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2020年8月12日 (水)

歩きやすいソール 

長年愛用している靴、履き心地は最初から変わらずとってもいい感触。 特に足裏に密着する感触は他の靴にはないものです。 感触を文字であらわすことはとても難しいのですが、屈曲した瞬間吸い付いているように思えるのです。 多くの靴は、けり返しに入るときから、わずかな隙間を感じる靴が多いようで、触れすぎず離れすぎないところが靴の難しさともいわれています。  少し大げさですがこの靴は底から押し上げてくれるような「たわみ」を足裏に感じます。 

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写真のように曲げたソールをみると足の裏のカーブに似たように形になる。 なぜこのようになるのでしょう?
ソールの意匠なのか、また外側と中央部の硬さが違うようで、中心ほどたわみが大きくなっている。 そのたわみはごくごくわずかなことですが、荷重をかけると感触がシビアに伝わってくる。 

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気持ちの良い靴を履くとルンルンとした気持ちになりますが、荷重をかけるだけに足裏は特に敏感である。  人は靴に限らず身に着けているすべての物に気持ちよさを求めるが、靴はとりわけ別格のようです。 我々は足の上に立っている、さらに足裏につける靴は身体と一体になる必要があるようです。
足と靴健康アドバイザー 大木金次 №2670

2020年8月10日 (月)

極上の靴への配慮 

靴箱を開いたところビックリ,発泡スチロールが甲のビット(金具)下に挿入され革を保護している。 

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保護されてなければ、ビットの跡が革にしっかりついてしまう、実際そのような靴がほとんどです。
靴にこれほどまでの配慮をみることはそうないものです。 

写真ではわかりにくいのですが、よく見ると革も極上の品質で、モカ縫いも一糸乱れぬ最上の出来上がり。 ライニング(内面)も総革で見ただけでも高額そう、出来栄えも最上質である。

このようなローファータイプのデザインがビジネスシーンでも使用されるようになってきました。 履いている靴をみたら洋服のファッションが目に映るようです。 爽やかで軽快、フランクにビジネスがすすむような気がします。 

ところで日本ではビットに配慮するような管理をしているところがごく少数です。 履きこなしのレベルは上がっているものの実際に履きこなしている人はまだわずかでしょう。 また靴づくりの現場ではまだ余裕がみえないというのが実際のようです。 価格が最重要視されているといっても言い過ぎではありません。 とくに履きものほど価格志向が強いといわれています。 

素足の文化の日本ですが、ヨーロッパなみの靴文化が醸成されるにはまだ時間がかかるようです。

ビットに枕を敷いてあげる・・・そのようなやさしい考え方が、顧客始め小売店そしてメーカーの方々に多くなってほしいと願っています。

足と靴健康アドバイザー 大木金次 №2669

2020年8月 8日 (土)

靴底の摩耗が左右で違う 

最近は合成底の使用者が増え、写真(革底)のように摩耗に左右差を見ることが少なくなった。 少ないというより左右差が見えにくいということかもしれません。 それほど合成底は耐久力が強いということでしょう。 左右差を発見しやすい革底、どうしてこのようになるのでしょう? 革そのものの品質、例えば革繊維の緻密さに左右差があると写真のようなことになるようです。 

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それでは、革の品質以外にどうして摩耗に左右差が起こるのでしょう?
端的に左足よりも右足に過剰な体重がかかっていることが上げられる。 その要因は片側の土踏まずが下がっていることや脚の長さに違いがあるなど。 また筋力による影響も考えられる。
さらに右足がすり足の状態。 右足のけり返しが強いときなども考えられる。 

写真のような左右差に、使用している本人はほとんど気が付かないことが多いが、指摘されれば思い出す人がいる。 気が付かずにいると健康問題にも結びつく可能性もあります。
店頭で立ち方などを簡単にチェック、それは簡単に見分けることはむずかしいようですが、シューフィッターに伺ってみてはどうでしょうか。

足は身体の土台、足もとが揺らぐと上半身は崩れ歩行が騒がしくなってしまう。 結果的に疲れやすくなる。
体重の左右差を測る体重計などがあれば簡単に気が付くことができる。 しかし商品化されているものはまだないようです。  なお
左右のバランスがわかる体重計について、2020年6月30日に投稿しています。
足と靴健康アドバイザー 大木金次 №2668

2020年8月 6日 (木)

どうしてこのようなデザインを選ぶのでしょう? 

この時期ブーツの着用者は少ないがご容赦ください。

写真を見ると土踏まずあたりが低下し、ブーツのくるぶし周りが曲がって見える。 サイズが大きすぎるときもこのようになってしまうこともあります。 
これでは歩きにくいのではないでしょうか? 

