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2008年11月30日 (日)

ナンバウォーク(歩行)

右足と右腕が同調(右足と右腕が同時に前にいく)するナンバウォーク(歩行)の書籍が最近増えている。 ナンバ歩行は江戸時代の絵物語に描かれており飛脚(写真は佐川急便)Dsc00819 などがその例である。 今我々が歩くような右足と反対の左腕が同調する歩き方は江戸時代にはなかったのでしょうか。 聞くところヨーロッパから導入されたとも言われている。 強く歩くための方法とも考えられる。 ナンバ歩行の姿勢は両腕を軽く曲げ腰の位置の前方にすえ、手の平を少し上向きにする。 そのようにして歩くと右足と右腕が同調するようになる。 同調することによって上半身と下半身のひねりが少なくなりエネルギーの消耗も少なくてすむ。 傘を持つ手と足また犬に引かれて散歩するときなどはナンバ歩行になりやすい。 ナンバ歩行は歩幅を広くとることは難しいようですが、姿勢を正すと脚は軽く上がる。 長時間の歩行や階段の上りなどには最適である。 また肩がほとんど揺れないためリュックを背負ったときなどは非常に安定してとても歩きやすい。 少し重い物を持ったときなどに実行をしてみてほしい。 上半身のブレが少なく真っ直ぐな姿勢で歩ける、その姿は想像をしてみただけでも美しさが伝わってくる。 ナンバ歩行は四足動物と似ており、誕生後の幼児のハイハイにもみられる。  板の間の雑巾がけにも同じことが起っている。 身体の運動に雑巾がけのスタイルを進める研究者が多いのもナンバの姿勢からのものである。 職場などにおいての朝の掃除などにはぜひ採用をしてほしい。 そのとき、できれば両手に雑巾を持ち、左右の手を同時に動かすことにより大変な運動ができることになる。 そのさい努めてナンバ的なしぐさをしてみてほしいのです。 もちろん短時間で清掃が済むことにもなるでしよう。 静かでしなやかな歩き方は日本的なしぐさで、ナンバ歩行に近いものといえる。 美しい歩き方をしたいものです。 足と靴健康アドバイザー 【 大木 金次 】 <№462>

2008年11月28日 (金)

ヒールの修理

靴生活の中でヒールを修理することは多いものです。 しかし修理の大切さを取り違えている人が多いような気がします。 その要点は足の姿勢の保持にあり控えて身体全体をDsc00515 安定させることにあります。 ヒールの面積が小さいほど摩耗により足は傾き足関節が歪んでいく。 決して見た目優先で修理をしてはいけない(2008年1月10日のブログ「化粧と言う不思議」を参照願いたい)  写真のヒール、修理したものを後ろから見ると左足の靴の摩耗が広い。 そのことから左の足が右より利かないのではと推察ができる。  ところでヒールの修理方法は今はグラインダーで削り取り新しい部品を接着するやり方が一般的になっている。 接着剤の改善によりほとんどの部品が取り付けされるようになってきています。 購入したメーカーに頼むより修理コーナーに依頼をするほうが早く、場合によってはきれいな仕上がりも期待できる。 しかも材質も良いものが使われることが往々にしてあるようです。 靴によってはヒール面(化粧)を剥がして部品を取り付ける方法から、この頃は削り取って修理をすることが一般的です。 もちろん革底の靴のヒールは今でも剥がして取りつけています。 「この靴はヒールの修理はできますか?」という質問がよくありますが、上記のような方法でほとんどができるということになり心配はいりません。 ただ最近はヒールのデザインにあまりにも個性的なものが増えている。 そのようなものは修理が不可能なことがある。 写真のような修理を見ると後方からみても自然に見える。 ぜひ掛かりつけの靴修理やさんをもっていただきたい。(写真は2007年2月8日投稿のものと同一、内容も少しダブり恐縮です)  足と靴健康アドバイザー 【 大木 金次 】 <№461>

2008年11月26日 (水)

