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2019年10月30日 (水)

歩きやすい靴を選ぶ・・・トウスプリング(つま先上がり)  

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最近はトウスプリングのある靴が増えてきました。 一時はトウスプリングはカジュアルタイプに多かったようですが、この頃はビジネスタイプにもみるようになってきました。 それだけ機能を重視する方が多くなったといってもいいでしょう。

その機能とは、何と言ってもつまづきにくいことです。 疲れたときや、体調がすぐれないとき、何か物事にふけっているときは、どうしてもつま先の上りかたが低下しやすいものです。 トウスプリングがあると躓かずに済むことがあります。
万が一つまずいても靴のトウにキズが入りにくいのも大事なことです。

次に、トウスプリングがあることで蹴り返し時に靴の甲部分に大きなしわが入りにくいことです。 つまりデザインが崩れにくいということになり、結果的に新しいまま長持ちする?ということになるでしょう。

ただ、トウスプリングが強すぎる(つま先が上がりすぎる)と滑りやすくなりますので、購入時はしっかり歩いてみることが重要です。 しっかり蹴り返しをしながら試してください。

足と靴健康アドバイザー 大木金次 №2530

2019年10月28日 (月)

歩きやすい靴を選ぶ・・・中敷きが着脱できること 

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中敷きが着脱できる靴を選ぶメリットは調整しやすいことにあります。 
できるだけ中敷きに厚みがあるといいですね。 靴には薄い中敷きが入っているものがほとんどですが、それでは調整に限界があります。 靴を購入するときは中敷きが取り外しできるかを確認しましょう。

最近は厚い中敷きが最初から組み込まれている靴があります。 そのような靴は最初から
調整を目的にしていますので、靴で困っている方ほど店頭で聞いてみましょう。

写真の靴の中敷きはわずかな厚みで本格的な調整には向きませんが、他の中敷きに差し替えなどに便利です。 例えば靴が大くなったときなどです。 
足裏の滑りや凹凸などの感触が気になるときにすぐ取り換えができます。
また旅行先で足が冷たくなったとき、暖かい中敷きに交換をするには便利です。

この頃店頭には中敷きのサンプルがたくさん出ている店があります。 常日頃から下見をしておくと必要になったときにひらめくものです。 また店に履いて行って入っている中敷きを出して入れてみるのもいいことです。 厚みだけでなくいろんな機能が考えつくされた中敷きがたくさんあります。

靴選びには様々なチェックが必要ですが、店に入るとなかなか気が回らないことが多いものです。 忘れないために自宅でメモをして持参することをお勧めします。 できればシューフィッターを指名して一緒に靴選びをしましょう。   
足と靴健康アドバイザー 大木金次 №2529

2019年10月26日 (土)

歩きやすい靴を選ぶ・・・ひもがついている 

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写真№7靴ひもの重要性について投稿します。
靴ひもの機能が発揮されるもっともすばらしいところは左右の微調整にあります。 靴は左右まったく同じに作り上げられますが、足のサイズは左右で違うのは当たり前なこと、今まで左右が同じという足に出会ったことがありません。
それだけに靴にひもがついていることは基本的なことといえます。

靴を履いて時間が長くなるほど足はむくんでくることがある。 とくに高齢者ほどその頻度は多くなりやすく、そのようなとき靴ひもは
重要な働きをします。 つまり緩めることで歩きやすくなるということです。

次に靴ひもで足の骨格をまとめることができること。 特に中足骨部をまとめるとつま先に力が入りやすくなり、歩きやすくなる。 特に疲れた時などにまとめると快適な歩行が期待できる。

靴は履き続けると少し大きくなるが、そのようなとき靴ひもがあると靴の締まりをよくしてくれる。 おそらくそのような経験者は多いと思われます。 

自宅が傾斜地にある場合はひもの付いた靴を選ぶ人が多いが、仕事などで傾斜のあるところに遭遇したとき、ひもがついていてよかったということがあるものです。 旅行なども同じことです。

ひもは面倒とよく言われるが、面倒さより「助かった」ということのほうが圧倒的に多いと思われます。 ものは考えようと言われますが、靴のひもはその代表的なものではないだろうか。
足と靴健康アドバイザー大木金次 №2528

