無料ブログはココログ

« 2009年5月 | トップページ | 2009年7月 »

2009年6月30日 (火)

革底の靴が硬く感じて靴箱に積んだまま

革底の靴はもう履けないという人が増加している。 その理由は硬い・痛い・疲れる・薄く感じるというもので50歳前後ぐらいから多くなりつつある。 それまで使用していた靴の中心は革底でそのほとんどが仕事用、金額も20,000円以上がほとんどで「もったいない」という言葉が出てくる。 履かない靴が靴箱にねむり、靴の置き場所がないというもの。 処分もしにくいと語る。 老化は足からという言葉は昔からあるものの、その言葉どうりである。 歩けなくなる始まりが硬い革底ということでしょうか? 靴底が硬く感じるということは、その逆を考えると足(脚)が硬くなってきているということなのです。 身体はいつも柔軟でなければならないが老化とは残念なことで、それを解決する糸口は難しい。 身体の中で最初に硬くなるのは足裏からなのでしょうか? 足には靴という道具があるために硬さが身体の他の部位より早く認識できるのかもしれない。 そのようなことを考えると靴は大変難しい道具と言える。 人も動物、名前の通り動けなくなると動物にはなりえない。  ところで靴箱に積まれている靴を「下取りできいものか」と語る人も珍しくない。 高額な靴ほど履けないと言う。 このような現象は50歳前後からと記したが、この頃は20歳代の若者にも同じような現象が見られる。 若者の老人現象である。 軟らかい靴がほしくなる50歳代、そして20歳代にも同じことが発生しているのです。 このようなことが年々増加をしていることは、先行き非常に心配な事である。 足と靴健康アドバイザー 【 大木 金次 】 <№566>

2009年6月28日 (日)

外反母趾に合わせる靴

外反母趾の人が回りに増えているというコメントをM.I様より頂きましたので靴選びについて取り上げてみたい。 まず外反母趾の部分に強い痛みを感じる人、その部分がうずき(疼痛)歩くにも支障をきたす方は靴選びはむずかしい。 整形外科で診察が受けて頂きたい。 ところで外反母趾は扁平足ぎみや開張足、踵骨外反(傾き)などが合併して起こることが多く、短時間で靴を選ぶことは大変なことです。 その上一人で靴を探すことは無理であると言ってもいいでしょう。 身体の調子の良いときに事前にシューフィッターに予約を入れておき靴選びに入ることが最も大切なことである。  次に大事なことは外反母趾の改善のためにだけに集中して靴を選ぶことです。 他の要望はできるだけ考えないこと。 そのようなことを踏まえたところで靴については、土踏まずを支えるような中底のものにすることが重要です。 靴型はシューフィッターに任せトウ先は太く広いものにする。 靴ひもはトウ先のほうにハトメが沢山ついているもの。 腰まわりの月型芯は硬くしっかりしていること。 足の踵下はカッブインソールになっていること。 ヒールは35ミリぐらいまでにする。 ショックを吸収できる底材質。 外反母趾の部分にはミシンが入っていないこと、またはミシンがボール部からずれていることも大事なことです。 サンダルのストラップは外反母趾の上を渡っていないこと。 購入時は球冠バサミで外反母趾の部分を内側から出しポケットを作るような調整をして頂くことも大切です。 以上のように靴選びについては多方面に考える必要がある。 なお外反母趾については2007年の6月24・26・28日に三回連続で掲載しています(多少重複をしていますのでご了承ください) ぜひ参考に願いたい。 足と靴健康アドバイザー 【 大木 金次 】 <№565> 

2009年6月26日 (金)

