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2020年1月30日 (木)

踵に靴を合わせて靴ひもを締める  

 

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上りエスカレーターに乗っていると、前に立つ人の靴がよく目に入るものです。 よく見ると、靴の後足部に指が一本入るほど隙間が空いている人がいる。 写真のプレーヤーの靴、しっかり結ばれた靴でさえストップをかけた瞬間は相当前にずれていく。 つま先余裕があればいいのですが

以前から、靴ひもを結ぶときは踵をトントンしてトウ(靴のつま先部分)を上げたままひもを結びましょうと啓発しています。
ひも結びをした瞬間から踵後方に隙間が生じることは、つま先余裕が少なくなることです。 その結果ゆびが動きにくくなり、力が入りにくくなる。

しかも後足部がフィットしなければ踵が安定せず、踵骨が常にぐらつき歩幅が狭くなり歩行のスピードが出にくくなる。 結局疲れやすくなるでしょう。 踵骨は脛骨より外側に迂回しているため、靴の後足部がフィットしなければ踵骨はぐらつきが多くなり不安定になることを示しています。

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アーチは常に上下にアクションを繰り返しながら歩行をしているわけですから、足は前後左右に揺さぶりがかかりながら歩くことになる。
靴が足かせになってしまうといってもいいぐらいです。
以上はひも付きの靴の話ですが、ひものない靴のフィッテングはさらに慎重を要します。 
 
靴の悩みの多くは痛くなったときと言われます。
しかしゆるすぎるための悩みは後々になって現れやすいものです。 こちらのほうが根が深いと言っても言い過ぎではないでしょう。

足もとがルーズになると見た目にも決していいものではありません。(写真は産経新聞から 2019 9 8)

足と靴健康アドバイザー大木金次 №2575

2020年1月28日 (火)

中敷きの切り方・・・踵部は慎重に

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中敷きを入れ替えたいと思うときがあります。

例えば、大汗をかいたときや足裏が痛いとき、ショックが上がってきやすい時、インソールが滑りやすなどいろいろあるものです。
ところがいざ購入して入れる段階になるとサイズが長すぎるということが起こる場合があります。 サイズごとに作られているものもありますが、多くは切って入れるものがほとんどです。

ところが、写真を見ると、踵側を無造作に切っているようです。
実はこのようなケースが意外に多く見受けられので今回テーマとして取り上げました。
長さを調整するときは前方を切り、踵部はあまり手を加えないほうが良い感触がえられます。 大雑把ですが靴の前方はつま先余裕がありますので、多少蛇行切しても足ゆびに触れることは少ないようです。
その点中敷きの後ろ側がうまく切れないと踵に当たってしまうことが多く、一歩一歩気になってしまいます。 それほど踵は敏感な部位です。 踵は分厚い脂肪層に包まれショックを吸収しながらも感覚は鋭い、足は巧妙にできています。 踵幅が大きい中敷きは少しづづ慎重に切りましょう。

ところで中敷きの長さを確認するには、まず使用中の靴に入っている中敷きを取り出し、切りたい中敷きの上に重ねて切るか、ラインを引いてから切ることです。 
ここで中敷きを入れるには、入っている中敷きが抜けることが前提になります。 重ねて入れてしまうと、つま先余裕が少なくなってしまいます。

中敷きが抜けない靴にどうしても入れたいときは、切りたい中敷きの上に靴をのせ輪郭をとり、周囲の内側5㎜程度のところを切ってみることも一つの方法です。 入れてみて大きいようであればさらに切っていくことです。

足と靴健康アドバイザー大木金次 №2574

2020年1月26日 (日)

バネのような中敷き  

始めに中敷きにバネのような構造が必要なのだろうか?という思いがあるが・・・。

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写真は中敷きを上から指で押してそのたわみ具合をみているもの。 硬そうにみえる表面に指を触れるとバネのような強さや爽やかさを感じます。 このような中敷きは意外に発売数が少ないようです。 

写真の中敷きは、長さが通常の3分の2ほどのものでトウ(靴のつま先)までは届かず、両面テープを貼り付けている。 この短めの長さに抵抗を示す人が多いようで、前にズレませんかと心配する人が多い。 中敷きはトウまで入れるということが習慣になっているが、足のつま先がきつくなってしまうことが多いため、できるだけ写真のような長さが好ましい。 

