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2019年12月30日 (月)

中敷きを外して、観察する習慣をもちましょう 


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写真をみると同じ人が使用していたとは思えないほど消耗度が違っている。
メーカーが違う靴、履き具合は左側のほうがよかった。 しかし履き心地に大きな感覚の違いはなかったようだが、中敷きを外してみると一目瞭然です。

中敷きの硬度は左側のほうが若干硬めで幅もわずかに広い。 つま先余裕は右側のほうが長い。 
消耗度の大きいヵ所は写真右側、左足母趾(第一趾中足骨骨頭の足底部分)には右足に比べ相当荷重がかかっている。 次に踵外側への荷重も右側が大きい。 写真をみるかぎる左側と右側では大変な違いをみるが、履き心地に大きな差がないのは不思議です。 足のほうが調整をしているのではないだろうか。

中敷きを外して観る習慣をもつことはよいことです。 その訳は次に求める靴の参考になるからです。 
ただ靴は中敷きだけではありません。 サイズから始まり、靴型や本底の意匠や硬さ、製法またアッパー(甲部分)のデザインからも影響する。 
しかしわかりやすい何らかの結果をみるには中敷きでしょう。 
購入後すぐに履き始め1ヵ月ぐらいで中敷きを見てみましょう。 履き心地と中敷きの消耗度を観て、どちらも良ければ同じ靴を買い求める。 そんな買い方を勧めたい。
靴に同じ履き心地はないといっても決して言い過ぎではありません。 それだけに同じ品番を求めるためにも早く観察をすることは大事なことです。 

お断りですが、同じ品番、同じデザイン、同じサイズ、同じような革、それでも中敷きの消耗は違うものです。
足と靴健康アドバイザー大木金次 №2560

2019年12月28日 (土)

歯茎(はぐき)のマッサージ 

定期的に歯医者さんにお世話になり、おかげでよく噛むことができ毎日おいしくいただいています。
この頃歯間ブラシも使うようになったが使い始めたのはごく最近のこと、歯ブラシより使う頻度が多いようだ。 そして定期健診では歯茎(はぐき)のマッサージを、奥の歯までていねいに指を入れてくれその感触は感動ものです。

ところで、歯医者さんで歯間ブラシや歯茎のマッサージを勧め始めたのはいつ頃からなのでしょうか。 最近のことのように思われるが?
マッサージを受けながら話を聞いていると、歯磨きより歯茎にブラシをあてることのほうが大事ですよ言われる。 歯の台座の歯茎、野菜の畑のようなところと思うと、その大事さが理解できる。
ドラックストアに入ると歯茎磨き用として、馬の毛のブラシが売られているがなかなか調子がいい。 皆さんにお勧めしたい。

Img_1130 そこで突然足の話に代わるが、このブログでは靴の話ばかりを取り上げているが、足のマッサージの大事さはどうなのか?
靴業ではあまり語られることが少ない、なぜなのか? 
足関連の書籍でもっとも多いのが、靴より足のマッサージのものその差は比較にならないほどです。 しかし著者によってさまざまなことが語られ、どうも説得力に欠けるという人もいる。

歯と足には共通性が多いものの、足は歯より大事にされていないような気がしてならない。 立ち方は歯に影響するといわれていながら足は後手に回っている。
足もマッサージの対象にしたいものです。 狭いトウ(靴のつま先)に押し込まれながらも、踏ん張り続けている足を手の指や手の平で介抱してはどうか。 最近はヨガでも足裏のマッサージをしている。 歯医者さんが歯茎のマッサージをするように、靴の売り場店頭でも足のマッサージをするようになってほしいと思っている。 

写真は『足の汚れが万病の原因だった 文化創作出版』1986年出版で強烈なタイトルの書籍ですが、今でも読者が絶えない。  

足と靴健康アドバイザー 大木金次 №2559

2019年12月26日 (木)

