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2014年12月28日 (日)

身体はつま先から始まる楽器そのもの

1店頭でシューフィッティングをしているとお客様から教わることは非常に多い。

一人はトランペットの奏者、二人目は声楽家、三人目はシェフ、四人目は理髪師。
ドイツにトランペットを学ぶため留学したときの話。 
指導を受けている途中「今履いている靴ではトランペットを吹きこなすことは難しい」と一言進言された。 そして『身体はつま先から始まる楽器そのもの』とアドバイスを受けたのです。 それからは靴を求めるときは自然に当時の先生のことを想い浮かべると語っていた。 
そのためもあり靴の購入は実に慎重でつま先に力が入ることを第一にしていると教えて頂いた。 つま先が僅かに開くことのできる靴探しに余念のないお客様である。

日本ではこのような指導者はいるだろうか? おそらく腹式呼吸どまりではないだろうか。  足の上に身体があり、その頂点に頭が乗っているとお客様にアドバイスをしているが、足に良い靴選びをすることでトランペットが良く吹ける。 

二人目の声楽家も同じようなことを話してくれたが、「靴によって声の出方、発声が違う」と教えてくれた。  

三人目のシェフは立ちやすい靴を履くとフライパンがよく振れると。 
四人目の理髪師は安定した靴は「鋏がよく切れ、鋏を研ぐ回数が減った」と。

四人の方に共通することは、どの方も一流の職人であること。 しかも数十年にわたりとことんまで極めた方ばかりで長年の苦労が言葉の端端に滲んでいるようにみえる。 
言葉もそうですが、靴選びもおだやかで、しかもていねいな靴の取り扱い。 そのようなことが四人ともどことなく似ている。

お客様から教わることはとてもうれしことで、いつも聞き耳を立てている。
足と靴健康アドバイザー【大木 金次】〈№1,568〉

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