靴の説明が不十分なブランドショップ

この頃はライフスタイル別などのコンセプトショップが多くなり身の回りの相当種類が販売をされている。 その中に当然なことですが、靴も含まれており、しかも価格は相対的に高いようである。 しかしそのようなショップで購入後、私のほうに来て確認のお尋ねがあります。 「ショップで買ったのですがサイズは合っていますか?」、また違う方ですが、「この靴は本当に本革でしょうか?」 「くるぶしが当たって痛いのですが何とかなるでしょうか」 「サイズが大きいので調整をしてほしい」  こんな人もおりました。「ついている靴ひもが長すぎるので短いものはありますか」 内容はいろいろですが、いずれにしても販売者の言葉足らずやサイズの見極め不足、知識のなさ、はては強引な販売などを感じる。 なぜこのような結果になるのでしょうか。 おそらく足と靴に対しての指導の不足からくるものでしょう。 靴以外の商品と比べると指導の内容がまったく違うからです。 靴は身体への痛みがくることの多い代表的なものである。 このところを見落としをしているのです。 購入者は様々な靴を使用していますから、今までに苦労をしている。 そのような学習を経ているため購入後の心配になっていくのです。 よく見受けるのはサイズの不足の場合ですが、最後の一足になってくると少々サイズが合っていなくとも、売る姿勢が強くなりサイズや足と靴の関わりなどが目に入らなくなる。 最後の一足を販売することはそれほど大変なことで、何人もの顧客に挑戦をしないと売れないことを身体で感じてしまうのです。 その結果が早く売りたいという気持ちに駆られてしまうのです。 足に合わず苦労をするのは買い求めた人で、販売者の苦労は販売をした時点で何もなくなる。 結果は後から・履いてからの話という靴の特性を忘れている。 そのようなショップ等で販売される靴はますます多くなるでしょう。 充分な知識を早く取得していただきたい。 足と靴健康アドバイザー 【 大木 金次 】  <№460>

2008年11月24日 (月)

洋服と靴を同一のボックスに

最近の百貨店などの販売の現場をみると洋服を始めとしてトータルでブランドごとに展開されるようになり、身の回り品を同じコンセプトや志向でコーディネイトされるようになってきている。 またその中に靴も入るようになり取りDsc02288 扱い足数も少しずつ増えている。 洋服の下には靴が置かれており、外出時に上から下まで簡単に取り合わせができるようセットされている。 そのような発想で作られているのが、写真に取り上げた家具である。 神戸に出展している世界的な家具メーカーで20~30歳代の若者を中心にして品揃えがされている。 しかもその価格は破格的なものでびっくりさせられる。  このような家具を寝室などに置いたと仮定をすると、玄関で脱いだ靴を部屋まで持ち込むというスタイルになる。 少し違和感を感じるが靴底が汚れていると持ち込みにくいDsc02289 かもしれない。 寝室に泥のついた靴があると不衛生ということも。  しかし単身者には便利であり受け入れられるかもしれない。 上記のような寝室に靴までという光景は部分的には今でも存在をしている。 それはホテルの客室である。 コンパクトな面積の中に洋服のハンガーの下にシューズを置くところがあり洋服ブラシと靴べら、靴磨きのペーパーがセットされている。  少し高級なホテルになると観音開きの重厚なドアが付いており高額な長い靴べらまで用意をされいてる。 そのようなことを繰り返し生活をしていると、写真のような家具を寝室に置くことにためらいはなくなるかもしれない。 しかし雨に遭遇したときの靴まで部屋に入れることは問題である。 これからも日本人の衛生観念だけは保ち続けたいものである。 足と靴健康アドバイザー 【 大木 金次 】 <№459>

2008年11月22日 (土)

足の水ぶくれ

足の水ぶくれは非常に痛いもの、豆のような形に膨れあがるからか一般的にマメとも言われている。  靴との摩擦により皮膚の薄い部分によく発生する。 足の踵回りや足趾、ボール部にできやすい。 そのメカニズムは靴との摩擦によって熱が発生しその結果身体の防御反応として患部を冷やすために水が溜まるといわれている。 考え方にもよりますがやけどを消火するための役割ともいえる。  そんなことを思うとき消火するマメができて良かったと感じることも考え方としてはいかがでしょうか。 水がでなかったらやけどをしてしまい困難な局面になる恐れがあるからです。 ところで水ぶくれへの対処は最初が肝心、歩行中どうも足が痛いなと感じた時すぐに靴を脱いでチェックすることです。 痛みを我慢していると歩行不能になり大変なことになる。 痛いと感じたら100mも歩かないことです。 水ぶくれ部分の皮膚を剥がさずに絆創膏を張ることです。 できれば2~3枚しっかりと貼り付けることが大切です。  縫い針をライターの火であぶり、それをマメに刺し水を抜くこともよいと思われる。  水ぶくれは新しい靴によく発生することが多く、旅行などには気をつけたい。 踵に水ぶくれができた時は上記のような手当てをしたあと、踵下に敷物(ハンカチやティッシュペーパー)などを入れると痛いところが上がるため改善が早いようです。  またソックスのミシン目が擦れることもある。 その時はそのソックスを裏返しにして着用することも良い。 その他、替えの靴を持参していた場合はすぐに履き替えることです。  しばらく使用していない靴をウォーキングや旅行に履くときは特に気をつけたいものです。 足と靴健康アドバイザー 【 大木 金次 】  <№458>