長靴に感謝の想い出  

田んぼは裸足(はだし)、河原でも裸足でカジカを捕ったり、畑の手伝いも裸足で鍬(くわ)を使う仕事が多かった、今思い起こすとよく足をケガしなかったものです。 常履きはゴムぞうりやゴムの短靴で過ごした。 ゴムの短靴は汗をかくと中でよく滑ったものです。 
長靴のサイズはいつもブカブカで家族で使いまわしをしていた。 足が冷たくなければ良しでした。  冬は時に豪雪になり一晩で小学生の私の腰まで降り積もったことがあった。 その時は足袋を履き長靴の出番、カンジキをつけ道を作った。

そのような中、長靴を履いていてよかったという忘れ難い記憶がある。それは村中の家庭をまわり便所の消毒をしたことでした。
便所の位置は母屋の片隅や母屋から離れた家もあった。 衛生の面から離れたところのほうがベストですが雨や吹雪のときは不便。 我が家は母屋の中、東側にあった。 村には20数件の農家があったが便所が外にある家のほうが多かった。
 
夏休みの頃、衛生向上のひとつとして、真夏にすべての家庭の便所(汲み取り式)を回り、外からフタを開け消毒液をまいたことがあった。 このとき長靴を履いていてよかったと思ったものです。 
今でいう夏休みの子供会活動の一貫でした。 村の中央を流れる小さな川のそばで消毒液を薄め各家庭まで持っていきまいて終わる。 これだけでも小学生には重労働でしたが、何の不平も言わず皆もくもくとこなしていた。 常日頃は便所から汲み取ったものは畑や堆肥を作るところに撒いてましたから、便所の外回りの環境はどの家も決していいものでなく、
周りは一年中ジメジメして近づくのも抵抗があった。 

便所の作りは各家庭様々なことを知った。 しかし便所の床はどの家庭もよく磨かれてピカピカ、特にお寺の便所は磨きこまれ、多くの人が感心するほど気分がよかった。

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長靴は使用後によく洗って天日の下で干している光景をみるが、どの家庭も大事に大事に使っている(写真は最近のものです)
長靴は一年中欠かせない履きもので、
長靴をはける喜びもあった。 その瞬間いつも大人になったような感激がありました。

足と靴健康アドバイザー 大木金次 №2558

2019年12月24日 (火)

海外旅行に靴が入っていない? 

空港の国際線カウンター前で何気なくみていると以前より大きなスーツケースを使っている人が目につく。 たまたま床上で開いているところを見たが、中身の多くはみやげものが多いようである。 シューフィッターとしては靴が入っていることを期待したのですが。 ただ中身のすべてを見たわけではないので、はっきりしたことは不明。

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海外旅行の日程は4~5日ぐらいから7日間、長い人で2週間ほど、この間に同じ靴を履いているとは思われないが、どうして靴の替えを持参しないのでしょうか? 
旅行に持参する靴はシューズケース(袋)に入れると何かと便利です。 できれば左右を別々に入れ、素材はネルのような物で、ひもで締まるようなものがいい。 新聞紙を中に入れておくと型崩れが少なく汗も吸収する。 また雨にあったときの乾燥にも使える。ネルは汚れを拭きとるときに重宝する。 

この頃の海外旅行は10時間以上のフライトが普通になっているため、機内で履き替える靴も持参したい。 
持参する靴は常に使用している履きならしたものが一番、靴ずれが発生したときにすぐ履き替えられるようにしたいものです。 
海外旅行中履きものでトラブルが発生したときは非常に困る。 買い替えるのは至難の業で、それは好みより合うサイズが見つかりにくいことが多いからです。 

海外旅行には、替えの靴を少なくとも一足は入れるようにしましょう。
足と靴健康アドバイザー 大木金次 №2557

2019年12月22日 (日)