ところで中敷きがバネのような仕組みに賛否両論があり好みが分かれるようです。 入れて履いてみると、意外に好感をもたれ大変好評です。 しかもバネの強さも低下せず耐久性も満足できる。
素材は、表は豚革、中はプラスチック。

使用していると、足もバネのような構造になっているような気がします。 足裏に力を入れればアーチが低下し、力を抜けば元にもどる。 この中敷きは足のアーチと相性がいいと考えます。 
スポンジ素材の反発に弱さを感じる人は写真の中敷きを使ってみてはどうでしょうか。 ドイツ製ですが国産のものにはまだお目にかかっていない。

中敷きを入れる訳をたずねると、足裏が痛くなるからという人が多い。 そのため中敷きは軟らかいものが好まれるが、痛みから解消するには決して軟らかいことだけが解決策ではありません。 足裏のアーチをいい状態にすることも一つの方法です。
足と靴健康アドバイザー
 大木金次 №2573

2020年1月24日 (金)

アッパー(甲部分)に配慮した靴ひも通しの手つき  

最近はスニーカーを中心に、靴ひもが通されずに入荷されることが多くなってきました。 その理由は、メーカーでひもを通す作業に時間がかかることや、靴の使用目的や体調によって通し方が変わることが上げられます。
そこで手際よく短時間にしかも周りに気配りをしながらできるひも通しを記してみました。

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ほとんどの販売員は、上の写真のように左手でハトメ(穴)部分を起こし裏の穴を見ながらひもを通しています。 
そうすると革にしわが残り新品と思えないような見苦しさが残ります。 そこで、下記の写真のように穴を左人差し指でふさいで、もう一方の右手でひもの末端をつまみ下から通しています。

このような手つきでひもを通すと甲部分のハネが折られず短時間に仕上げることができます。 
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指でハトメをふさげば穴は見えず、下からひもが通しにくいと思われるが、慣れると早くできるようになります。
慣れるとと記しましたが人の手(身体)はよくできています。 例えば下記の写真のように後ろに手をまわして左右の指をつけてみるといかがですか。 簡単につきます。 この器用さを生かしてひも通しを行ってみてください。
しかも接客中などは顧客と話をしながら同時にひも通しも楽にできます。

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スニーカーなどが大量に入荷した場合は、ひも通しを倉庫で行うより店頭で行ってはいかがですか。 顧客に気配りをしながら行っていると、ときには「うまいものですね」とうれしい言葉を頂けるかもしれません。

できましたら、新人の販売員にはまずひもの通し方を指導していただきたいと思います。

足と靴健康アドバイザー 大木金次 №2572

 

 

 

2020年1月22日 (水)

君原選手のマラソンシューズ  


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写真はオリンピックマラソン選手・君原健二選手のマラソンシューズです(福山市松永はきもの資料館 所蔵) 

つま先部分に穴が開き、トップラインも擦り切れ、しかも布帛製。 相当使用されたようにみえるが、靴ひもだけはしっかりしています。 シューズのかなめは「ひも」そのような感じがします。 トウ部分に通気口のような穴がみえますが、つま先保護の重要性を考えてのことでしょうか。 

このシューズを見て、直感的に足の強さを感じます。
過酷な練習を通して強い足ができているのかもしれませんが、シューズに負けない足作りはそう簡単ではないでしょう。 昨今は科学的な靴作りでタイムを短縮する傾向にありますが、写真をみるかぎり丈夫な足あってのシューズのような気がします。 
例えば、写真のようなシューズで今走り通せる選手はいるだろうか?と考えると、おそらくNOと言ってしまいたくなりそうです。

かつてオリンピックでエチオピアのアベベ選手は裸足(はだし)でフルマラソンを走って話題になったことがある。 それこそ人を超えた正に強靭者と言ってもいい。 
写真のシューズはアベベ選手の足に次ぐと言ってもよさそうです。
そう考えると資料としてしっかり保存されているシューズが語るものは大きい。 靴の科学の発達は実に大きなものがあるが、足というものがそう軟弱なものではないということを示している。

