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2019年8月18日 (日)

ナンバ歩行のすすめ 

ナンバ歩行とは、右手と右足が同時に出る歩行を言います。 想像しただけでちょっと滑稽に見えるような歩行の姿です。 
どうして滑稽に見えるのでしょう。 それは日常にナンバ歩行を見ることが少ないためでしょう。

それでは、どのようなときにナンバ歩行をしているのか。
ゆっくり歩くときナンバ歩行になっていることが多いようです。 例えば、寝静まった夜の帰宅時、静かに玄関を開け腰を低くして廊下を歩いていく。 猫が獲物を見つけたときのような姿です。そうすると四つ肢の動物はナンバ歩行ということになります。 

階段を上るとき、急な階段ほどナンバ歩行になりやすい。 ところが階段を一段飛ばしで上がるときなどはナンバ歩行にならず、自然に右手左足になります。

重いものを背負ったときもナンバ歩行に、そんな経験者は多いのではないでしょうか。 昔田植えのころ大きなかごを背負って苗を運ぶときは確実にナンバ歩行になっています。 小学生のころそのような手伝いをしたことがなつかしい思い出となっています。 小さな背中に水を吸った重たい苗を運ぶのは小学生にはきつい。 

それから「能舞台」などにナンバ歩行が見えます。

こうしてみると、体がゆっくり動くときや、重い物を運ぶなど体がきつくなるとナンバ歩行が始まるようです。 また四つん這いで動くときもそうです。
身体はよくできています。 四つ肢動物のなごりが人にもみえるということではないでしょうか。

ナンバ歩行をする機会は少ないですが、あえてやってみるとどうでしょうか。 疲れも少なく心も落ち着くことがわかります。 それは腰と上半身によるひねりが少ないからでしょう

生活の合間にナンバ歩行をお勧めいたします。
 

足と靴健康アドバイザー№2,494 大木金次

2019年8月16日 (金)

「裸足(はだし)」と「素足」 

日本では裸足(はだし)と素足(すあし)という言葉を混同されながらもよく使われています。
特にこの時期、夏場になると「はだし」という言葉が頻繁に出てきますが、靴を販売する店でこんな風に使われることがあります・・・「サンダルははだしで履かれますか?」という販売員の言葉、耳にしたことはありませんか?
ところが「はだしではかれますか」と語りかけた後、それに対するアドバイスや耳より情報の一つもないことがあります。 なぜ聞いたのでしょう? 

はだしとは、足に付けるものが何もなく、直に地道につくことをいいます。 「子どもが玄関からはだしになって出て行った」というような表現になります。 
「素足」とは足に何も(ソックスなど)履かず靴やサンダルを履いた状態を言います。 また何も履かずにはきものを履こうとする状態にも使われています。  
日本語はどこまでも細やかな表現をしている、このような言い回しが日本文化なのでしょう。

このようにしてみると、上記の販売員の言葉は、「はだし」ではなく「素足で履かれますか?」ということになります。 そうすると足に対するやさしい配慮が感じられるように思えるから不思議です。

京都大学霊長類研究所 近藤四郎教授は次のように記しています。
素足は、履きものをはいている、あるいは履きものを着脱することを前提としている裸の足であるのに対して、はだしは足の皮膚を履きもので被うことなく地上に文字通り裸の足で立っているという意味である[足の話 岩波新書から]

足と靴健康アドバイザー大木金次 №2,493 

2019年8月14日 (水)

靴ずれ   

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アキレス腱付近の靴ずれは非常に痛いものですが、町中では痛みをこらえながら歩いている人を多く見かけます。 特にこの部位の靴ずれはパンプスに多いようですが、最近は写真のようにスポーツタイプのシューズにも見かけるようになった。 
なぜこの部位に靴ずれが多いのでしょう?
多くの人は単に「踵にシューズが合っていないから」と言われるようです。 これでは解決がつきません。 
写真をよくみると、靴ずれの位置がわずか上にあることがわかります。 それはアキレス腱の曲がる位置に靴の腰回り上部が当たっているのです。 つまり蹴り返しをするときに曲がる位置に接触しているのです。
そうすると選ぶ時の慎重さが必要になることがわかります。 腰回りの浅いシューズを選ぶことが重要になる。 
購入前に蹴り返しを強くしながらしっかり歩いてみて検証することが重要です。