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一瞬に気が付くことですが、後方から見るとタテラインが歪んでいる。 足に合わせたブーツ選びをすることが大事なことですが、その前にタテラインのあるデザインをどうして選んでしまうでしょう? 
この人にとってブーツが一番歩きやすい、なじみやすいと感じているのかもしれません。


おそらくブーツが写真のように見えてることに本人は気が付いていないのでしょう。 
自分の立ち姿ほどわかりにくいものはない、と言われているがまさにこのようなことです。 前方からであれば鏡を見れば気が付くが後方は鏡も役に立たない。 

このようなときはシューフィッターにアドバイスをいただくことが重要です。

販売員に尋ねながら買う、自分一人では買わないという代表的な商品が靴なのです。 シューフィッターがいない店などの場合は、気の利いた友人と一緒に靴選びをすれば、後方から見たときのアドバイスをもらえるかもしれません。

足と靴健康アドバイザー大木金次№2667

2020年8月 4日 (火)

路上で靴を磨く子ども 

兄弟と思われる子どもが一生懸命靴を磨いている。 
広島平和記念資料館には数々の悲惨な事、また当時の所持品が展示されている。 
その中に当時の靴を磨いている写真があり、その写真に必死の想いで見入ってしまいました。 

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上記の写真下部には次のような説明が記されています。
戦争末期、市内の児童のうち2万数千人が空襲を避けて家庭を離れ郡部へ疎開しました。 このため疎開児童の生命は救われました。 しかし市内中心部では原爆による一家全滅の例が多く、両親を失った、いわゆる原爆児童を多数生み出す結果ともなりました。 その数は2,000人から6,500人とまちまちで実態はつかめていません。とあります。

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立ったまま靴を磨く子ども、その前に腰をおろして靴に手を入れ磨いているもう一人の子ども。 座っている女性はストッキング?を履き、足の置き場もなく浮かしているように見える。 子どもは他の人の靴を磨く姿を見て、見よう見まねで一生懸命です。 まねとはいうもののその真剣な姿に女性は感心しているようにみてとれる。 本来であれば靴を履いたまま靴置き台に乗せ磨いてもらうところなのでしょう。 靴に手を入れ磨いている子どもの姿に感心しているようです。   

今まで、子どもが靴を磨いている姿を一人も見たことがなかった。 それだけにこの一枚の写真はショッキングです。 子どもは草履を履いて靴を磨いているのです。 
写真には広島駅前 1948年とあります。「広島平和記念資料館から」

足と靴健康アドバイザー 大木金次 №2666

2020年8月 2日 (日)

ウォーキングポールは60才ぐらいから使いましょう  

「ポールを使うのは恥ずかしい」そう思っている方が意外に多いようです。

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今回のテーマは、NHKラジオ深夜便(月刊誌 2019年1月号)に掲載の理学療法士・田中尚喜氏の話を参考にしました。
田中尚喜氏は、ポールを使うと3つの筋肉をしっかり使ったいい歩行ができると記しています。 
その3つとは、大臀筋・ヒラメ筋・そして大内転筋です。

その機能を簡単に記すと、
大臀筋が衰えると歩くだけではなく、立ち続けることや姿勢を安定させることがつらくなる。
ヒラメ筋はふくらはぎの奥にある筋肉で、歩行時に脚が地面に押し出す際に使われる。
大内転筋は、脚のふとももの内側にある筋肉で、片足立ちをしたときに支えとなる。 ふらつくともう一方の脚が踏み出しにくくなる。 また膝を伸ばしたり股関節を動かすためにも必要な筋肉です。

80才を超えるとパラシュート反射(転びそうなとき手が前に出るという反応)が低下する。 そうするとそれを阻止しようと膝や腰が曲ってしまう。 そこでポールを使うとそれを予防し背中を伸ばして歩けるようになる。 しかし80才になってから使い始めるのではうまく使いこなせん。 
60才くらいからポールを使って自分の筋肉で歩くことを身につけましょう、と記しています。

姿勢が伸びると膝も伸び歩幅も伸びる、そしていい気分で歩ける。
メリットは他にも、それは芝生や悪い路面でもふらつかないため足趾がふんだんに使え、安定して歩ける。 これが最大もメリットかもしれません。 またポールによって腕にも筋力が付くような気がします。 

足と靴健康アドバイザー 大木金次 №2665

 

 

2020年7月30日 (木)

定期的に靴をチェックしましょう 

履いているパンプスは平らなところに置いて定期的にチェックしてみましょう。 
そうすると写真のような歪みに気づくことがある。 

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ヒールの高いものほど、変形すると歩きにくくなるようですが、タウンシューズやスポーツタイプの靴もこのように後部からチェックする習慣をもってほしい。
そのとき大事なことは、平らなところで左右を同時に比較することです。 左右あるものは難しいと言われるが、靴売り場の店頭でみていると、多くの方が左と右の靴を別々に持って見ている方が多いようです。 両手で左右を持つということが少ない・・・それは左右を同時に持つものは靴ぐらいで、同時に持つという習慣がないからです。
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ところで写真のようになる要因は様々ありますが、多くはアーチの低下によることが多いようです。 特に外反扁平という状態、写真では右足だけが外反扁平になっているようです。
右の図ですが、踏まずが下がる(←)とゆびは外側を向いてしまう(→)ことを示しています。 その結果第五趾(こゆび)に痛みが発生しやすく、時にはタコができることもあります。 靴をみると第五趾側の革が切れてしまうこともある。