マラソンの素人が何を語っているのかと、疑念をお持ちの方がいるかもしれないが、裸足(はだし)で練習を行った効果ではないだろうか。 もちろんアスファルトではなく地道である。 
靴に頼って走り始めることより、地道の環境下ではだしで走り始める。そんな指導者がいてもよさそうである。
そして写真のような誠にシンプルなシューズを使用する。いかがですか? 
42.195キロがすべて地道であったらすばらしい。 そんなオリンピックコースを期待している。
足と靴健康アドバイザー大木金次 №2571

2020年1月20日 (月)

5本ゆびソックスは面倒ではない 

本ゆびソックスをすすめると「面倒だから」と言われることがほとんど、「履いてみよう」という積極的な方はほんの一部のようです。
どこが面倒なのでしょう?
立ったままで履けない、つまり座ることの面倒さが先のようです。
次に足ゆびが開きにくい人ほど面倒になるようです。
そして左右があることが面倒なようです。

以上のようなことは従来のソックスではまったく考えていなかったことです。 5本ゆびソックスが出てから履くための動作がわずらわしくなった、というわけです。 

それでは少しづつ面倒さを解消するためのわずかな策を記してみます。
足ゆびを開きやすくするには、足ゆびの間に手の指を入れてストレッチをすること。 足ゆびでグーパー運動をしましょう。 できるだけ習慣にするために朝目覚めたらすぐ布団の中で行ってみたらどうでしょうか。
座る面倒さの解消には、イスに掛けて行ってはどうでしょうか。

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立ったまま5本ゆびソックスを履くには、当然なことですが片足立ちでバランスがとれることが必要です。 まず姿勢をよくしましょう。 そして両足同時でつま先立ちができるようにします。 次に片足立ちになりもう一方の足を膝にのせて履くことです。
立ったまま履くには瞬時に足ゆびが開く必要があります。 5本ゆびソックスを履き、ソックス内をゆびでさぐるようにゆびを入れる。 また床につけてゆびを何度も開きながら行う。

靴内で5本ゆびソックスを快適に履きこなすには、トウ(靴のつま先)の太い靴に履き替えることが大事なことです。 多くの方は従来のソックスで履いていた靴をそのまま履いてしまうようです。 これではつま先がきつくなることは明白です。 何のために5本ゆびソックスにしたのかわかりません。 トウが広く厚みのある靴に買い替えましょう。 

足と靴健康アドバイザー 大木金次 №2570

2020年1月18日 (土)

ラジオ体操・・踵を上げる運動 

踵を上げる動作とは、ゆびをつかうことを意味しています。 踵を上げる運動は体操第一・第二とも4回,合わせて8回、テレビでご覧頂くとわかりますが、体操の多くは腰から下はほとんど動いておりません。 そのような中つま先をつかう動作が8回もあるのです。 人は高齢になるほど握力の低下が起こりやすいもの,足の捕地力も手と一緒でその低下は避けられません。 きっちり立つことはとても大事なことで人は「足の上に立つ」という言葉があります。 身体の土台、足に関心をもってほしいと願っています。

下半身は動かずに上半身はしなやかに、その中でつま先は機敏に動いています。 とくに第一体操二番目のうでとあしの運動はしっかり踵を上げるようアドバイスがあります。 
踵を上げると同時にふくらはぎにしっかり力が入り、ピタッと止まる瞬間がありますが、ここの動作に気づいたのは最近です。 体操を始めて10年余り、小生はなんでも奥手で二番目の運動がしっかりできるようになるまでに何と7、8年もかかってしまいました。 この「うでとあしの体操」は第一第二の体操の中でもっとも軽快なポーズではないかと思っています。同時につま先立ちと同時に姿勢が爽やかになり、改めて足ゆびの魅力を知ることができました。

Dsc04134jpg写真のラジオ体操の銅像は踵を上げる動作ではありませんが、長居公園(大阪)に設置されているもの。ラジオ体操の大事さを語っているようです。 
毎日前の広場でラジオ体操をしていますが、年に一・二度、
大阪城天守閣の真下で行われているラジオ体操に参加しています。 自宅からはちょうど1時間ほどかかりますが、わずか10分ぐらいの体操のために朝一番の電車に乗り6時半の体操開始に間に合わせます。 体操終了後差し入れの菓子をいただくことがありますが、皆と語り合う時間は正に至福のひと時です。
足と靴健康アドバイザー大木金次 №2569