2019年10月24日 (木)

歩きやすい靴を選ぶ・・・上質な革  

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№6として革を取り上げています。 それも上質であること。

靴を語るとき、最初に口にするのは革ではないでしょうか。 ただ履きものの中でパンプスなどはヒールに視点がいくこともあり、人によってヒールかアッパーの材質か、どちらも譲れないものがある。 しかし一般の靴は上質な革をあげる人が多いと思われる。

靴にとって革は黄金の素材とまで表現され、見た目だけではなく履き心地に大きく影響する。
それは革の感触にあり、足の感覚は非常に鋭いことを証明するようなもの。 甲革以上に大事なところはアッパーの裏面が革であること。 その部位は贅沢を超えたような肌触りを感じるものです。 すばらしい感触が長年にわたって得られることも革の大きな特徴でしょう。 よく言われることですが、足になじむという一言も他にないことです。
靴は長年履くもの、最近は使い捨てのように履く人もおりますが、靴で困っている人ほど足に合った靴は手放せない。

革の光沢は手入れ次第で何年でも同じ品質を維持する。 経年劣化の少ないことも革が筆頭に上がる。 
手入れをしてまで身に着ける身の回り品は靴ぐらいである。 もっとも汚れやすいのは靴、それだけに思い入れが強くなるる。 そのうえ多量の汗をかく。 このような環境にある靴を大事にしたい。 常に手入れをしながら履いていると靴への思いやりや安定した生活ぶりなどもが感じられるものです。 手入れや保管など革は大変ですが、それだけに靴で人を見るという話もよくあることです。

たった一言「いい靴ですね!」という誉め言葉は、最良の革であることを物語ります。 
足と靴健康アドバイザー大木金次 №2527

2019年10月22日 (火)

歩きやすい靴を選ぶ ・・・トウ 

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№5(写真)のトウについてはアドバイスのむずかしいところ。 その理由は個人の好みが最優先されるからです。
素足と靴のトウを比較してみれば、その違いは明らかで、改めて口をはさむ何ものもない。 しかし靴を選ぶとなるとつま先と同じ形を選ぶ人は皆無に近い。それでも適切なアドバイスはどうしても避けられない。

足ゆびの長さをみると、第一趾の長い足は日本人で70%ほど締めると言われている。 このような人は、できるだけ第一趾の位置が長いトウのデザインを履くべきである。 そのような型をオブリークトウと言われている。

甲が厚い足は、厚みのあるトウを選ぶことが重要です。

今使用しているトウより少し広めにしていただきたい。 それだけでどれだけ快適か、それは足を入れた瞬間にわかります。 そしてその次に購入する靴も、さらに広めのトウにすること。 このようにして目をならしていくのです。 そうすると数年後にゆびの広さに近づいていきます。

そしてつま先の余裕をたっぷりとること。

上記のような靴選びをすると、つま先に力が入るようになる。 当然歩幅が広くなり闊達にみえる。
誰でもトウのデザインはシビアなもの、それは見た目だけ(それが最も大事という人が多いが)のものです。 足の上に身体がある、足は体の土台であることをもう一度考えてほしいものです。
足と靴健康アドバイザー 大木金次 №2526

2019年10月20日 (日)

靴販売員が靴を磨くのは当たり前 

靴屋さんで顧客の靴を磨いている光景に出会うととても安心できるものです。 
なぜ安心できるのでしょうか? それは靴を大事にしてほしいという願いが伝わってくるから、また購入後も気遣ってくれるような気がするからです。 簡単に靴合わせをしないという責任感も靴磨きをしている後ろ姿に感じることできます。

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ところが靴屋さんで靴を磨いている光景に出会うことはめったにありません。
その最大の理由は売り上げの達成に焦りがあるからです。 靴を磨いている時間がおしくなってくるのです。 恐ろしいことに、以前自分が販売した靴を履いて来られた顧客にも靴磨きをすることを忘れてしまうのです。 
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我々は様々なものを購入して生活をしています。 しかし購入後磨いて差し上げる身の回り品は靴ぐらいのものでしょう。 靴以外にといえばメガネかもしれません。 眼鏡屋さんはさりげなく磨いてくれます。「メガネの調子はその後どうですか?」と言われ、こちらから話をする前に磨きに入っています。  しかも拭いているのではありません、磨いているのです。磨くのが当たり前になっているのです。