足裏のツボ

東洋医学では足の裏に沢山のツボがあるとしており、その部分を刺激することで全身の器官や臓器の働きが調整できるとされている。 ツボの刺激については科学的に明らかになっていない部分もありますが、経験的に多くの方がその効果を認めている。 この頃は足のマッサージにも保険が適用できるようになったのは大変うれしいことです。 私がツボの指圧に出会ったのは二十数年前、台湾の先生・官有謀氏で「足の汚れは万病の原因だった」という書籍を発行されており、講演会で教わったのです。  先生の講演において忘れがたい話は胃のツボについて、食後すぐに歩いたり畑仕事をしても胃への刺激は少ない。 それは胃のツボは土踏まずの内側部分、第一趾ボール部の手前にあるため立っても直接接地しないからで、人の足は大変巧妙にできており自然はすばらしいと語っていたことです。 そのような事を考えると人は動物であるとしみじみと感じるのです。 足をマッサージしていると強烈な痛みを発し後ろに倒れてしまう人がおりますが、それでも「もういい」という言葉は少ない。 強い刺激を感じてもその直後に快適さが戻ってくることを直感で何となく解るのでしょう。  しかしそのような強い痛みがあっても歩いているときは何も感じないのは大変不思議なことです。 一般的に面で立ち歩いているからと考えられていますが、裸足(はだし)ではそうはいかないことは誰でも承知している。 それだけにはきもの(靴)にはある程度刺激が必要であることに気がつきます。 刺激のないはきものをいつも使用していると足は眠るという学者もいます。  ツボのポジションをある程度記憶して、点ではなく大雑把なゾーン(面)として捉えマッサージを行うことを勧めたい。 足を労わるという発想は大事なことです。 足と靴健康アドバイザー 【 大木 金次 】 <№564>

2009年6月24日 (水)

正座ができず悔しかった想い、今でも忘れられない

シューフィッティングを行っている途中で正座の話がでることは意外に多いのです。 例えば大広間においての葬式のこと、お焼香の僅かな時間を座ることができなかったという辛さを今でも心残りですと語った人がいた。  正座をして心底からお香を差し上げたいというその気持ちはすべての日本人に共通するものでしょう。  別の方の例ですが友人宅に伺った際、座布団を出されたのですが正座が思うようにできず充分な挨拶にならなかったという話。 ・・・たった一言「ご無沙汰をしまして」と言うだけのほんの一瞬のことなのです。 その方はふくらはぎが少々硬く指圧をすると膝裏に強烈な痛みを訴える人でした。 このような話を伺うと我々の今までの挨拶は畳の上で頭を深く垂れて全身で自分の思いを伝えることを心情としているようです。 足を折りそのつま先は身体の後方にしまうという体勢、つまり正座をして両手をついて挨拶をするというその姿勢は時代劇のテレビや映画には度々出てくる光景です。 日本では立って挨拶をすることは大変軽い仕草と言えるのでしょう。 畳の文化そのものなのです。 ところで膝痛の人は残念ですが年令と共に増加をしている。 その要因は加齢と共に起る老化もありますが、つま先を使うことの少なさからくるという影響が少なからず多いように思える。 つま先を使うことで全身が丈夫になることは知られていますが、反対に余り使用しなければ膝をも弱くするということです。 悔しい経験は少ないほうが良いのは当たり前。 どんなときにでも正座だけはできるようにしておきたいものである。 足と靴健康アドバイザー 【 大木 金次 】 <№563>  

2009年6月22日 (月)

脚が長く見えるハイヒール

ヒールの高いシューズが増えているこの頃、そのデザインは纏足のような雰囲気を感じDsc01835 る。 靴のデザイナーは中国の纏足という習慣や名称(何と100年前まで存在していた)を知っているのでしょうか。 写真は流行している靴(ショートノーズ?)、トウ先の部分はごく僅か。 ヒールは8センチを越え、脚線美の表現といっても良いほど。 ここまでくると長身を見せる目的以外にはなく、歩くことには大変な労力が必要。 現実に使用している人を見るとデザイナーの予想どうりといえるほどの長身者が圧倒的。 そういえばハイヒールで100メートル競争のテレビ放映があったと耳にした。 14秒~15秒で走りきったという話。 100メートルを一気に走るにはヒールは不用、しかしハイヒールでは大変でしょう。 流行しているハイヒールはトウ先が太く従来の細いものに比べればまだすくわれるようである。 靴内での足の体勢はどうなっているのでしょうか。 脚力を充分にして使用願いたい。 高いヒールほど靴の足長は短くなる。 写真のようなハイヒールで靴内の足を想像すると、足で立っているとはいえ下肢全体の中での足の状態は見えない。  足を省いた脚だけになっているとは。  デザインのユニークさがどこまでもエスカレートしていく。   足と靴健康アドバイザーOK  <№562>