2020年1月16日 (木)

ひも締め直しはイスにかけて 


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後ろにイスがあるにも関わらずわざわざ膝をついて靴ひもを締め直ししています。 写真の場所は駅のホームですが、このような光景をよくみかけますが、姿から見るときっちり、しっかり締めなおしているようです。
できるだけ
イスに座ってひも締めをしてほしいのですが、常日頃からイスに座って靴を履くという習慣がないのでしょう。 このような光景が多いということは、シューフィッターの啓蒙がまだまだ進んでいないことを意味します。

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啓蒙の遅れている要因は、なぜイスにかけるのか? どうしてトウ(靴のつま先)を上げて靴ひもを結ぶのか? そのような大事なことが伝わっていないからです。

イスにかけることで足にかかる体重が少なくなり、靴内の足はあまり大きく(太く)なりません。 極端ですが小さな足にひもを締めると立った時に甲周りがしまり、靴内でしっかり収まることになります。 そして歩くと力が入りやすく歩幅も広がり、もっとも重要な歩く姿に闊達さが出てきます。

それから、トウを上げたままひもを結ぶ理由は、つま先が靴の踵部にしっかり付けたまま締めることができるからです。 かならず靴を履いた後にトントンしましょう。 この動作をするためにも座ったまま靴を履くことが必要です。 
トントンの後トウおろしてしまうと、靴内で3㎜も前に進んでしまうと言われています。 つまり靴内の踵部に隙間ができてしまうことになります。 靴は5㎜刻みで販売されていますが、そういう中で3㎜は非常に大きな数字です。

玄関に小さなイスを準備して、イスにかけて靴を履きひもを締めることを習慣にしましょう。
足と靴健康アドバイザー大木金次 2568

2020年1月14日 (火)

足裏へのわずかな指圧に! 痛いといけないのですか?とよく言われます  

足の計測後、足裏に指圧をして状態をみている。 例えば写真のような位置を指圧すると若い方ほどグッと我慢をするようなしぐさをみること多い。 相当な痛みをこらえているのです。 そして出る言葉が皆似たように「痛いといけないのですか?」という一言。 しかしどう考えても痛みがあっていいわけがありません。 それは足にかぎらず全身にいえることではないでしょうか。
多くの方が「足は痛みがあって当然」そんな風に考えているように思えてなりません。

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写真は指圧をしてゆびの動きをみているもの、足の健康調査のようなものです。 足計測後の指圧はこの程度のものです。
このような指圧で痛かったらどうなるでしょうか。 端的にゆびの活動が期待できないことになります。 
例えば歩行中足もとにわずかな大きさの小石を見つけたとき、痛みを予想して足は避けてしまう。 そうすればゆびの機能は期待できずつまずくか転倒してしまうかもわかりません。
足裏の他の位置を指圧すると他のゆびが動きます。 また動き方が変わります。       

今回のテーマ「痛いといけないのですか?」という質問に対して、『いけないのです』ということになります。

立っていれば足裏には体重がどっしりかかり、ここから逃げることはできない。 痛いところがあれば足どころか腰が逃げてしまう。 
結果的にきっちり立てなくなるでしょう・・・何となく立ち方がひ弱、そんな立ち方が多くなっています。 
足裏は常に爽やかにしておきましょう。

足と靴健康アドバイザー大木金次 №2567

2020年1月12日 (日)

ビットに気遣いを感じる一流ブランド 

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前足部だけの写真でも高価な靴に感じてしまう。
一瞬見ただけで緻密な銀面(甲革)が入ってくるが、その上ローファーに配したゴールドのビット(馬具を模した金具飾り)、その下の敷かれている一枚の小さな敷物、その配慮に脱帽する。 このような敷物はごく些細なことですが、他のブランドにはなかなか見られないものです。

よくあるケースですが、購入前から甲革にビットの型がしっかりついてしまっている靴がある。 そう言われると余りにも無頓着に思いますが、そのようなことが現実なのです


甲革とビットの間にかすかな隙間がほしい・・・フィッテングをしているシューフィッターの多くはそう思っている。 履けば足の甲でアッパーは伸び、ビットに力が加わることがある。 そのためにわずかなゆとりが必要になるが、ゆとりをもった取り付けをすれば、当然ビットは若干前に垂れ下がり購買心理が下がってしまうかもしれない。 そのような印象を持たれないために敷物が一役果たしているのではないでしょうか。