歩いている途中で靴ずれに気がついたときは、踵下にハンカチやティッシュペーパーなどを敷くことです。 そのタイミングは痛みを感じたらすぐ入れることです。 痛みを我慢すると痛みと共に全身が疲れてしまいます。 痛みが強いほど靴ひもをゆるめる人が多いようですが、あまり解決にはならないようです。

後日靴屋さんや量販店などで中敷きを購入して挿入するようにしましょう。 そのときもできるだけ踵下だけに入れましょう。 全体に入れるとゆびがきつくなってしまうことがあるからです。
足と靴健康アドバイザー №2,492

2019年8月12日 (月)

海外旅行にファッショナブルな靴をみる 

だいぶ以前のこと、海外旅行には足もとをかためてという時代があったが、今はまったくその余韻もありません。 

写真は関西空港出国カウンター前のスナップですが、大阪の心斎橋筋商店街より楽しい靴にお目にかかることが多いよ。 どこの国の人かはわかりませんが、自分の好きな靴が履けるのは幸せなこと、いい時代になりました。

出国者の多くは関空発でもあり東南アジアの方が多いようですが、スニーカーを履いている人が圧倒的です。 その一方で写真のようなファッションを意識した靴もみる。 

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履いている靴は実に多様で海外旅行が生活の一部になったような気がする。 夏でもありサンダルも多く、デザインがこっており洋服より靴は楽しい。 洋服の面積に比べ靴は小さいにも関わらず、立体的は面白さは靴のほうに軍配が上がると言ってもいい。 面積が少ない割合に足もとは目立つところで隠し切れないところ。 そこに足という動きが加わるからさらに楽しい。 

ところで、足をかためてという話・・・・、それはビジネスだけで飛行機で世界を回っていたという時代のこと、機内で何かトラブルが発生したときに頼りになるのが靴と言われたものである。 折しも34年前の今日はジャンボ機が墜落した日です。そんなトラブルに遭遇したときサンダルでは身は救えないでしょう。 そういうことから機内では靴を脱がないほうがいいと。 しかし長時間のフライトとなるとそうもいかなくなるが、安全第一ということだったと思われる。 またエコノミークラス症候群に注意と・・・、それは今も変わらない。

機内で食事を提供するとき客室乗務員が歩きやすい靴に取り換えをOKする航空会社が現れた。上質なサービスを提供するためには大変良いことです。 機内の履きものはファッションだけに終わらず、靴の履きわけを考える必要があるでしょう。

足と靴健康アドバイザー 大木金次 №2491

2019年8月10日 (土)

足先が外輪(そとわ)になると力が入りにくい  

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足先が外輪(そとわ)とは、上記写真のように靴のつま先が外をむいた開いた(外転)状態をいいます。
開きが大きくなると肩を振るような歩行になりやすいようです。 どうして肩がゆれるのか? それは足ゆびに力が入りにくいからで、肩で反動をつけて推進しているからです。

それではどうして外輪はゆびに力が入りにくいのでしょう。
それは、立った状態で体重が足の内側部分にかかるからです。 多くの方は立った瞬間、体重は外側中心にかかっています。 つまり踵部と第4・5趾の中足骨骨頭に多くの体重が乗っています。 第1趾側にも少しかかっていますが、感覚としては外側中心です。 体重が内側になると「あおり歩行」ができにくい状態になってしまいます。  