トップリフトは少し外側につく  

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トップリフトとは、ヒール部本体を保護するために取り付けられたパーツ(写真)です。 その名称はトップピースや化粧とも表現され、その取り付け位置はやや外側になっています。  写真では少しわかりにくいが、トップリフトの白線が斜めになっていることに注意してご覧ください。

そこで店頭においての靴の話に移りますが、「かかとが斜めにすり減ってしまい恥ずかしい、なにか良い方法はありませんか?」という質問をよくいただきます。 この一言に足(足裏)というところは大変敏感な部位であることに気がつきます。 すり減りそのものに恥ずかしい様子がうかがえますが、斜めにすり減るとさらに恥ずかしいと言われる。 人によっては仕事で先様に伺うときは、修理屋さんでヒールを新しくしてから行くという話を聞いたことがあります。 
ヒールが減るとどうして恥ずかしいのでしょうか? 踵には過剰なまでに神経が走るようです。
自分でも見えにくい後ろ姿に心のスキを作る?見透かされる
がいやなのかも?
 
ところでトップリフトが斜め外側の位置に付くのはどうしてでしょうか。
それは、歩行のさい足を振出し踵が接地
する瞬間をみると、前足部がやや内側を向きながらトウ(靴のつま先)が上がり外側が
接地している。
そのためトップリフトの摩耗と安定した付き方をするためにトップリフトが斜め外側につき、しかもトップリフトの面は最初からわずかにすり減ったようにカットされています


もし斜め外側ではなく、真後ろが減っている人はすり足もしくは足が上がっていないことになります。  
足と靴健康アドバイザー №2556

2019年12月20日 (金)

スニーカーも黒が多い? 

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履きものの色は黒が圧倒的に多いようです。 それは子どもくつを除き男女ともに多いと言えますが、以前よりはその割合が小さくなっているとはいえ、まだまだ黒色が50パーセントを越しているでしょう。 
ところが、スニーカーも黒が多いことに驚きです。 写真は関西空港での出国カウンター前の一コマです。 履きものをみると出身国がわかると語った人がいます。 それほど洋服に比べ靴の切り替えは遅い(むずかしい)と言えます。 特に東南アジアの人々は日本も含め黒色が多いような気がする。  
黒色の靴を履くと洋服のカラーに気をつかわないで済むと考えている人が多い。 いや、何色の洋服にも黒色であれば無難と思っている人が多いと言ったほうが自然かもしれません。 しかしそろそろ靴も洋服並みのコーディネートが期待されてもいいのではないでしょうか。 なぜ黒色に集中するのか? コーディネートが無難だけではなさそうです。 

実際スニーカーの売り場では黒色意外の靴が多くを占めています。 ただ店頭のサンプルの下に保管されているストックサイズをみると、黒の在庫が少ないのが実際で、黒色が売り上げの中心といってもいいでしょう。 
ただ、よくみると黒色のスニーカーでもソールはほとんどが白色です。 

再度繰り返しになりますが、靴のカラーも洋服の延長にあるという考え方・・・いかがですか?  ただ洋服と一緒と言っても茶系のスニーカーは少ない、不思議です。 
足と靴健康アドバイザー 大木金次 №2555

2019年12月18日 (水)

中敷きの抜ける靴を履いてみましょう  

取り外しのできる中敷き挿入の靴をお試しになってください(写真) 
足を入れた瞬間、別世界に立ったような感じがします。 「別世界」とはお客様が語ったことばで試し履きの際つい言葉に出たものです。 それほど足の裏は様々なことを感じるところで、何年経っても忘れ難いと言われます。 子どものとき泥の田んぼに裸足で入った時の感激と同じではないでしょうか。 

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写真のような厚みのある中敷きを挿入するには、靴全体を深く作る必要があり少しボリュームがつき、トウ(靴のつま先)も広く厚くなっています。 このような健康を意識した靴は、デザイン的に購入に決意がいるようです。 手間や素材にコストがかかります。 このようなことから店頭にはあまり並んでいないというのが実際ですが、それでもお勧めする理由は、理想的な立ち方が期待できるからです。