ビットを取り付けた靴の悩みは、使用中にビットが引き切られてしまうことがしばしば発生することです。 甲高の人ほど多くなるわけですが、足の甲への痛みも同時に発生することになる。 ビットの下側にはちょうど足背動脈が走っており、その痛みは靴を脱いでしまうほど痛烈なもの。 その上ビットが切れたのではうっぷんは最高潮に達する。

甲革とビットとの間にかすかな余裕を、購入する方も関心をもって靴選びを願いたい。
足と靴健康アドバイザー大木金次 №2566

2020年1月10日 (金)

こんな靴(スリッパ?)があってもいいかな 

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ずいぶん以前の話ですが、靴売り場の店頭で「事務所履きにいい靴はないかね」とよく聞かれたものである。 来客があってもすぐに応対ができ、机に座っていても足が楽なもの、できれば上質な革でと要望はかなり多義にわたっていたが、あいにくお勧めするような履きものがなかった。

ところが数年前ホテルで写真のような履きものにお目にかかった。 よくできていると思いながら写真に収めたもの。 詳しい話を伺える場所でもなかったため詳細は不明なままになったが、やはり上に記したようなことを要望する人がいることに改めて気が付いたのです。 
 
スラックスの上からでは全く普通の靴にみえ、靴ひももきっちりと付いておりビジネスシューズそのものである。 できればもう少し磨きこんでほしいところですが。

写真のような履きものは靴脱ぎの文化日本ならではの発想でしょうか? 長時間履いていると、そのうち靴を脱ぎたくなる。 また靴内が蒸れることもある。 しかし仕事となるとスリッパでは先様に失礼かなと思ってしまうのでしょう。 そのような気遣いは正に日本人?である。 今で言うホスピタリティ精神です。

同じような履きものに女性用のミュールがあります。 そこで世界を渡り歩いている方々に伺いたいのですが、写真のような紳士用の履きものは外国にあるのでしょうか。
  
足と靴健康アドバイザー大木金次 №2565

2020年1月 8日 (水)

靴の見かた  

購入したい靴の最終チェック、
 その方法はトウ(つま先)を上にして左右同時に見ることです。

「左右同時に見る」というアドバイスは前回の「ヒールが?」のテーマでも少し触れています。 今回は靴全体の見かたについて記してみました。

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上と下の写真を比べてみるとどちらが判りやすいですか? 判りやすい?といってもまったく同じ写真で天地を変えただけです。 なぜこうも違って見えるのでしょう。 それは見慣れているからです。
見慣れているという環境?、それは靴を履いている(トウを前にして)毎日のことで、朝から夜靴を脱ぐまで常にみているのです。 
見慣れた姿が習慣となり靴の画像が残っているのです。 日本人は東洋人の顔は判別しやすく欧米人の顔は記憶に残りにくいとよく言われますが、トウを上にしてみるということと似たようなことです。
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トウを上にして後足部までアッパー(甲部分)の左右を見比べる。 そうすると革の品質の左右差やデザインの歪みが一瞬にして判別できます。 次にヨコ(内側)を見比べる。 横にすると全体の長さに違いがないか、次に底をみてサイズの表示が左右同じかを確認します。 たくさんの靴を試したときはサイズの確認は重要です。

最終は靴の中を、中敷きが同じものか、凹凸がないか、できれば手を入れて確認します。 このときも左右の靴に両手を同時に入れてみることです。
両手を同時に動かすには、常に良い姿勢がとれる必要があります。

足と靴健康アドバイザー大木金次 №2564

2020年1月 6日 (月)

ヒールが? 

靴には様々なトラブルがあり何があっても不思議ではないとよく言われています。 しっかり検品をしてから購入願いたいものです。
ところで写真の靴、ヒール部におかしなところがありますがわかりますか?  

