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2025年7月20日 (日)

靴ひもの効果  

靴ヒモは通し方で機能が変わってくる。
写真のトウ(つま先側)側は比較的緩みにくい通し方。 この部位は中足骨を締めヨコアーチの低下をカバーするという大事な機能があります。 よく見ると下から通しているが、上から通すとさらに緩みにくくなるが、足ゆびの力の強い人向けにお勧めです。 

中央部は交差していますが、比較的緩みやすい通し方と言える。 この部位には足背動脈がありますので、締めすぎに注意したいところ。 一度甲に手を添えて動脈を打つ感触を感じて頂きたい。
左右の甲に同時に触れてみるのもお勧めで、締めすぎは禁物です。

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次に丸を入れている履き口で二段ハトメと言われているところです。 少しわかりにくいようですが、ひもで輪を作りそこに通してヒモを結ぶことで踵の引き上げが軽くできるというメリットがあります。 特にウォーキング等にお勧めで、靴(後足部)が軽く上がる感触は忘れがたいものになりそうです。 

靴の後足部の引き上げは、足の踵後方の摩擦によることが多いようで、そのために靴の後足部が擦り切れやすく、多くの方が試案されているのでは。 二段ハトメにすることで甲の引き上げで後足部が軽く上がります。 その時の感触はすばらしいものがあります。 ぜひお試しになって頂きたいものです。

足と靴健康アドバイザー 大木金次 №3554

2025年7月18日 (金)

靴ひもを黒からイエローに替えてみた  

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ひもをイエローに替えてみるとメリハリがあり靴が生き返ったような気がする。 もともと黒ひもがついていたもので長年愛用しそろそろ処分を考えていた。 
ところが左右ともイエローに替えてみると処分する気がどこかにいってしまった。 足元が明るくなったようで愛着がわいてきたのです。

最近は左右カラー違いのヒモをつけている人がいるが、その気持ちもわかるような? 靴が生き物に見えてくるのです。

この頃はヒモ通しを始めカラー違いや結び方にも工夫があり、靴周りが忙しくなってきたようです。 これを楽しいと考えたいのですが、中には足元をもてあそびすぎでは?という人もいる。

ずいぶん以前のこと、レストランに靴を脱いで入ったところ、左右を洗濯ばさみのようなもので挟んで指定の場所に入れてくれたことがあった。  今左右カラー違いが出てくると洗濯ばさみの発想が再度必要になったようです。  
 
足と靴健康アドバイザー 大木金次 №3553

2025年7月16日 (水)

足底を押すとつまさきが開く 


足裏への指圧の効果は知られているが、ゆびの動きまで記されているものは意外に少ないようです。 解剖学にうとい小生ですが少し記してみました。  

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足裏を押すとつま先が開く(写真)ことがわかります。 ゆびが開くことで力が入ることにも興味がつきない。 そこで靴のフィッテングとの関係を考えると、ゆび自身が開こうとしても靴のトウ先に余裕が少なければ開くことはむずかしい。 靴を履くということは意外に難しいものです。

我々の足は本来はつかむような働きになっているようですが、現実には手のようにはいかない。 しっかり立つことにシフトされているようです。
このように考えるとつま先余裕の大事さが浮かび上がってくる。 しかし靴選びの際は意外に放置されているようでならない。 足裏を見ると逆台形になっており踵部がもっとも狭くなっています。 ところが靴を見ると大雑把ですが長方形のようです。

足と靴健康アドバイザー 大木金次 №3552

2025年7月14日 (月)

つま先のストレッチは手先とともに  

写真は足ゆびと手のゆびに同時に力を入れているところです。 
このようなことを思いついたのはたまたまで、目が覚めた直後の布団の中です。 足ゆびの左右第五趾(足)どおしで力が入るか?というものでした。 手先の左右どおしは簡単ですが、足ゆびはなかなか難しいもの、手と比べ足の器用さは退化しているような気がします。

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毎朝2分ぐらいの短時間ですが継続していると、頭の支持どおりにできるようになったような?