2009年6月20日 (土)

ブルーの長靴にアジサイを生けている

シューフィッティングの合間に使い古した靴を花瓶にしてほしいと多くの方に提案をしているのですが、後日「飾ってみたよ!」と語ってくれた人は一人もいない。 土足のような靴に花を生けるのは似合わDsc03904 ないのか?ためらっているように思えるのですが。 長年使用した革靴、しかも毎日磨きこんで味わいの深いものを捨てるのはおしいと心の奥で思っている人は多い、しかし結局そのまま処分をしてしまっているのが現実です。  ところで先日街中の人通りの多い所で横道に入ったのです。 そこにはゴム長靴に花を生け上には小さな照る照る坊主(てるてるぼうず)が下がっていたという珍しい場に遭遇した。 ブルーの長靴にむらさきいろのあじさい(紫陽花)が生けてあるのです。  梅雨時の今頃にはぴったりのプレゼンであり、しかも僅か粋な感じもした。 履き古したような長靴ですが、小奇麗ながら御役御免になったようである。 こどもの姿は見えなかったがおそらく成長と共にサイズが小さくなったものと推察できる。 ほのぼのとしたアットホームな雰囲気も感じられ、成長の過程が思い起こされて何とも良いものでした。 焼き物で靴に仕上げたものに花を植えていることはあっても、実際に靴に花を生ける・植えていることはなかった。 靴は余りにも身近な身の回り品ですが、使いまわしをすることまで考えが及ばないのは不思議でもある。 毎日共にした一心同体のような靴に花を生けることはとてもすばらしいことではないでしょうか。  足と靴健康アドバイザー 【 大木 金次 】 <№561>

2009年6月18日 (木)

夏になるとつま先にハンマートウが見える

春から夏に入る頃今までパンプスの中で隠れていたハンマートウが現れ見え出してくる。 ハンマートウは第二趾(写真左足)に多く靴生活の苦労の証しとでもいえものであり、改善をすることが意外と難しい人が多いようである。  トウ先が薄くその上短い靴を長年履き続けるとつま先はDsc01348 伸びきらなくなってしまう。 伸びないつま先は蹴り返しが弱く歩くごとにゆびの上部に強い痛みを伴い、その結果ひ弱な歩行となってしまう。 脚全体も浮腫む(むくむ)ことが多くなっていく。 足の中で力の入るところはつま先だけであることを忘れてしまっているのである。 五本ゆびの足、一本でも力が入らなければ歩く時に相当な影響をきたすのです。 まったく違う観点から引用しますが、歯科医は大臼歯が一本でもないと咀嚼力は激減するとよく言う。 そのこととハンマートウは同じ事のように思える。 私はそのようなことをいつも思い出すのですが、歯と足には共通性が非常に多いと感じているのです。 足は左右でバランスをとっており、ゆび一本だけがハンマートウであっても、もう一方の足の機能は衰えるのです。 このことを念頭においてほしいのです。 夏に入るとサンダルを履く時間が長くなりハンマートウを改善する時期といえる。 今は亡き整形外科の安積先生は「足のトラブルは夏の時期に改善をするのが良い」 とよく語っていたものである。  足と靴健康アドバイザー 【 大木 金次 】 <№560> 

2009年6月16日 (火)