どの靴屋さんも、
メガネ屋さんのように自然に靴磨きに入るようになってほしいものです。 そうすると今以上の靴文化が日本に生まれると確信しています。  
靴販売員は家庭でも靴磨きをしましょう。 子どもの前で靴磨きをしましょう。 そして家族の靴も丁寧に磨くような子どもが多くなることを願っています。 メガネ同様足もとは大事なところ、靴を磨くのは仕事に限らず当然なことです。

足と靴健康アドバイザー 大木金次 №2525

2019年10月18日 (金)

歩きやすい靴選びのきっかけをさがす 

歩きやすい靴を探している方の多くは、「今までいろんな靴を履いているが歩きやすい靴にお目にかからない」そのようなことを漠然と言われることがほとんどです。 なぜ靴が合わないのか、その要因にたどり着けていないのです。
靴によって疲れやすかったり、局部的に痛みがでる、翌日同じ靴を履くと痛みより靴ずれになる、など状態が一定していないため迷ってしまうのでしょう。

このような方の多くは自分一人で靴を選んでいる方がほとんどです。 自分の足ほどわかりにくいものはないと言われるが、そのことに気づいていない人がほとんどです。

それでは何を手掛かりにして靴の相談に行ったらいいのでしょうか。
まずデパートや専門店、量販店の靴屋さんに電話をすることです。 そこで誰に伺ったらいいのか、氏名を聞いて訪ねることです。 しかし電話をすることに躊躇することが多い、それの理由は価格のことです。 そこでアドバイスを受けるだけ
でも構いませんか?と最初に聞いてはどうでしょうか。

次にインターネットでシューフィッターを探して電話をかけることです。 
その早道はホームページ http://fha.gr.jp/ 「足と靴と健康協議会」から検索ください。 そしてシューフィッター
検索欄から入ってください。 各県別に店と個人名、連絡先が出てまいります。

その他
ドイツの靴を中心に取り扱っている店が多くなりましたので、インターネットでドイツの靴、シューマイスター、などと検索してください。 靴の購入と同時に中敷きを調整する必要のある方に重宝されています。 

靴で困っている人ほど足のケアが必要のようですが、最近
フットケアの施術者が多くなっています。
そこでインターネットで近くで開業している人を探して、
フットケアをしていただきながら足に合う靴屋さんを紹介していただくのもいいでしょう。

また近くで歩きやすそうな靴を履いている友達がおりましたら紹介いただくのもひとつです。

以上のように常にアンテナをはって積極的に情報をえることです。 
シューフィッターでも自分の靴探しは難しいと言います。 靴選びは一人でやらないことです。専門分野にまかせましょう。

足と靴健康アドバイザー 大木金次 №2524

2019年10月16日 (水)

靴選びはどうして難しいのか? 

何足購入してもむずかしい、と言われたことがあります。 何足とは歩き始めてから何十年もということです。

「なぜ私に合う靴が少ないのか?」そんな質問をした方はいるでしょうか。
しかし実際説明を聞いても、靴を履いてみなければ納得できないというのが普通です。 つまり説明より、足に合う靴を出してほしいと思っている方がほとんどで、話だけでは解決にならないということになる。 

それを承知の上、なぜ合う靴が少ないのかについて記してみます。
靴は左右あり同じサイズになっています。 しかし左右が同じという足に出会ったことはありません。 当然なことですが、左右違うサイズの足に同じ左右の靴を履くことに無理があります。 左右どちらかの足が我慢しなければなりません。 我慢には体力が必要になりますから、高齢者ほど合う靴は少なくなると言えます。

市場に出ている靴は、日本人の平均的なサイズを目安に作っているため、平均に当たらない方は合う靴が極端に少なくなりやすい。 平均を超えるとは長さが大きい小さい、太い細いなどです。 それはつま先や踵周りも同じです。