顧客と共に写真のような靴を見るみている時、冗談ですが「革(靴)が切れてよかったね」と話をすることがあります。 革が切れなければゆびの痛みは相当厳しいものになることが予想できるからです。 一歩一歩つらい状態で跛行している様子を見ることがありますが、このようなことから始まっていくようです。

写真のように靴が傾いてきたらシューフィッターに相談しましょう。 
なぜこうなるのか? どのような靴を選ぶべきか? そしてフィッテングまでしっかり聞いておきましょう。
足と靴健康アドバイザー 大木金次 №2664

2020年7月28日 (火)

先芯に横シワが入る 

写真はストレートチップ(一文字)の清楚なデザインでフォーマルシューズとしても履かれるものです。 革に光沢があり最近はビジネスシューズとしても広く重宝されています。 しかし写真を見るとトウにシワが入っています。

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一度履いて試したところシワが見えるようになってしまったこの靴、試さなければまったくわからなかった。 靴は履いて歩いてみなければ購入できないという典型的な例のようです。

なぜこうなってしまう?・・・・先芯が弱いのか、または先芯が短いのか。 ファッションを考えトウを長くしたのであれば、先芯も変更しなければなりません。 先芯は量産されたものがほとんどで、そう簡単に長さを変更することはむずかしい。 
現在は長めのトウが多くなっておりファッションについて行くことはメーカーとしては重要なことですが、部品まで変更することは容易なことではありません。 

他の商品と比べ靴のコストは高過ぎると言われ採算性が大変。 また靴は左右あるため気を緩めることができない商品とも言われています。

足と靴健康アドバイザー大木金次№2663

2020年7月26日 (日)

落ち着きを感じる靴 

ファッション用語でバックシャンと言ったことがあった。 
色っぽいことを言っていたのか、後ろ姿にハッとした、写真の靴にそのようなことを感じます。

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上の写真はまるっきり足の踵そのままのように再現されている。 違いはヒールがつき、一部斜めにカットされていることぐらいでしょうか。

後ろから見ると、しっかりした落ち着きがみえすばらしい出来栄えです。 靴の良さをみるときは後足部をみるといいという人がいたがそれは本当のことです。

写真はどことなく右の靴にみえますね。 
どこが右らしい?
腰回り部は左側(内側)より右側(外側)にふくらみがみえ、下になるほど太くなっているのがわかります。 自分の足をみると一目瞭然、外くるぶし下がえぐれ外側に出ています。
少し見えにくいがトップライン(履き口)の外側が低いようです。 足のくるぶしは内側より外側が低いなっています。
さらに、シューキーパー(靴内に入れている調整器具)のバネをみると左側(内側)に向かって入っています。
ヒールをみると外側(右側)が薄くカットされている・・踵は外側から着地しているからです。
このように細部まで足(踵)の通りになっているのが靴の後足部です。 

それに比較すると靴の前足部は、足(ゆび)よりも相当細くさらに狭く長くなっている。 足の通りに作ったのでは売れにくい、そのようなことはなかなか面倒な話です。

良い靴を選ぶときは
後足部をじっくり見定めをしましょう。 
メーカーの自信のほどがわかります。 

足と靴健康アドバイザー大木金次№2662

2020年7月24日 (金)

靴選びの際 踏まず長を把握する   

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写真は靴の曲がる位置(内踏まず長)をみているところです。 横幅のもっとも広いところが曲がる位置で、この位置より後ろでは曲がらないようになっています。 それはシャンクといわれる踏まず芯が入っているからです。
そうすると足の曲がる位置(
第一中足骨骨頭および第五中足骨骨頭)に靴の曲がる位置を合致させることが大事になります。
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Photo_20200307111501 既製品といわれる一般の靴は、平均的なサイズでできているため、踏まず長が合いにくい人は他の靴も合いにくいことが多いようです。 大雑把ですが細い足ほど踏まず長の
長い方が多い。 また逆に足幅の広い方は短い方が多いような気がします。
特に外反母趾の人はこの位置の
踏まず長をしっかり合わせることが最も重要なことになります。 踏まず長が合いにくい人はシューフィッターと共に靴選びをしましょう。

実は靴の踏まず長を見て合わせることはそう簡単ではありません。 踏まず長の合いにくい人は、店頭で自分の足をしっかり計測して頂き
踏まず長のサイズを把握しておくことが大事です。 そして自分の足の踏まず長を手で測っておき、店頭では靴の踏まず長をみることです。

写真のように手尺を利用する習慣をもちましょう。
アドバイザー 大木金次 №2661

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