写真のようにできるからどうなのか?、と問われれば確かな答えはなかなか出てこないが、五本ゆびソックスを履くときは
比較的短時間で済むようです。
さらに靴を購入するときのフィッテングの感覚は重要なこと、それぞれの足趾(ゆび)の動きがわかることは大事なことです。 シューフィッターの問いかけ・・たとえば「ゆびが快適に動きますか?」また「ゆびに力が入りますか?」というような問いかけにしっかり返事ができればいいですね。 

常日頃から手指のように器用に動くことは理想的ですが、とくに第五趾(足のこゆび)の動きは大事です。 多くの方が靴選びで失敗しているところは第五趾の動きです。 
足の力は第五趾の動き(働き)からと言ってもいいほどです。
 
足と靴健康アドバイザー 大木金次 №3551

2025年7月12日 (土)

テープを貼ってみると歪みがよく見える 

写真はパンプスの後足部、中心に白いテープを張り付けてみると歪み(ゆがみ)がよくわかります。
靴にこのような印し(しるし)をつけてみると、不思議なことに靴の苦労までみえてくる・・・倒れながら起き上がりまた体重がかかる、まさに「起き上がり小法師」のようです・・・そのくり返しが毎日数千歩以上になると体はだんだん疲弊してくるかもしれない。

しかしそのような靴や足の苦労に関心を示さないのは使用者の当人。 靴自身の苦労もわかってほしいところです。

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写真のように靴の歪みを見えるようにすると、使用者は記憶に残りやすい。 その結果靴選びに生かされるのではと期待したい。 しかし自分の靴にこのようなことをするには、足と靴に人一倍の関心が必要で、それには足と靴の科学の学習も。

一生このような態勢で歩くのかと思うと寒気がしてくる。 家庭や友達どうしで靴の話が出てくるような環境づくりがほしい。

自宅の靴箱をみてほしい、多くの家庭で靴の後足部(靴の踵部)がみえるが、写真のような歪みはあるだろうか? 靴の歪みの問題は高齢になると足の痛みになることが多いが、その前に手を打つことが重要です。 そのときは靴売り場のシューフィッターにアドバイスをえましょう。

足と靴健康アドバイザー 大木金次 №3550

2025年7月10日 (木)

玄関の改善・・イスに掛け靴ひもを締める  

靴ひもを結ぶには、最初にイスに掛けてと啓発しているが、実際にイスを置いている家庭は本当に少ないようです。
生涯学習で靴の話を差し上げながら「玄関にイスを置いているところは」と挙手をお願いすると、50名ほどの参加者で挙手をされたのはわずか1名でした。 イスを置くハードルはあまりにも高くその理由はどこにあるのだろう?

ずいぶん以前の話、農家の生活改善をみるとその始りはトイレからでした。 母屋からトイレを離すことから始まったようです。 そして用を足した後に手を洗うために器具を取り付けた
。 さらにトイレに消毒剤を巻いたが、その仕事は我々小学生の仕事で各農家のトイレに外から薬剤をまいて回ったものでした。

次の改善は台所です。 囲炉裏から立ったまま料理が作れる竈(かまど)の設置でした・・・これは画期的なことでお嫁さんはずいぶん助かったようでした。

そこから比較すると、玄関にイスを設置することは実にたやすい。 しかし実際はほとんどタッチされていない。 靴は座って履くという意識が全くないようです。 フィッテングの甘さから発生する靴づれ
は大変つらいもの、そのフィッテングとは靴の後足部に踵を合わせることが始りです。
 
イスを置くハードルの高さはたった一つ「座って履くのは面倒」それだけのようです。 玄関にイスを・・・そのような改善を家族で話し合ってほしいものです。

足と靴健康アドバイザー 大木金次 №3549

 

2025年7月 8日 (火)

足の不器用さの改善はむずかしい  

手の動きは足で立ったことで器用になったと教示頂いたことがあります。 しかし足のほうは小さなトウボックス(靴のトウ先)に閉じ込められいっそう不器用になったような気がしてなりません。
そこで足の不器用さの改善はないものか?というのが、今回のテーマです。

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動きにくい足ゆびでも、手の指と同時にやると意外に動きやすい、写真はそのような動きを示しています。 どうして同時にやると動きやすいのでしょう? 
それは不思議なことですが、人はそもそも四つ足動物であったことの「なごり?」のような気がします。 難しいことはわかりませんが、頭の回路が同じようなところに収まっている? ただ脳内の足と手の位置はずいぶん離れているようです。

足ゆびと手の指を同時に動かしてみると、意外なことに足ゆびも良く動くようです。 「継続は力なり」と言いますが同時に動かしてみましょう。 器用になると立ちやすくなり疲れが少なくなるような気がします。 さらに立ち振る舞いも美しくなるような気がします。

最後まで残るのが、靴のつま先余裕の問題です。 これをクリアするには教育や指導・そして好み、さらにファッションの問題がついてまわります。 つま先余裕を維持することはなかなか面倒なようです。

足と靴健康アドバイザー 大木金次 №3548

2025年7月 6日 (日)

靴の汚れ・・特に右足の靴  

靴の汚れ(キズ)に左右差・・どうしてこのようなことになるのでしょう?