中敷きには、コルクにゴム状のラテックスが混合され、柔軟なさわりと良い感触があります。 硬すぎず軟らかすぎないため、履くごとに足の型がつき、後足部が安定し足ゆびの機能が高まります。 今ほとんど履かれてませんが藁(わら)ぞうりのような感触に似ています。 履いているうちに五本のゆびの居場所が決まり、それぞれの役割が独立して発揮します。 その結果姿勢が起き清々しい気分になり、改めて履きものの役割を知ることができる。

靴屋さんに入ったら、「履いてみるだけですみませんが中敷きの抜ける靴を見せてください」と伺ってみてください。
足と靴健康アドバイザー 大木金次 №2554

2019年12月16日 (月)

足の指圧痛と靴 

足をつかむととっさに「痛い!」と発する人が増加しているようである。 痛いと同時に、にらめつけるような目つきを返されることがある。
これが不思議なことに当の本人がつかんでもあまり痛がる様子もない。 自分自身の傷みが暗にわかるのか指圧を加減してしまうのかもしれない? 

靴のフィッテングの前に足の計測や体温、関節の可動域等をみるが指圧も加えている。 指圧は靴の締め付けの敏感さをみているものですが、痛すぎる足は締め付けに弱いような気がする。 それはまったく当然なことですが、最初相当な痛みを発する人でも、わずかな指圧の結果、靴の締め付けに抵抗力が出てくるからびっくりします。びっくりするのは当人ですが、足というわずかな面積に激変が生じるようです。

簡単な短時間の指圧で足が温かくなると、足裏が床に吸い付くようだ、また今までの足の裏ではないような、それからしっかり立っていることがわかると語る人が多く顔が明るくなる。 足裏の敏感さはどこまでも鋭いものを秘めているようだ。 多くの人は、ただ立っているという大雑把な話をしているにすぎないが、実はもっている多くの感触が隠れてしまっていると断言したい。

靴はつま先以外を心地よくフィットさせることが大事なことですが、指圧痛はフィッテングを邪魔することになる。 靴が緩すぎては歩行に力が入りにくい。 シューフィッターは指圧の心も持ち合わせる必要がありそうだ。  

足と靴健康アドバイザー大木金次 №2553

 

 

2019年12月14日 (土)

立ち方にアドバイスを  

Photo_20191214090401 自分の立ち方は自分ではわかりにくいものです。
今回は誰かがアドバイスをしてほしいという提言です。 

よく言われることですが、自分の立ち方はわからなくとも他人の立ち方は一瞬にしてわかる、同僚でしたらアドバイスがしやすいのでは。
ただ常に人の立ち方に関心をもって見ていないと姿勢がどうのこうのという話はできないものです
。 見る習慣をつけると、結果的に自分の立ち方は今どうなっているか、ということに結びついていくものです。

突拍子もない話ですが、「今と昔・後ろ姿写真展」などがあったらいいですね。 研究者は立ち方や後ろ姿に世相を感じると言います。 人も動物、獲物を追いかけるような、やや前傾している姿がもっとも生き生きして見える。 食べ物に困らなくなり、獲物を追いかける必要がなくなると体は後傾していくと言われます。

しかし横に傾いているような姿は左右のアンバランスからくることが多いようです。 それは足からか、靴からか、膝からか、腰からか、スマホのしすぎ、など今社会問題化しています。

姿勢は人の根幹にかかわることで、突然指摘をしたり改善を言われると、感情的になることが多いものです。 慎重にアドバイスをしましょう。  
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姿勢はその人を表しやすいものですから、面接などの際は特に気をつけたいものです。 
こんな話があります。面接官はドアを開いてから座るまでの短い時間で採用するかどうかの80%が決まるそうです。 そのときに見えるものの多くは笑顔よりも姿勢なのです。