素足で立つと、靴のようなヒールがありません。 ヒールをつけることで楽に歩行ができると言われますが、足には何らかの抵抗が生じやすいということになります。 足はあくまで運動器官ですから足に制約がかかることは大変なことです。

それではオーダーという話になります。 ようやく足を計測できる社会になりました。しかも三次元計測で。 しかし足に合う靴を作ることはむずかしい、 その要因は、靴のサイズは計測通りではないからで、ヒールというむずかしさもあります。

足のサイズは数えきれないほどの箇所がありますが、そのような足に規格通りの靴というはきもの、ちょっと考えただけでも大変なことです。

その他、生理的な面や材質、履きわけ、多様な好みも出てきます。

大変なことばかりを羅列して恐縮ですが、ではどうすればいいのか? やはりフルオーダーに行きつきますが、それには技術や経済的な面が壁となっています。
そうすると、今のところ靴選びのために足と靴の学習をすべての方に期待したいということになります。

足と靴健康アドバイザー 大木金次 №2523

2019年10月14日 (月)

歩きやすい靴を選ぶ・・・ヒールがカットされている  

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今回は「写真4のヒールがカットされている」ことについて投稿します。
ヒールのやや外側がカットされている訳は、歩行時踵が接地した瞬間、面で受けるため安定すると言われています。 また硬いヒールの場合ショックが上がりにくいようです。

「最初から踵が減っているんですか?」と靴を購入される方がよく質問されます。 その都度説明しているのですが、なかなか納得いただきにくいようです。 そのような方の多くはすり減った踵に恥ずかしさを感じているからのようです。 この恥ずかしさを払拭しないことには、足と靴の科学などの理屈だけでは話が進まない。 そのためにどうしても多くの時間を要するため、多くの販売員は簡単に済まそうと考えます。 

我々の足は実に巧妙にできており歩行にも人間特有の「あおり」が入ります。 その巧みな足さばきを簡単にこなしながら毎日暮らしている。 足の構造など知る前から歩いて何十年も経ているのですから、いまさらというところでしょう。 顧客によっては「面倒な話ですね」と説明を断られることもあります。 やはり足と靴の話は教育課程で行う必要があります。

話を元に戻しますが、踵が斜め外側が接地するのは、足が内返しをしながら着地するからです。 健康的な歩行となる目安にもなります。

靴選びの際、ヒールがカットされている靴に関心をもってほしい。 特にウオーキングに履く靴は注意をしてご覧になってください。
なおテーマ「歩きやすい靴を選ぶ」、次回は10月22日に投稿します。

足と靴健康アドバイザー 大木金次 №2,522

2019年10月12日 (土)

歩きやすい靴を選ぶ・・・ヒールが台形  

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今回は写真3の「ヒールが台形」について投稿します。
台形とはアッパー(甲部分)との接点に付くソールが下に向かって裾広がりになっていることです。 後方からみるとよくわかりますが、いかにも安定してみえます。
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ヒールが台形になっている靴の多くは、足もとの安定が欠かせないときの機能です。 ただその機能が場合によっては効率の低下をきたすことがあります。 一般的に足かせと言われることですが、瞬時を争うときなどです。 靴の機能は使用目的によって変わるという例です。

Dsc00442_2 足の骨格(写真)をみると後足部は一点で支えています。 その一点を後方からみると、何とやや外側についており内にも外側にも倒れやすいということになる。 
足の骨格は常に倒れやすい構造といえます。
そのような構造を支えるのが台形のヒールです。

足の骨格後部は、しっかりして堅強ですが、ある程度柔軟性も必要になるという、非常にめんどうな構造になっています。 
足のケガは後足部ほど難しいと言われてますが、一般的にはケガの少ない部位です。 しかしいったんケガをしてしまうとなかなか回復に時間を要します。
そのためにも台形のヒールに関心をもってほしいと思います。
足と靴健康アドバイザー 大木金次 №2,521

2019年10月10日 (木)