2008年11月20日 (木)

片足立ちの訓練で脚力を維持する

歩くことは基本的に片足で立つことができること、このように語るのは東京大学大学院教育学研究科教授の武藤芳照氏(ラジオ深夜便2007年1月号)  左と右があっての足、手の動きとはまったく違う。 言われてみれば解ることですが、左足が立てることによって右足が動く、左足がケガをするとたちまち右足は不自由になる。 このように徹底して考えると身体の運動や管理に大変役にたつことになるのです。 片足立ちを片目をつむってテストをすることがあります。 頭脳の作用をみているのですが足の感覚を試しているものでもある。 武藤氏のアドバイスから左右の足をピッタリとつけて少し運動をしてみる。 例えば「交差歩行」・・・左右をぴったりとつけ交差して立ち左側に歩いてみる、足は交差がはずされ立ち、さらに左へ歩くとまた交差をする。 次に「つぎ足歩行」・・・踏み出す方の足の踵をもう一方の足のつまさきにつけ交互に進むという方法。 左右をつけて歩くことは大変不安定ですが始めは壁に手をかけながら少しずつ行うことをすすめたい。  左右をつけると足は一本のようになってしまう。 足は左右を開くほど身体は安定する。  歩くこと以外にまたぐ、昇って降りるという動作はすべて片足立ち。 朝起きてから夜寝るまでどれくらい片足立ちをしているのでしょう。 バリアフリーの住宅に住んでいる人の健脚度は年々低下しているとも語っており、ある種の刺激は必要とアドバイスをしている。 足の関節の柔軟性を保つためにも路面の凹凸のある場所での運動も大事なことです。 舗装のしていない小高い山を歩くことも必要なことです。  足と靴健康アドバイザー 【 大木 金次 】  <№457>

2008年11月18日 (火)

靴の自称サイズと実際の足の長さ

足を計測すると当人はびっくりされる。 それは靴のサイズと自分の足のサイズに余りにも隔たりがあるからです。 人によっては靴のサイズ(自称サイズ)より2センチ以上も短いことがあります。  そのような時「そんなに小さい足なのですか!」という一言がかえってきます。  足を計測することが少ない現実では靴のサイズが自分の足の長さと思っていることが大変に多い。  以前に紹介していますがタウンシューズのサイズ表示は足の長さを現している。  しかし靴のサイズと実際の足の長さの等しい人はほとんどいない。 日本人の足は幅広、甲高と一般的に言われ幅・甲で靴を選んでいることが多い。 そのため靴のサイズが大きくなってしまうのです。  靴メーカーは今まで足囲の太い靴を何度も市場に提案をしている。 例えば EE~そして太いEEEEなどです。  しかし一般の消費者はその靴に素直には応じず購入には至らない。  結局メーカーは作ることをやめてしまう、大変に残念なことです。 足囲の太い靴はデザインでカットされてしまう、「歩きやすいのはわかりますが」 と言われながら細い靴に手が回ってしまう。  足に靴を選ばせて、という切ない気持ちは掛け声だけに終わってしまっている。  足不在で手が先に回る靴選び、それが靴のサイズと足の長さが違ってくる要因なのです。  足のサイズに近い靴は、はきたくない・・・・・このような現実をどう考えたらよいのでしょう。  足と靴健康アドバイザー 【 大木 金次 】  <№456>

2008年11月16日 (日)