靴の下取り

不況は悪いことばかりではないと言われているが、そのひとつに靴の下取りがあげられる。  靴が下駄箱(靴箱)に入りきらず飽和状態になっている家庭が多いというのが実体でしょう。 実は私の長いシューフィッティング人生の中で以前からよく話しが出ていたことに・・・・「靴の下取りがあるといいね」と。 最初は冗談めいた話に聞こえたものですが、ようやく現実のことになってきた。 下取りを要望する始まりは一度使用してそのままの靴が多くなってきていることにある。 そのままとはその後履いていない、履くとまた辛い・痛い・疲れるということになるからである。 しかし販売する側としては下取りをした後、その靴をどのようにするのかという発想が頭をよぎっていた。 販売に結びつけることは大変なことです。 その前に他人が使用した靴を履くことに躊躇している人がほとんどなのです。 そのようなことから下取りについて理解が得られることは難しかった。 しかし不況がそのような様々なことを払拭したのである。 靴を履いているユーザーの気持ちの変化ではなく、販売者の都合の変化がそうさせたのである。 冗談めいた一言が現実になったのです。 良いことかもしれない。 経済の豊かさと共に靴の手持ち足数が増えたが経済の低迷で靴の下取りが始まったことについては何とも言いがたいものがある。 これからは下取りした靴をその後どうするのかという矛先が大事なことになる。 ユーザーの納得が得られるようなことを考案する必要があるでしょう。 ただ大切なことは、もっと慎重に足に合う靴選びをしていくということを忘れてはならない。足もとが経済で揺らぐようなことがあってはならないのです。 足と靴健康アドバイザー 【 大木 金次 】 <№559>

2009年6月14日 (日)

トウ先を上げながら歩いている幼児

スーパーから親と共に出てくる4歳ぐらいのこどもが靴のトウ先を上げながら歩いてくるのを目にした。 あまり見受けるような歩き方ではないので少し目を追いながら遠くから見ていたが、どうもつま先がきついための動作のように感じた。 遊び半分でトウ先を上げて歩いているのではない、疲れたような元気のない顔つきを見ればすぐに解る。 こどもは様々な動作をするもので、最悪のケースは路上に座ってしまうこともある。 疲れてしまったりいやになったりすると地べたにすぐに腰を下ろす。 決してつま先がきついときだけとは限らないが、そのような時はぜひ靴を脱がせてすぐに足やつま先を見てほしい。 靴を脱がせた瞬間にゆび先がが伸びていなかったらつま先がきついことが想定してほしい。 ときには擦れて赤みがかっていることもあるのでソックスを脱いでみて見る必要がある。 気をつけてチェックをして頂きたいのです。 こどもは靴のきつさや痛みについて正確に話をすることは困難(2007年10月26日の当ブログを参照)、また靴が足に合っているかどうかを判断することもなかなかできないのです。 このことがこども靴のフィッティングでもっとも難しいところと言われており、入念に足と靴を観察する以外にはないのです。 こどもの僅かな動作の変化を見逃してはいけない。 靴のチェックには靴の内部、トウ先まで手を入れてみることを習慣にしてほしいものである。  足と靴健康アドバイザー 【 大木 金次 】 <№558>

2009年6月12日 (金)

杖を用いる方

この頃杖を使用している方が頻繁に見受けるようになってきました。 そこで先月26日のブログ「靴ひもの締め方と微調節」の中でM.I様より「杖を用いる方」についてというご提案がありましたのでここで取り上げてみたいと思います。  杖を使っている人の多くは左右のバランスがとりにくいという光景をよく見受けます。 片手に杖、もう一方にはショッピング袋そして肩にはバッグということが見受けられ、バランスを取りながら歩くことは本当に大変なことです。 そのような中で靴を見ると身体を支えきれないソフトなはきものが非常に多いことです。 そのような体勢でもし雨でも降ると傘を持つことになります。 今度は滑りにくい靴も必要になります。 そこで靴選びの際は様々な機能をクリアする必要が出てきますから、ぜひシューフィッターに相談をしてほしいと思います。 いろいろな機能が備わっている靴の中で、ドイツのフィンコンフォート、ストロバー、ビルケンシュトック などのブランドをお薦めいたします。 共通することは靴内の踵部がカップ状になっており安定感が極めて良いこと、トウ先が広くつま先に力が入りやすい、また靴ひもがほとんどのデザインについており機能優先になっていることです(指先の不自由な方は面テープ)。  歩く以前に何といって安定良く立てることが大切なことです。 その他としては、バッグをリュックに換えることも重要です。 そして杖については、長さと強さや手元のデザイン(手に力が入りやすいこと)に配慮したものが必要になります。 杖選びは靴と共に大切なことですから専門の販売員にアドバイスを頂くようお薦めします。 足と靴健康アドバイザー 【 大木 金次 】 <№557> 

2009年6月10日 (水)