歩きやすい靴を選ぶ・・・ソールが平ら(フラット)なこと  

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今回は、写真の№2「ソールが平ら(フラット)」について投稿します。
足には大きな土踏まずがあり上からの体重を支えています。 ところが多くの靴にはヒールが付き、下がりすぎてはいけない土踏まずにダメージを受けることがあります。 そのためヒールのある靴などには、支えとしてシャンクと言われる鋼鉄の器具が挿入されています。 
そのようなことを考えると、長く歩くときにはできる限り平らな靴底が好ましいと考えます。 底が平ら(フラット)な靴に抵抗する人が多いようですが、使用目的などを考え写真のようなフラットな底を選んでいただきたい。 
特に仕事などでも高いヒールの必要のない業務の中では積極的に使用しましょう。

フラットな底のメリットは階段や凹凸のある地道などでもつまづきにくいことです。 
この一言は年齢を重ねるほど重要になりますが、そのメリットの最大なことは、一歩一歩ごと足に気遣いをせずに歩けることです。 その一歩はごくわずかなことに思われるが、歩く時間が長くなるとすぐに1万歩を越してしまう。 つまり足もとに1万歩の気遣いが必要になり、それが重なると大きな疲労となってしまうのです。
その前に基本的なことですが、足にはヒールがついていないことに気づいてほしいものです。

足と靴健康アドバイザー 大木金次 №2,520

2019年10月 8日 (火)

歩きやすい靴を選ぶ・・・後足部が硬い 

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靴選びのチェック[ウオーキング用]、今回は後足部から始めます。 大事な後足部をチェックもせず素通りする人が多いようです。
1 腰周りの芯が硬い
2 ソールが平ら
3 ソール(踵下)が台形
4 ヒール外側が斜めにカットされている
今回は、1の後足部「腰周りの芯が硬い」ことについて取り上げます。
2_1靴の腰周りには踵の左右ブレを少なくするために硬い芯(月型芯)が挿入されています。 
硬い月型芯が必要な訳は、足骨格の特徴にあります。
前足部は二点で支持していますが、後足部は踵骨一点で支えているためとても安定です。 

特に
子どもや高齢者は腰周りにしっかりした芯(手でつぶれないほどの硬さ)が入っていることが大事です。 また土踏まずが低下(足関節の外反)している人は特に重要なポイントで、デザインが決まったらまず腰周りをチェックしましょう。
チェックの方法は靴の
腰周りをつかんで硬さをみます。 このような靴選びを習慣にしましょう。
できれば、月型芯は靴の内側の
踏まず中央まで入っているとさらに土踏まずも安定します。  
 
月型芯について最近の傾向をみると、ウオーキングタイプの靴でもソフトなものが多く出回っています。 慎重に靴選びを願いたい。

ついでの話ですが、しっかりした月型芯が入っていても、腰周りのサイズが大きかったり、靴ひもがゆるいと靴の中で前滑りが起こり踵がフィットしません。 その結果せっかく硬い腰周りの靴を選んでもその効果が少なくなってしまいます。 靴の履き方やフィッテングを慎重に行いましょう。

なお、今回のテーマ「歩きやすい靴を選ぶ」については今回を含め9回にわたって投稿いたします。
足と靴健康アドバイザー 大木金次 №2,519

2019年10月 6日 (日)

雑巾のタテ絞り・ヨコ絞りと歩行 

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雑巾をタテに持って絞るときちっと絞り切れる。 そのようなことは多くの方が経験していることです。 
それではタテに持つとなぜ絞り切れるのでしょうか?
力が小指から入るからです。 力がうまく入るには小指から、野球のバッターもゴルフのクラブも小指が中心になって力が入るが、そのようなことと同じです。
実はこのような動きは足のあおり歩行と同じことです。 歩行の際、踵の接地後、第五趾側に力が移行し第一趾のボール部からつま先で蹴り返しをすることで強い力が入るようになってます。 このようなあおりが自然に行われています。 手より足のほうが巧妙にできているような気がします。
ところが最近は下記の写真のように横に持って絞る人が多くなっているようです。 

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横絞りになると最初に親指に力が入り小指は小さな力となり絞り切れれず、翌朝や昼になっても乾燥しないことがある。
手と足は同じように動く、まさにかつては人も四つ足動物であったように思われてならない。