わかりやすくするため手の指で再現してみましょう。 テーブルに手の平を軽くつけ、小指から力を入れてみる、また反対に親指から力をいれてみるとどうですか? 明らかに小指から力が入るほうが大きな力がでることがわかります。
足も一緒でここで「あおり歩行」のメリットが生かされることがわかります。
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「あおり歩行」をするためには、機能的な靴と真上の写真のように外輪にならないことが大事です。
素足で立ってみて体重が外側中心になっているか? もし内側になっていれば靴で外側荷重にする必要があります。 そこで靴選びですが、履いて立ってみて外側荷重になっているかの確認が重要です。 
さらに大事なことは、そのとき足が外輪になっていないことに注意をする必要があります。
足と靴健康アドバイザー№2,490

2019年8月 8日 (木)

夏こそサンダル  

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夏こそサンダル、それは快適なだけではありません。
写真のように蹴り返しがしっかりできると足本来の伸び伸びとした動きになり足の機能が十分に生かされる。 
足ゆびが活発に動くと、姿勢が起き土踏まずがアップする構造になっており「巻き上げ構造」と言われています。 これはすばらしい仕組みで強い歩行にショック吸収がはたらき、歩幅も広がりやすくなる。 

狭いトウ(靴のつま先)の中でゆびさきがいつも小さくなっていると、上記のようなショック吸収や広い歩幅などの機能が発揮されにくい。 もって生まれた足の構造が生かされないことは大変残念なことです。 
足の機能が衰えてくると足の体温の低下にもなっていくことが心配です。 足の体表温度は上半身に比べ低くなっていますが、さらに低下するようなことになればどうなるでしょう。 

合っていない靴によるマイナスは計り知れない。 特に暑い時は足は困っている。通勤などにサンダルを採用していただき会社についたら仕事用の靴に履き替える。 

特に男性諸君に提案したい・・・・通勤には努めてサンダルを履きましょう。 
足と靴健康アドバイザー№2,489 

2019年8月 6日 (火)

靴選びの基本・・・立位では外側に多くの加重がかかる 

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新しい靴を求めるとき、素足で立ったときの感覚を頭に描いてから靴を履き立ってみましょう。

平らなところで、素足で少し開いて(こぶし程度)立つと足裏の踵と第4・5趾骨頭に体重がのっています。 第1趾側でも若干支えていますが、多くが足の外側にのっているがわかります(上の図)
このような感覚を記憶し、好みの靴に足を入れたときにも同じような体重のかかり方になっていることが重要です。

その結果あおり歩行がしっかりでき、しかもゆびの力もつよく発揮できます。
逆に第1趾側に多くの体重がのっていると、靴内で前滑りが大きくなりゆびにかかる力も弱くなり、その結果歩幅も短くなってしまいます。そうなると当然ですが疲れがはやく感じるようになります。 
扁平足ぎみの足は、最初から第1趾側に体重がのってしまうため、中敷きの調整が必要になることがわかります。
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あおり歩行ができるためには、足の向きが前(写真上)に向いていることも大事です。 斜め横を向く外輪になってしまうとあおり歩行が潤沢にできません。 素足で試してみていただきたい。

靴を選ぶ際は履いた直後立ってみて足底にかかる体重のバランスを見ることが大事なことです。
このように考えてみると、よい歩き方はよい立ち方から始まるということになります。

足と靴健康アドバイザー大木金次 №2,488

 

 

2019年8月 4日 (日)

目的がないと歩かないの ? 

ウオーキングを勧める人は、「まず目的を設定しましょう」と提言しています。 
例えば何千歩? 何キロ? 何十分? どこまで? ところが、ずいぶん以前「日本人は目標がないと歩かないようですね」と記された本がありました。 記した方は外国の方で、「ヨーロッパでは自然に出ていくんですよ」と。

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鎮守様にお参りにという人もいます。 

今日は暇だなと誰でもつぶやくことがあります。 そのようなとき「それでは歩いてこよう」とする人は少ないようです。 黙って出ていくと、連れ合いに「どこに行くの?」と聞かれるでしょう。「いや。暇だから歩いてくる」と言ったらどう切り返しをされるでしょうか。 

こうなると、外国のウォーキングは長い文化の中で生まれたのではないかと察することができます。 例えば狩猟民族と農耕民族の違いです。 常に歩いている国民であれば、ウォーキングの習慣をつけましょう、とささやかれることはないでしょう。