指摘をされて初めてわかる自分の姿勢といわれます。 まず家族がアドバイザーになることが必要でしょう。 そのためには姿勢を見てわかるようになってほしいものです。

足と靴健康アドバイザー 大木金次 №2552

 

 

2019年12月12日 (木)

靴選びになぜシューフィッターのアドバイスが必要なのか 

靴選びに意外な話があります・・・・シューフィッターは自分の靴選びが一番難しいという話です。 長年顧客の足と靴をみて、また学習も続けていながら結果的に自分の足に合う靴選びがもっとも難しいという結果は一面残念なことです。
このような話から入ると、靴選びの際はシューフィッターと一緒に靴選びをしてほしいということになります。 なかなか靴が合いにくいという方はなおさらです。

それでは靴選びに、どうしてシューフィッターが必要なのでしょうか?
足や靴の知識があっても、自分自身の足の評価をすることがむずかしいからです。 例えば、寝起きに鏡をみて顔の表情から昨日との違いを観察するものの、なかなか判別しにくいものです。 しかし家族がみれば一瞬にしてわかります・・・・顔色が悪いがどうしたのですか?ということです。 

靴を履き足裏で立っている毎日です。 しかし自分でどのように立っているのかを語ることはそうたやすいことではありません。 まず具体的な言葉が出てこないようです。 しかし他人からみるといろんな姿勢の言葉が出てきます。 20~30mも離れていても歩いている姿勢は直感でわかるものです。 自分の立ち姿が判っていないのは自分だけなのです。
これがシューフィッターが必要な訳です。

身体は足の上にあると言われますが、立っているときの足裏の感触はわかるものの、スマホで姿勢を撮っても自分の姿勢は判りにくいもの、動画でも同じようです。 上に記した鏡でみる顔と一緒です。

靴のデザインでも同様です。 靴は好みで選ばれることが多いですが、全身を見たときにマッチしているかはまた別物です。 マッチしているか否かは自分にはわかりにくいのです。 素直にシューフィッターの意見に聴き耳をたてましょう。

足と靴健康アドバイザー 大木金次 №2551

2019年12月10日 (火)

歯と足  

突然ですが、「歯と足」というタイトルにビックリする人がいるのでないでしょうか。 どこに共通性があるのか? また結びつきがあるのか? まったく相反しているのか? それほど困惑するタイトルですが、ちょっとお付き合いください。

共通しているところをさぐると誰でも思い浮かぶことですが、それは歯には上下そして足には左右あることです。 つまり上下のどちらか、左右のどちらか正常でなければ機能しにくいということです。
それだけに歯も足も常にバランスを要求されるといってもいいでしょう。 そのような大事な器官ですが、町中をみて直感できることは、歯のクリニックはみるが足の医者はほとんどみることがありません。 病院においても「足科」のあるところはめずらしい。 

高齢になるほど、問題を抱える人が多くなるのが足のようです。 それについては歯も同様ですが、特に
足はなんともわびしいという状況にあります。 それだけに誰にも相談できずに暮らしている人を多数見受けます。 我々シューフィッターに相談されることが多くなってきました。 しかしシューフィッターだけでは解決が難しいことが多いものです。 

最近立ち方で歯のかみ合わせが変わるという歯医者さんが多くなってきました。 まさにバランスの話ですが、自分の立ち方は自分ではわかりにくいものです。 歯医者さんも、歯と同時に立ち方も見ていただきたいものです。  

歯と足の話、ピッタリ共通するような話ではありませんか?