最近の若い人にアーチの低下がみられるが、中でも踵骨の外反により踵が内側に傾きながら土踏まずが低下すると、足趾に力が入りにくくなる。 踵から直接第一趾側に力が移行するパターンで、雑巾の横絞りに似ている。 つまり蹴り返しが弱く歩幅が狭くなる。 結果的に疲れが全身にはやく感じるようになる。
ここで重要なことが靴選びです。  踵が内側に倒れやすくなると靴選びは簡単ではありません。 ぜひシューフィッターに相談を願いたい。

雑巾絞りについては本年6月30日投稿の「雑巾を横絞りにすると絞り切れない」と内容が一部重複しております。ご了承ください。  
足と靴健康アドバイザー 大木金次 №2,518

2019年10月 4日 (金)

踵のタテのカーブ  

手製の計測道具であまりにも簡易的なものですが、いつも持ち歩いて足のサイズの計測時に使用している。 
踵のタテのカーブが、左から4㎜ 8㎜ 12㎜ の三パターンです。

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計測結果(日本皮革産業連合会調べ 2009年発行)
タテのカーブ 4㎜以下 女 18% 男 24%
         8㎜以下    70%   65%
         12 ㎜以下    12%   11%

一般に4㎜以下の人はサンダルなどのバックストラップが下がりやすいと指摘、男性は四分の一もの人が該当することになる。
計測方法は、右足を外側面から見たとき、踵後部の最も凸の位置に対して、足首後部(アキレス腱)の最も凹んだ位置がどれくらい内側に入っているか、3パターンのスケールを踵にあてて調べたもの。
上記の割合から、男性より女性に踵のカーブがあることになる。 そのような違いがどうして起こるのか定かではないが、女性のほうが甲が低いのかもしれない。 
反対に甲高の足はカーブが少ないことになる。 そこで靴のフィッテングとなるが、甲高で踵のカーブが少なければフィットした靴に出会う確率は少なくなる。 
実は幅が広く甲高で踵のカーブが少ない、このような足が日本人に多いと言われていた。 その傾向は少なりつつあるようですが高齢の方はまだまだ甲高が多い。 ただカーブがある人にもトラブルは多い。
踵のカーブの問題は素足であれば何の問題がありませんが、靴を着用すると様々なトラブルが発生しやすい。 足のカーブは比較的見てわかるものの、靴内部のカーブを知ることは意外にむずかしい。 さらにヒールが高くなればカーブが変化することもあり表示がむずかしい。

踵が合いにくい人はシューフィッターに相談願いたい。
足と靴健康アドバイザー 大木金次 №2,517

2019年10月 2日 (水)

親切な店頭アプローチ(POPカード)  

店頭POPカード(写真)には、「坂道の多い横浜におすすめ、足のブレを軽減し疲れにくいインソール」と記されている

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このpopで感心したのは、「坂道の多い横浜におすすめ」の一項です。具体的なアドバイスにハッと気が付く人がいるのでは。 自宅が坂道の多いところでも、靴選びのときはすっかり忘れてしまっていることが多い。 そのようなとき店頭のpopに気づきに「うれしいな~この一言」と思ったお客様は多いに違いありません。
以前 町田市(東京都)で仕事をしていたことがあり、坂道と靴のあり方に想いをめぐらしたことがありました。 町中は平らですが周りは意外に坂道の多い地域です。 そのようなところに伺ってみると、日本製で靴内の踵周りがカップのように丸く作られている靴の使用者が非常に多かったのに気づきました。 その靴は今でも多くの人に愛用されてますが、popにあるように、正に足のブレを軽減してくれる靴なのです。 

坂道が何度(何%)の傾斜になると靴の選び方が違ってくるのか? そんなことに興味をもったものでしたが、その研究までは残念ながら至りませんでした。
今、靴はファッション優先になってきました。 それだけ気楽な世の中ということでしょう。 
しかし住まいの環境は様々、ファッションのように簡単に変えるわけにはいきません。 
popカードの一言に救われたという人は大変多いのではないでしょうか。
足と靴健康アドバイザー 大木金次 №2,516

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