先日ラジオで、腰痛予防にはウォーキングがもっともいい、と整形外科医が語っていました。 このことからも歩くことは基本的なことであることがわかります。 歩く時間がもったいないというような発想は、忙しいときは大事なことですが、体は効率だけではありません。 パソコンだけで業務を済ましているとイライラがつのることがあります・・・体の生理作用にかなっていないということを感じる瞬間です。[写真は春先の大阪 靭(うつぼ)公園で] 

そこでみなさんへの提言です。
   
用事がないときでも歩いてみましょう。

足と靴健康アドバイザー大木金次 №2,487

2019年8月 2日 (金)

大事な靴、脱いだらすぐに拭きましょう  

脱いだ靴を拭かずに靴箱に直す人はどれほどいるでしょう? 拭いて直す人を数えるほうが早道かもしれません。

疲れて帰宅して靴を拭いて靴箱にしまうのは「酷」かもしれませんが、そこにもう一つ気遣いがほしいものです。
一日履き通した大切な靴に「ねぎらい」を行動で示すことはよいことです。
毎回靴を脱いだ後ソックスを脱ぎ、、そのソックスで靴を拭いています。 ソックスで拭くなんて「ねぎらい」になるのか? そのようなことを考えている人もいるかもしれませんが、まずやってみることは大事です。

「ねぎらい」の要領は、最初は中底から。 手を入れてみると結構な汗をかいていることに気が付きます。ソックスよりも使用していないハンカチやタオルなどのほうがよいことに気が付きます。
次に履き口を持ってアッパー(甲側)のトウから腰回りを一周する。 アッパーとソールの縫込み部分に埃が多いことにビックリします。 

濡れて帰ってきたときは、必ず拭きましょう。 そして新聞を丸めて中に入れ込みます。 

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靴拭きはわずかな瞬間ですが実行するには道具がいります。
何と言っても欠かせないのがイスです。 
狭い玄関でもイスを置いて座って靴を履きましょう。 そうすると、仕事から帰った時に靴を拭くことができます。 それから毎日使う道具3点ぐらいは、皿に入れイスの横に出して置くことです。 3点とは、ブラシとハンカチと小さな靴べらです。

皆さん、ぜひ実行してみてください。

足と靴健康アドバイザー大木金次 №2,486

2019年7月30日 (火)

甲ベロはなぜ外側にずれやすいのか?  

履いている靴をみると靴の甲ベロが外側にズレている人が多いようだ。 スニーカーを使用している人が多くなったこともその一因であると思われるが?

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その要因は足骨格の頂点が骨格中央よりやや内側(下記写真)になっているからです。 ところが靴の中心(ベロ部分)は足の頂点(赤いライン)よりやや外側になっているためにずれやすいのです。
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それでは骨格通りに靴の中心をどうして内側に設定しないのでしょうか。
その端的な要因は見た目に影響するからです。 左右の靴のトウ(靴のつま先)を前に向けて見るとよくわかります。
多くの靴が見た目良くバランスがとれているようにみえます。 足(靴)の中央を起点とした靴づくりが行われているのです。
きれいに見える靴ほど左右がわかりにくいとも言われています。 写真の赤いラインに靴ひもの中心をもってくると左右が瞬時にわかる。

こうしてみると、甲の高い人ほど甲ベロは外側にずれやすいようです。
そこで、ずれやすい甲ベロをずれにくくするには、単純ですがベロを縫い付けることです。 ベロの内側(片側)だけを千枚通しで穴をあけ次に針を通すことです。 これで甲の感触がしっかりしてきます。 ベロが革の場合はベロに切り込みを入れひもを通してもいいでしょう。
甲ベロが赤いライン上にある靴をみることがありますが、お目にかかることは非常に少ないようです。

ベロがずれたまま使用していると、無頓着にみえ何となく靴の管理まで問われるような気がします。
靴選びの際はベロが固定されているかを確認をしましょう。

足と靴健康アドバイザー大木金次 №2,485

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