足の爪が割れやすい

足を計測している途中「おやゆび(第一趾)がずいぶん長いですね」とこちらから話を出した直後「だから爪がいつも割れるのかな?」と始めて気がついたというような返答があった。 ソックスも第一趾の先が擦れており破れる寸前であった。 トウ先に第一趾が常に当たっているのですが、そのことに気が付いていない様子が伺われる。 その当たり方は靴によっても違うわけですが、爪の長さや体調によっても変化する。 そのような日常のことについてもう少し聞いてみたいものでしたが、時間の関係もあり聞き逃しました。  爪が当たっていると神経はいつも足元にいく、その結果ストレスにも影響するでしょう。 数十年もの間爪が割れることに不思議さもなく、しかもストレスを抱えソックスはすぐに傷む、そのような状態で長年過ごしてきているわけです。 第一趾の長い足をエジプト型の足と呼んでいるが、日本ではその割合は70パーセントほどを占める。 それにも関わらずエジプト型に合うオブリークトー(斜めラインのトウ先)の靴は少ない。 しかもビジネス用の靴になると非常に少ないというのが実体である。 そのためもあり第一趾の爪が靴のトウ先の裏に当たることが多くなるのです。 靴先のデザインについて好みを聞くと、太い靴はカジュアルに見え遊びの延長のようと語る人が多い。 一般的に細見のトウ先が仕事向きと考えておりほとんどの人がそのような靴を使用している。 そのためもありオブリークトウの靴は選びにくいのでしょう。 爪が割れるとつま先の蹴り返しは難しくなり、歩幅は狭くなっていく。 そのような大切さについて考えてみてほしいのです。 足と靴健康アドバイザー 【 大木 金次 】 <№556>

2009年6月 8日 (月)

足腰の弱さから食事中に肘をつく人が増加している

若者の身長の高さにびっくりすることが多くなってきているが、そのような方ほどイスに座ったとたんに背の低さをみることがある。 同時に肘をついて食事をしている光景がみられる。 最近足の甲が低くしかも細い足が意外に多く靴でも苦労をしていることが多い。 靴の長さも太さもフィットするものが少ないと言われており靴が足のサイズに追いつかないようである。 足に合う靴も少ないこともあり、脚全体がひ弱に感じることが多い。 座ると背中が丸くなり座高が子供のような高さに見える。 そのような座り方をみると、腹筋や背筋の弱さと直感してしまいがちですが、実は足腰の弱さからの影響とみているのです。 その表れとして足全体のだるさのために、すり足歩行となり座った瞬間に足を投げだしてしまう。 その上食事中でさえも靴を脱いでいることが多いのです。  又休憩室のソファなどでは正座をして足を癒している、そのような光景も多い。 足が本来の機能を発揮せずむくみやすい生活スタイルになっていると思わざるをえない。 元来、畳の生活が多かった日本では座る姿勢は正座が基本。 昔から小さな丸テーブルで家族そろって背筋を伸ばし食事をしていたものです。 ある家庭では一人ひとりにお膳が与えられ武家社会を想像するような食事をしていたもの、そのときは正座が最も基本になっていた。 肘をついて食べている姿をみていると動物に似ているとする研究者もいる。 日本の食事の風景には考えられないスタイルです。 足のひ弱さは全身に影響をする。 改善策として足腰を丈夫にするには知識だけでは叶えられない、常日頃の親からの指導も必要になると考えます。  足と靴健康アドバイザー 【 大木 金次 】  <№555>

2009年6月 6日 (土)