食事時は目と鼻で食べ物を選んで、さらに手で工夫して口元に運び、歯と舌で慎重に噛みながら飲み込んでいますが、足もとはどうでしょうか? 場合によっては路面を選ぶことも難しくひたすらにただ歩歩き通すだけです。
足もとの環境は常に厳しいといっても過言ではありません。 足もとで選べるのは靴ぐらいかもしれません。

足と靴健康アドバイザー 大木金次 №2550

2019年12月 8日 (日)

努めて工場を見学しましょう。 

工場をみると作られている製品の社会が見えると思っています。
今まで販売業務に携わったおかげで多くの工場を見学させていただきました。
見学の最初は鬘(かつら)作り、化粧品、ドライヤーの工場、石鹸、革カバン、スーツケース、肌着、陶磁器、靴、革鞣し工場、靴博物館、スイスやイギリスの工場も視察させて頂きました。それぞれに携わる方の顔が浮かび強い思い出がたくさんあります。

中には靴工場で実習もさせてもらいました。 寒い冬の早朝出勤でしたが、ロッカーを借り作業服に着替える間、多くの方に毎朝ご挨拶をいただきました。 日本一の靴工場にも関わらず家族経営的な雰囲気があり、健康を第一にした丁寧な靴作りを感じたものでした。 不思議なことに社長さんに似た社員が多くなるようで、
その会社の製品(商品)に社風のようなものを感じることがあります。

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スイスでは白衣を着用して靴作りをしており、工場全体が大変明るい印象をもちました。 そのころ日本では白衣を着用するメーカーはなかったように思います。
イギリスでは靴の内部に手書きでニックネームを書いていました。 そこに製品へのプライドの高さを感じました。 

陶磁器工場の場所は瀬戸です。 昭和41年頃のことですが、
そこでは外国からの視察者が多かったことに大変びっくりしました。 そこには数台の大型バスで工場入りをしており、降りた方は熱心に陶磁器を見ていたのを今でも記憶しています。 日本が高度成長期に差し掛かったころでしたが、まさに工場をみると社会が見えるとはこのことです。 陶磁器を鑑賞する余裕など日本にはなかった時代です。

今は生産基地を外国に置く会社が多くなり見学をする余裕も少ないといった状況ですが、入社間もない新人には工場を見せてほしいと願っています。 また学生にも社会見学の一環として工場を見せてほしい。

どのような思いで製品作りにあたっているのか? 作っている方の思いを最終ユーザーに届けるのが販売員の使命ではないでしょうか。 


足と靴健康アドバイザー 大木金次 №2549

2019年12月 6日 (金)

かけ湯をして湯に入る 

風呂に入る前にかけ湯をすることなど当たり前かもしれませんが、決してそういう人ばかりではありません。

浴室に入ってきたと同時に
かけ湯もせずくるぶしまで足を入れたその瞬間、とっさに「熱い」と感じたようで足を引っ込め入浴をやめ引き返した人がいました。 
当方はすでに湯につかったままその様子をみてましたが40度ほどのいい湯加減でした。

書籍[良いクツの基礎知識(日本靴総合研究会 発行)]に足の体表温度が記されています。 この書籍は何と初版が昭和44年です。 体表温度でもっとも低いところから、ゆび先が5° かかと6° 
ゆびのまた12° 足の裏12° くるぶし上部13° 足の内外側18° くるぶし後部20° 
甲23° と記されています。

子どもの頃、湯に入るときは必ず足先からかけ湯をすること、それから洗面器に湯をとり顔を洗い、そして全身に湯をかけ汚れを流してから入ること教えられたものです。 この話は福井県 永平寺を参拝して帰ってきた母からの話で、お坊さんからの講和の内容を家族全員に語ってくれたものです。 そして手ぬぐいは湯に入れないこと。 
おかげで小さな五右衛門風呂でしたが追い炊きをしながら皆入ることができた。そのときの家族は10人でした。

遅ればせながら靴業に入ってから、足に湯をかけることの意味をやっと知ることができました。 全身でもっとも低い体表温度はつま先であること。 身体の生理とはよくできたもので、ただ汚れ
を落とすだけではありません。 

今朝はかなり冷えてきました。 昨日履いた靴を今日また履くことはやめましょう、冷たいつま先がさらに冷たくなり体にいいことではありません。
親や先人の教えを大事に実行して
いく必要性を改めて感じているところです。