全敷きのインソールは慎重に入れること

インソールを靴の中全体(靴先まで)に入れる人が多いのですが、足のつま先が小さくなるといろいろなトラブルが発生しやすいので注意をしたい。 現在相当な種類のインソールが発売されているが、そのほとんどが全敷き(靴先まで)である。 後足部だけのインソールが少ないのは、靴内で前にずれやすいことや足裏にインソールの切り口が当たりやすいからです。 この頃の靴はトウ先の薄い靴が多いため特にインソールを入れるとつま先がきつくなる。 インソールを入れることを想定して靴作りがされていないのです。 つま先の動きにくい靴は単純に疲れやすい。 上半身の体勢もとりにくいし歩幅も狭くなる。 土踏まずの低下も発生しやすい。 足の冷えにも関係する。 ゆび先が広がらなければ力を入れることは難しい。 そのような悪循環に陥ることのないように願いたい。 インソールを入れる場合は踵から約三分の二ほどの長さ、ボール部の手前(踵より)までにすることが大切なことです。  改めて提言をしたいのですが、足で力の入るところはゆびだけなのです。  そのつま先の居場所をどうしても確保しなければ健康に害を及ぼすことになるのです。  なおインソールについては2006年9月6日にも投稿しているので参照願いたい。  足と靴健康アドバイザー 【 大木 金次 】  <№455>

2008年11月14日 (金)

靴の形は使用すると変化する

使用中の靴を見るとすぐにブランドが判るものですが、、写真の靴は最初の面影もないほどである。 現在も同じ靴が販売されているので、あえて比べて見ていただきたい。 このDsc02131 靴はポリウレタンのソールで中底は足裏の通り立体的に成型されており、大変しっかり出来上がっているものです。 歩きやすいことで定評のある日本製、しかしアッパーには太い皺が入っておりまったく様変わりをしている。 この靴のサイズは27.0で重量は350g(片側のみ)  ソールの摩耗したところの色具合の変化からみると4年以上は使用しているようである。  足に対して靴が少し大きすぎたような感触ですが、元の長さよりも短くなっている。 Dsc02133 また先芯の入っているトウ先まで変化をしている。 ただ甲革は大変軟らかく変化しており良い味が出ている。 このようなことは決して珍しいことではない。  このような変化をみると靴選びの際デザインやカラーに過度に神経を使いすぎることは、あまり意味がないように思える。  靴のデザインは足によって少しは変化をする。 変化の少ない靴は歩きにくい場合が多い。  実際写真の靴を履いている方はまた同じデザインの靴を求めているのです。 その人は何と 「この靴で助かっている」 とまで話をしている。 おそらくトラブルが発生せず快適そのものということでしょう。 しかし靴の変化は予想がつかない。 サイズ以外に革の質や厚み、履き方、メンテナンスなどにも影響されるからです。  靴の変化が著しいからダメというものでは決してない。 歩き心地が得られない靴の評価は限りなくゼロに近いのです。 足と靴健康アドバイザー 【 大木 金次 】  <№454> 

2008年11月12日 (水)

フィット感を探るシューフィッティング

シューフィッティングに入るときの心のもちよう・・・・「靴に同じフィット感はない」と決めて靴合わせに入るとその違いは見えてくる。  反対に 「同じサイズであればフィット感はすべて同じである」 と思ってしまうと、いくら多くのフィッティングを実施してもその違いは見えてはこないものである。  考え方を変えてみれば、見えないものも感じることができる、ということです。 このような事を今流に表現すると、手の平の靴べらに受けるフィッティング感覚の回路が「オン」になるということになる。  どの靴でもフィット感の違いはあるものの、さらに積極的にかかると、かならず手の平に感じるようです。 一番身近なことは左右のフィット感の差であるが、この場合は足のサイズの違いが考えられる。  例えば同じサイズの靴を三足履いて試してもらうと、フィット感の差が明らかになる。 もちろん同じデザインで同じ素材で作られた靴である。 履いて試している当人よりこちらから先に違いについて話を出すとその通りです、と返答があるのです。 次に同じ靴型でデザインが違う場合などは足を入れた瞬時にフィット感の違いが明らかにわかるものです。 シューフィッティングはキャリァを踏むことが大切と教えられてきましたが、それにもう一つをプラスするとすれば、「フィット感に同じ靴はない」 ということを基本に持つことではないでしょうか。 その上に研ぎ澄まされた手の平の感覚を養うことかもしれない。  足と靴健康アドバイザー 【 大木 金次 】  <№453>

2008年11月10日 (月)

足囲(EE)のサイズはなぜ増えない?