愛用の靴十年以上長持ちしている人が9%もいる

使い捨ての時代靴もご多分に洩れずその仲間入りをしているようですがその反面十年以上も愛用している人が9%もいるとは驚きです。 このデーターは東京電力テポーレが調査したもので回答者数は54,649人(2008年5月調査)  歩きやすい靴は長持ちし、しかも消耗も少ないと感じている人は多いと思われるが十年も履いていると処分もできなくなるのでしょう。 反対に歩きにくい靴は履かずにいつのまにか目に付きにくい所に入れてしまい、所有する靴は増えていくがこのような靴は長持ちしているとは普通言わない。 私は3年以上は履いてほしいと常に提案をしているが、この調査ではそれに満たない人が40.5%もいる。 3年以上愛用してほしいという理由には経済的な面ばかりではなく、物を大切にしてほしいことと靴が足の通りの型になっていくための年月なのである。 既製の靴が自分仕様のものに育て上げる期間なのです。 十年も愛用する人がいる反面3年にもという人がこんなにいるということは、くつに対する考え方の相違と思われる。 購入する前からどうせ1年ぐらいでまた?という人は消耗品として考えているのでしょう。 十年も使用するという気構えがあればそうたやすく買うことはできない。 下見をしてそのあげく何度も足を通してみて、その上革を充分に観察して決定する。 それぐらいの慎重さが必要となるが、それでも失敗をすることがある。 それが靴であり他の品目にはないのである。 体型も変わらず体調も安定していることが長年愛用の靴が増えていく基本でもあるのですが。  足と靴健康アドバイザー 【 大木 金次 】 <№554> 

2009年6月 4日 (木)

よくできているサンダル

こんなサンダルがあればと思うほどよくできている。 写真を見ると足裏が想像できる。 凹凸もなかなかしっかりできており素足で履きたくなる。 これは履いてきた方が処分をされたDsc02319 もので販売店などの詳しいことを伺えなかったのが残念である。 素材はポリウレタンであり室内履きとして、また水回りの場面にも通用するほど汎用性が広い。 その上まったく歩く音がしないのも嬉しい限りです。 快適に仕事などの立ち回りができそうである。 踵回りのデザインはカップ状に丸くできており安定さを感じる。 このようなサンダルを作るには金型が必要ですが、それには相当の費用がかかる。 技術的にも簡単にはいかないもので、何度も失敗を重ねた上での製品と思われる。 おそらく工業デザインを研究された方が手をかけていると思われる。 そのことが意匠にみえる。 サンダルの底面を見ると非常に擦りへっているが、長年使用したものと感じる。 ウレタンという素材は摩耗に強く、これほど摩耗することは少ない。 長期使用の後、多分飽きがきてしまい処分に至ったものではないでしょうか。 これほどのサンダルを処分せず他に使い道はなかったのでしょうか。 二度と手に入らないような優れたサンダル(作品)である。 足と靴健康アドバイザー 【 大木 金次 】 <№553>

2009年6月 2日 (火)

マグナニの靴の感触は始めて・・・最初からフィットする

マグナニの靴はかえりの良さ(写真下)で定評があり一度履くと病み付きになってしまう。 この話は使Dsc01205 用した数多くの方が一様に語られる言葉なのです。 それほど足に感じる感触に他と違うものがある。 そのソフトな感覚は靴作りの製法から生まれるもの。 ライニング(裏地)に最高の革を使用していることもあります。 まず袋状に一度縫いこみをしており足袋のようなものに仕上げている。 その袋状のライニングをアッパー(甲革)と共に表底に縫いこむのです。 そのために中底を見るとミシンがダブルにかかっていることがわかる。 このような靴作りをポDsc01203 ロネーズ製法と呼んでいる。 写真中央はその製法でありヒール側から撮ったもので少し解りにくく恐縮です。 中央に見える革の切り口は踵敷(半敷き)です。 靴底のかえりは僅かな手の指の力で曲げることができる。 足の力は手の数倍、履いて歩いてみると実に軽快な感触が得られる。 本底の屈曲に足の力はいらないのです。 まさに素足そのもので足袋と同源のような気もする。 そのため使用した人は上記とタイトルに上げたような言葉が瞬間に出てくるのでDsc03214 す。 ただソフトなかえりの靴だけに雨の進入がはやいため注意を要する。 はきものを大切にする人の靴ということになるでしよう。 アッパーもキメの細やかな上質の革が使われている。 上の写真はメッシュの靴でその肌触りが把握しやすい。 何千足ものの靴が店頭に並んでいるが、始めからフィットすると言われる靴はそうはないものです。 靴は慣らして履くものと最初からなじんでいるものが世の中にある。 靴文化がみえる製法といえる。  足と靴健康アドバイザー 【 大木 金次 】 <№552>

« 2009年5月 | トップページ | 2009年7月 »

最近のトラックバック

2009年11月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30