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矢印を入れていますが、それでも首をかしげるほど気が付きにくいところです。 今、靴箱にしまっている靴と見比べていただければ一発でわかります。

ヒール部の取り付けが左右逆になっているのです。

ヒールは外側から摩耗していきます。 中には中央から摩耗していると語る方もいるかもしれませんが、我々の歩き方の多くは外側から接地して歩いています。 そのために摩耗しやすい位置に化粧を取り付けています。 写真ではそれが反対になっている。 

一般的には化粧は交換できるようになっていますが、この靴ではちょっとむずかしいかな?というところです。

今靴は輸入品が多くなっていることもあり、考えられないようなことが発生しています。 時間をかけゆっくりフィッテングをして、決定する前に左右を同時に照らし合わせて確認することが重要です。  「左右を照らし合わせて見る」ということは靴以外にはあまりありません。 それだけに常日頃から左右照らし合わせることを習慣にしてほしいものです。

足と靴健康アドバイザー 大木金次 №2563

2020年1月 4日 (土)

錦帯橋に似る足の骨格 

足の骨格は錦帯橋に似ていると言われています。 写真のようにしっかりとした石組みから足骨格を想像される。 石一つに歪みが入るとすべてに影響が出る。 そのような崩れかたも足骨格に似ています。 

人の足は最下位にありしかも動物と違い二本足、長生きするほど足の環境はつらいものになっていく。 「老化は足から」それでも最後まで強い足で全うする人が多い。
片足に26個の骨があり左右で52個、この数は全身の4分の一にあたると言われている。 わずかな面積の足にこれほど多くの骨が存在することは、足はいかに重要であるかを物語るものです。

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足は丈夫なところですが、いったん歪みが入るとその影響はすぐに出てしまう。 二本足の辛いところである。 ねん挫は治りがはやいが、後年になり影響が出やすい、多くの顧客と接しているとそのような話をしてくださる方がいる。 
歩いていると左右の違いを感じずにいるが、計測をすると、ゆびの開きや踏まずの高さなどに左右差がしっかりみえることがある。 そんなとき「昔、足を壊したことがありますか?」と伺うことにしている。 2~30年も前のことですから、すぐに思い出す人は少ないが、靴のサイズを出庫をする合間などに「そういえば!」と思い出して語ってくれる。

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錦帯橋に似るとはいえ、足骨格は三点で支持している。 後足部は踵骨一点で立ち、常にショックに備えたり動きやすい行動がとれるようになっている。 それだけに骨格の歪みによる影響は大きくなる。 最近テレビでも「骨格のアライメント」が・・・・、とよく聞かれるようになったが、足ほど巧みにできているところはない。 
それだけに子や孫の足を丈夫に育て上げ、自分の足も大事に使っていきたい。
足と靴健康アドバイザー 大木金次 №2562

2020年1月 2日 (木)

同じ靴を購入するときも必ず履いてみること  

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まったく同じ靴(上記写真)を交互に使用しているが、中敷きを見ると荷重?が違うような。 「靴に同じものはない」という先人の教えは本当のことです。
実は写真の靴はじっくり履いて観察をして選んだものなのです。 
右側の靴(アインラーゲン・中敷き)に多くの荷重がかかっているようにみえる。 履き心地は若干右側のほうがしっかりしており頼りがいを感じる。 そのためリュックの重量によって履きわけをするが、重いリュックのときは右側の靴を履くことが多い。

それではなぜこのような違いが出たのか? 
大きな要因はアッパー(甲革)の質の違いではないか? 
左側のアッパーはなめらかで手触りがやさしい、それに比べ右側はざらつきを感じかすかに硬い。 硬め(アッパー)の右側の靴は履き心地が安定しているようである。 そこで左側の靴はアッパーを締まりやすくするため靴ひもの通し方を変えている。
つまりアッパーの違いから歩きごたえ踏みごたえに差が生じ写真のような変化が起こっているのではなかろうか? もちろん同じようにみえても中敷きに仕上がりの違いがあるのかもしれない。 最初から感覚に違いを感じなかった。

革に同じものを期待することはできず、革質が違って当然の世界『革以上の靴はできない』と職人はよく語るが、靴に同じ履き心地の靴はないことになる。
写真の靴はまさにそのことを表しているようです。
 
ここで提案です。 同じ靴を購入するときも必ず履いて試してみること。 
しかもじっくり時間をかけ足裏の感触をよみとることをお勧めしたい。
足と靴健康アドバイザー 大木金次 №2561

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