例えばサイズ25の3Eの靴を試してみて、きつい場合は4Eの靴があればと思うことはしばしばある。 そのような時に言われるのはデザインが少し違うものでしたらありますという返答。 同じデザインでEの違う靴にはめったにお目にかからないというのが日本の現状であり物づくりなのです。 しかし洋服であればY体やB体などの細身や太いものがあるのに、どうして靴にはないのかと指摘をする人が増えてきている。 実は業界の今までの靴作りをみてみると積極的なメーカーは何度もそれに挑戦をしているのです。 大手のメーカーはEから2E、3E、4Eと数多くの足囲を展開したことがある。 しかし今まで継続はされていないというのが実情なのです。 その理由は靴のデザイン志向が多義にわたるため、一つのデザインの売り上げ足数が極端に低いことがあげられる。 そのうえ靴の原価が非常に高いことも影響して長続きが難しいのです。  店頭に並ぶ靴は今や数千足、女性の靴売り場は5000足ではきかないほどになっている。 それほど靴はデザインで選ばれていることになり、その点数は世界の中で日本が特に多いと思われる。  見えるものが先ということでサイズは後回しになっているともいえる。 実際靴選びに時間をかけたくないという人は多い。 様々なサイズを試す余裕がまだないといってよいでしょう。  店頭には接客用のイスが増えているにも関わらず沢山の靴を試す時間を与えないという店側の要因が今だにみられる。 効率が問われているからです。  しかし身の回り品の中で痛くなって困っているものは靴だけといっても言いすぎではない。消費者の靴選びの視点と在庫負担に耐えられる力強いメーカー、小売店の登場が待たれるところです。  足と靴健康アドバイザー 【 大木 金次 】 <№452>

2008年11月 8日 (土)

扁平足ぎみの足は靴が滑りやすい

革底の靴を使用している人から、滑り止めを靴底に張りたいので適当なものを探しているという相談を受けました。  その人の履いている靴を見ると片方だけに歪みが現れていDsc02264 るため、さっそく足を計測し観察をしたところ左足に相当な扁平がみられました。 そこで使用中の靴に土踏まずを支えるしっかりとした硬いインソール(写真)を入れた。 その後歩いて試してもらったところ瞬時に滑るような予感すら感じないという自信に満ちた返答がありました。 相談を受けてから何と15分後ほどでした。 インソールを入れて充分に歩いてもらいましたが、説得をするような言葉はほとんどしてはいない。 左足の土踏まずの低下についてだけは説明をしています。 足裏の感覚には私の拙い言葉は不要のようである。 インソーDsc02267 ルを入れ立ってみて歩いてみれば即理解が得られる。  それだけに足裏はだますこともできず、大変な部分であるといえるでしょう。  足の裏には弾力性(写真下)のある薄くて硬い、そして立体的なインソールが必要なのです。 しかもつま先までの長さではなく踵から三分の二ほどの長さ、 横アーチの支えまでを考慮すれば充分なのです。 足が疲れている人やだるい人は自分一人で硬いインソールを選ぶことは気分的に反発をする。 そのため購入までは至らないのです。 それだけにアドバイスをする人が必要となるのです。 足骨格を支えるこの硬いインソールは今まで何度も取り上げているが、これからさらに評価を得ることでしょう。 足と靴健康アドバイザー 【 大木 金次 】 <№451> 

2008年11月 6日 (木)