足と靴健康アドバイザー 大木金次 №2548

2019年12月 4日 (水)

客室乗務員・機内で使うものは自分で管理、その中に靴も道具も 

到着した飛行機から大きなバックを持って出てきた大手航空会社の客室乗務員にテレビがインタビューしていた。 持っていたバッグには機内で使用する自分専用の様々な業務用の道具や折り畳みのできそうな靴まで入っていた。 

驚いたのは自分専用の道具という話、自分の手に合った使いやすい道具を自分のポケットマネーで購入しているという。 機内で使用する道具は会社が調達するものではないのか?、とテレビスタジオ内の参加者は一応に語っていた。 しかしその乗務員はサービスに使うものは機能的なものでなくてはいけない。 そのためには自分が入念に品定めをして購入し、自分で管理をしていると言うのです。

ペタンコの靴にも触れてました。 機内食を提供するには高いサービスが要求されパンプスでは十分にこなすことが難しいと。 まさにプロフェッショナルな精神びっくりです。 自分の手になじんだ道具、自分の足にあった靴、手も足もまったく同じ考え方なのです。

道具とは使いならしたものでなければならない。 どのような職人もみな同じことを発しますが、その通りです。 他の人が使ったものでは他人の癖がついてしまう。 同じような道具でも使い方は人それぞれで、道具は長年のうちにどことなく変化をしていくものです。

靴、はきものはそのようなものの頂点にあるような気がします。

この一日おきに投稿しているブログのタイトルには「ホスピタリティー」と入れてます。改めてその奥深さを客室乗務員から教わりました。
何をするにも徹底して仕事をするには道具が先に立ちます。 機内で使う道具は常に身の周りに置き管理をする。 だからインタビューにも気軽にバッグを開いて見せてくれたのでしょう。 すばらしいですね。

足と靴健康アドバイザー 大木金次 №2547

2019年12月 2日 (月)

左右の足は非対称  

靴合わせの難しさは多義にわたるが、その要因のひとつに左右の足が対称になっていないことが上げられる。 一見した限りでは五本のゆびがあり長さも幅も太さも同じように見える。 しかし測定が進むほど様々な部位に違いが多く出ることがある。 しかし違いがあっても長年の生活の中で違いが感じることは少ないものです。 
靴も慣れ、足のほうは自然に調節しながら歩いてしまうからでしょう。

左右の足は基本的に違いがあると言われている・・・・左足は支持足で右足が運動足の人が多い。 片足立ちの場合、どちらの足が立ちやすいですか?と問われれば多くの人が左足と答えるようです。 またボールを蹴る足を利き足としているが多くが右足のようです。

次のような話が書籍「足の裏は語る ちくま文庫(絶版)」に出ている。
「ムスコとタマは左に置け」という教え、野球選手へのアドバイスです。 支持足の左足に置けば瞬時に適応できるとある。 普段の生活でも左側におけば気持ちが安定し落ち着いた生活ができるものです。 

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洋服のカッターさんにオーダーメードのスーツ作りについて伺ったことがある。 
左側の太ももの位置は右より太く作るのですか?と・・・「計測時にムスコとタマの位置を瞬時に手で確認をする、多くの方が左側にあります」と即答してくれました。 そして「
スラックスは左を太く作ることが多い」と話をしてくれました。
このようなことからも足の役割に左右差があり、足の動きが左右で違いが出ることになる。  
 

靴は左右対称にでき上がっている。 
最初「片方の靴が小さいのでは?」などと不信感を持たれる方がいるが、それは当然なことです。 左右同じ靴に左右違う足が入れば違いを感じるのは自然です。 靴はある一定期間「慣らし」がいると言われるゆえんです。 
そのために、旅行などに履く靴は数日前に購入して近くでならす必要があります。

足と靴健康アドバイザー 大木金次 №2546

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