが購入いただいた靴を使用してからはヤスリを使う回数がめっきり減ったということです。
さすがにベテランの床屋さんの視点や感覚は違います。 このように一つの業務に長年接している方とお話する機会を得る事は大変貴重なものがあります。
 
その後、床屋さんの話を思い出しながら、台所においての履きものをアドバイスするようになりました。
鼻緒を付いた草履やアーチのあるサンダルを使用するとフライパンがよく振れますよ、とアドバイスをしています。
実はフランス料理のシェフから、「立ちやすい靴を履くと手が器用に使いこなせますね」と、購入いただいた靴の評価をいただいたこともあります。

家では素足の日本、それはすばらしい環境ですが、足もとを安定させることで上半身が動きやすくなることがあります。 多くの方に実践を願いたいものです。

足と靴健康アドバイザー 大木金次 №2580

2020年2月 8日 (土)

シャンクについて 

ヒールのある靴にはシャンクという硬い踏まず芯が挿入されています。 シャンクは靴の土踏まずの中底と表底の間にある補強芯です。 シャンクとはそもそも足の土踏まず部のことです。

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シャンクは容易に沈み込まない材質が用いられ、古くは樺(かば)の木や竹を使用していました。 現在は鋼鉄や硬質なプラスチックが使われています。 ヒールの高い婦人靴には特に強固な芯が必要である。

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ヒールのある靴の土踏まず部を上から手で押してみてください。 まったく動かないものです。

シャンクの機能は、足の土踏まずにかかる荷重を支えることがもっとも大きな役割りです。 足は成長と共にアーチがしっかりしてきますが、履いた靴のアーチ部分が柔らかければ疲れを感じるようになります。 
他の機能として、あおり歩行を助けることが上げられています。 
また靴のかえり(足のボール部・中足骨骨頭部)をよくするという目的もあり、大変重要な部品です。

シャンクは靴の背骨に当たりますから、靴を購入するときは履き口の土踏まずの部分を上から押して確認をすることも大事なことです。

足と靴健康アドバイザー 大木金次 №2579

2020年2月 6日 (木)

足の体表温度

体表温度とは、局所温度とも呼ばれ体の表面の温度のことです。 
足の体表温度は、甲部23℃ 
 この部位は靱帯でしっかり結ばれている足根骨と中足骨とが互いに摩擦しあって熱が発生しやすいところです。

くるぶしの後部は20℃ 
 血管が狭い部分を通過するするため温度が高い

甲の内側・外側(内踏まず・外踏まず)は18℃ 

くるぶし上部は13℃ 


足裏及びゆびのまたは12℃


踵6℃ 
 踵部は神経網が張りめぐらされているが、血管は少なく温度が低い

ゆび先は5℃

このような体表温度から靴を考えると、冬は保温性のよい履きものが第一になる。 反対に夏場や混んでいる車内では甲部やくるぶし上部はサンダルやメッシュが適当であることがわかります。

風呂に入るときは足からかけ湯をするという習慣をもちたいものです。

また、濡れた靴を翌日に履くのは体に毒と言った人もいますが、その理由がよくわかります。
靴は足の温度調節がうまくいくような通気性のよいものを選んでほしいものです。 
 なお、足の体表温度については「クツの基礎知識(日本靴総合研究会)」から引用しています。

足と靴健康アドバイザー 大木金次 №2578

2020年2月 4日 (火)

雪道の滑り止め

写真はもっとも簡易的な滑り止めで、アウトドア用品店で販売されていたもの(少し以前のもので現在販売されているかは定かではありません)
この時期雪国への旅行の際はこのような滑り止めを携帯することを勧める。

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足もとはとかく忘れやすいところと言われ、気が付くのが遅くなりやすく旅行に出発した後になってから想い出すという人が多いようです。
よくフォーマルウエアを持って出たはいいが、フォーマルシューズがバッグに入っていず後悔したことがあるというような話と同じです。 フォーマルシューズがなければ多くの席の中でひもじい雰囲気になってしまう。

しかし滑り止めがなければ危険に遭遇するようなことになりかねない。 フォーマルシューズと滑り止めとはまったく異なる次元ですが、どちらも足もとには違いない。
常日頃足には特段の神経も払わず歩いている。 足に気づくのは痛くなったときぐらいでしょう。 足はそんな部位でもあり靴の付属品という「滑り止め」などはさらに忘れやすいのではないでしょうか。

雪国に行って滑りやすいところは、駅を出た直後、また地下鉄の駅を上がり路面に踏み出したときなどです。 雪国出身の小生は、何度も滑っている瞬間を見ている。 転んだ時の痛みをこらえながら、恥ずかしいような顔をみる。 その切ない表情に何とか手を貸したいということが何度あった。 旅行に出る前の準備は大事なことです。

滑り止めより大きく荷物になるが、長靴などは雪国で安心できる。 バッグに余裕があれば旅行に持参したいものです。 
故郷の米沢駅(山形県)では、以前貸し長靴があったが今年もあるだろうか? 昨年駅に電話をしてその様子を伺ったとき、中敷きを取り外して長靴内を水洗いをして乾燥させているという話でした。 戻された長靴の管理も大変なことですが、安心というサービスすばらしいものです。

滑り止めと共に温かい中敷きもバックに入れていくことも勧めたい。 友人と一緒のときは二足準備されたらいかがですか。

足と靴健康アドバイザー 大木金次 №2577

2020年2月 2日 (日)

革に同じものはない

靴のフィット感に同じものがないとよく言われますが、それは本当のことで同じ靴型から作っているにも関わらず実に不思議なことです。
靴に同じものがないという話の元に、革に同じものがないということがあります。 写真は一枚の革、抜き型で裁断する過程を表しています。 左右同じ伸び方をする位置を慎重に見定めると写真のようになるわけです。
革は高価で貴重なもの、歩留まりを考えながら行う作業は大変、どのメーカーさんもベテランの職人が当たっています。

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型抜きされた革は伸ばされながら靴型につり込みされます。 それでも動物の革ですから左右に違いが出てしまいます。 トラと言われる首から胸にかけて見られるシワ、革になっても縞模様となって表れますが、見た目にも左右を合わせるのは非常に大変なことです。 そして革の伸び方は違ってくる。 
靴は左右ありますから、革の伸びが左右違ったのでは、履いている人が困ってきます。 右だけがどうして大きくなるの?そのような経験者がいるのでは。 靴一足一足の伸び方はどうしても違ってくる。 革に同じものを求めることは所詮困難と言われる所以です。

この頃外国では貴重な革を重ねて型抜きをしているようです。 大量に安く作ることを求められ品質に構っていられる余裕はなくなりました。 こうなると靴の購入時に慎重にフィッテングをしながら今まで以上に神経を注いで靴選びをする必要があります。 

左右同じ品質の靴を選ぶことはますます大変なことになりました。 足や靴、フィッテングの知識をいっそう高める必要があるようです。
以前求めた靴が調子よいということで、また同じ靴を探すことがありますが、しかし同じような伸び方をする靴を選ぶのは非常に困難なことです。 

足と靴健康アドバイザー 大木金次 №2576

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