豚革のヌバックシューズは耐久性に強い

起毛した豚革はピックスキン・ブラッシュドレザーとも呼ばれており相当な摩耗に耐える。 豚革の銀面(表面)を起毛したものをヌバックといい、大変貴重な素材でありカジュアル的な風Dsc00705合いがあります。 以前の話ですが、日本においてのカジュアル的なシューズは起毛革から始まったといってもよいほどです。 今でもヌバックはカジュアルとして通用しており、ビジネスシーンには少し抵抗があるようです。 ビジネスに黒やグレーの洋服が多い日本ではマッチしにくいこともあるのでしょう。 豚革のヌバックシューズは発色もうまく仕上がり、カラフルな洋服にコーディネイトしやすい。 その上撥水力も強く10年ぐらいは使用に耐える。 毛足も切れることなく、革も切れたものは見た経験はない。 豚革ヌバックはナイロンとワイヤーを混合したブラシを使用しないと硬い毛足は起きない。 それほど丈夫な素材なのです。 豚革はご承知の通り毛穴が多いため通気性が良く、夏でもさわやかな快適さを感じる。 ヌバックの素材は冬をイメージする人が多いようですが、決してそうではありません。 ぜひ豚革のヌバックシューズを愛用願いたい。 ブラシ一本で手入れができる大変便利な靴なのです。 足と靴健康アドバイザー 【 大木 金次 】  <№450>  

2008年11月 4日 (火)

這う(はう)

最近は這わずに歩く子供が多くなっていると指摘するのが、兵庫教育大学名誉教授の原田碩三先生である。 手と足と膝を地につけて進むことを這うといっている。 胎児は母胎内で魚類→両生類→爬虫類→哺乳類→霊長類のような形態を経て人間として出生する。 生後の移動もこれと同じように、魚→カエル→トカゲ→クマ→サルのような方法を経て人間特有の直立二足歩行をするようになるのが普通であると教授は語っている(幼児健康学・黎明書房)  這うという動作の中には両手・両膝・両足の六足歩行をする。 その時両足はゆびを使って歩くことになるわけですが、這うことが少なくなると土踏まずの形成が遅れると指摘している。 立つ前に這わせることは将来の足作りに大きな影響を及ぼす、このことにもっと関心を持つべきである。 胎児から始まる進化にそむくことなくじっくりと成長を待つ心構えが大切なことで急いでは子供のためにならないのです。 足ゆびが接地しない子供の増加も這うという動作の少なさが影響しているものと思われる。 そしてゆびに力が入らなければ重心は踵よりになっていく。 前進する身体の構えがなくなり静かな子供が増加することになってしまうのです。 上記に上げた書籍の中の「はじめに」の欄に、「照顧脚下」つまり幼児の健康を足元から見直してみようと、原田教授は強く訴えている。 足と靴健康アドバイザー 【 大木 金次 】 <№449>

2008年11月 2日 (日)

リーガル の靴にうらぎられたことはないと語る長年愛用者

甲革にエンボス調の雰囲気を漂わせるリーガルのモンクストラップのデザインは超ロングセラー。 発売の開始については私にも解らないが、おそらく50年を越えているように思える。 このモンクストラップを購入する人の共通点は、買い求めるその仕草にある。 5歩ほど歩いたときの落ち着いた態度、その瞬間軽く頷くのです。 いつもの履き心地を思い浮かべているのでしょう。 このモンクストラップの靴は大きな金具がついており甲が低く幅は広め、革底でグットイヤーウエルト製法。 履きおろしてから10年以上も継続して使用している人は多い。 オールソール(靴底全体)の交換のため持ち込まれる人は数多く、その靴をみるとそのほとんどが新品以上の艶と味を持ち清清しい気持ちになる。 タンニン鞣し(なめし)の革の中底には足ゆびのくぼみがしっかりと付き凹凸がはっきり見える。 良く手入れをしており愛着が深いことを物語るものである。 このデザインを30年以上も継続して使用している人がおり、おそらく家の靴箱に何足も同じ靴があるに違いない。 そのような人が語る言葉は「履きやすさは以前とまったく変わらない、裏切られたこともない」 と表現する。 長年愛用されそして変化のない履き心地を有する靴は珍しい。 使用者の体格は骨太で丸顔の人が多くどっしりとした風格、長時間歩くことを苦にしないなど健康な方が多いようである。 大手のメーカーでも超ロンDsc02942 グセラーの靴はとても少ない。 このような事を見てくると、靴の履き心地や優れた歩き心地は机上論からだけでは決して生まれないと私は思っています。 素材の持つ味と発色・デザイン・靴型・サイズ・価格・耐久力などにバランスが良いことが不可欠、また入念な靴のまとめや作りや製法なども入る。 そして何よりも長年の継続が大事であることは言うまでもない。 写真はリーガルのモンクストラップ  (№2321)  足と靴健康アドバイザー 【 大木 金次 】 <№448>   

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