ずいぶん以前、イス掛けで仕事をする人に多いという話を聞いたものです。 業務中、右足だけがいつも動いて机のバーに触れるというものでしたが、最近はあまり聞くことが少なくなった。

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靴の摩耗に仕事内容がわかるという人は多いようですが、それよりフィッテングの影響が考えられる。 端的に靴内で右のつま先が動きにくいからでは?と考えてもいい。 ただ動きにくい要因はつま先だけでないことも考えられるが、ここではフィッテングの話を中心にしたい。

つま先余裕が少ないと当然ゆびは動きにくい。 足もとの動きの始り(微妙な動き)はゆびの動きからと考えています。 その動きは微妙なもので、足を振り出す直前につま先(靴内で)は動いている。 その微妙さは写真の摩耗からもうかがえるが、ほんの微妙なもの。 わずかな当たりの繰り返しと言ってもいい。

トウ(靴のつま先)の摩耗についてはシューフィッターに伺ってみては。 その要因は一発でわかることは難しいと思われるが、わずかなことでも今後の靴選びのヒントになるかもしれません。

トウにキズが絶えないという方は「つまずき」の始りと言ってもいい。 安全のためにもフィッテングの改善をしましょう。

足と靴健康アドバイザー 大木金次 №3547

2025年7月 4日 (金)

習慣にしたい・・靴を脱いだら中敷きを抜く 

靴を脱いで中敷きまで外す(はずす)人はいないのでは? それほどのヒマはないと言われそうですが、それより「靴の中に手を入れてみる」という環境にないと言った方が的を得ているようです。 
その環境とは玄関にイスがないことです。 立ったままでは靴内に手を入れ、さらに観察まではいかにも面倒です。

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ところで本題の靴を脱いだら中敷きを抜くという習慣・・・実行してみると多くの気づきが、その始りは「中敷きが抜けるんですね」という話。 
また中敷きにホコリが溜まっていることに驚く方がいる。 さらにホコリの量が左右で違う?と言われたこともあるが、「どうしてでしょうね?」と問われたことがあった。
靴によって左右でゆびの跡が違うと語った方も。 ゆびの跡が靴によって違うと発見されて方もいた。

上記のような気づきは「靴を脱いだら中敷きを外してみる」という習慣から始まる。 いろいろな違いの中で、靴によってフィット感がすべて違うという発見、そうすると靴選びがさらに慎重になるでしょう。

また中敷きを抜くことで衛生状態が保たれる。 このような話も大事なことです。

ここで提案です。 
上記のような内容を家族や友達通しでも語ってほしいものです。

足と靴健康アドバイザー 大木金次 №3546

2025年7月 2日 (水)

大事なトウスプリング(つま先上がり)  

トウスプリング(つま先上がり)は大事な機能で、高すぎると滑りやすく、低すぎると躓きやすい(つまづきやすい)ものです。 しかし大事な機能でも靴の購入時にチェックされることが少ないようです。 多くの方はトウスプリングをデザインの一部としてとらえていることが多く、好みの範疇(はんちゅう)で選ばれているようだ。

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写真、向かって右側の靴は左側と比べるとトウスプリングが少ない。 その差はわずかなようですが、足やつま先の上りにくい人には要注意です。 

変な話をする人がいる・・・躓きやすい人ほど、自分の足の上り方より地面の凹凸を理由にする人、さらにトウスプリングが低いなど、さらさら眼中にないようです。

長年の間に足が上がりにくくなるため気がつきにくいのが現実です。
大手スポーツメーカーの歩行動作をみるイベントに参加したことがある。 
データーは一定距離を何秒で何歩という数字が出るもの。 このような企画は歩行の気づきになり、とてもすばらしいと感じた。 しかし参加者が自分の歩幅や歩行スピードについて話を交わしている様子をみることは少なかった。 まだまだ関心が少ないといってもいい。

躓いて(つまづいて)からでは遅いのですが、そのような話をすることも聞くことも少ないというのが現実のようです。 
せめて靴選びのとき「歩幅を少し広げて歩いてみてください」や「少し速足で歩いてみては?」など、わずかなアドバイスがあると気づきになるのではないだろうか。

足と靴健康アドバイザー 大木金次 №3545

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