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2009年7月12日 (日)

右足の踵がサンダルからずれている

写真のようにサンダルから踵がずれたまま歩いている光景を往々にして見受けるが大変危ない。 踵の乗っている接地面を見ると足の踵よりサンダルのほうが狭く、しかもトップリフト(地面とVfts0009の接地部)は細く不安定、その上踵がずれているわけですから歩きにくいことになる。 凹凸のあるところや階段の下りでは特に危なく転倒する危険をはらんでいる。 足の踵のずれはヒール面の内側(身体の中心部)がほとんどでありその反対側は比較的少ない。 足関節は外側に倒れやすく内側には比較的強い構造になっているものの、平らではない床面・地面や急いでいる時は注意が欠かせないことになる。 それだけでも気は休まらない。 写真のようなケースをみかけたら注意の一言があればうれしい。 他人ではそのような指摘は難しいが友人であればできそうである。 このようなとき本人はほとんど気がついていないものです。 大切なことははきものを選ぶときにぜひシューフィッターからアドバイスを受けることです。 パンプスでもこのようなことがありますがサンダルは特に多いのです。 踵がずれて歩いていると使用するほどヒールは内側に倒れていき、身体への疲れが早く感じるようになる。 サンダルの消耗は身体への消耗に結びついていく。  足関節(足首)への影響も大きく痛みを発生することも考えられるが、何といっても危険ですからサンダルのフィッティングには慎重にしていただきたい。 足と靴健康アドバイザー 【 大木 金次 】 <№572>

2009年7月10日 (金)

「足のサイズ計測」のプロジェクト

靴業界として大規模にデータを採取したのは30年も前、そして20年前も実施している。 そのような中改めて足のサイズ計測のプロジェクトが始動する「とれでゅにおん・№27から(足と靴と健康協議会発行)」  この頃の若者の足は薄くなっておりまた細くもなっていると感じながらシューフィッティングを行っているが信頼できるデータはほとんどない。 以前このブログで小学生の足の計測が必要と提言をしているが、今回のプロジェクトは5歳から80歳までを対象としてしかも5年程度のインターバルで計測を継続する。 現在は足のサイズデータが少なく靴が一人歩きをしているようであり何とも不安である。 足のサイズに靴が遅れて追随をしているというのが現状である。 身体の計測の中で足のサイズが最終になってしまったのは靴文化の少ない日本の中ではやむを得ないことかもしれない。 しかし大事なことは、購入して困るものの代表に上がるのが「靴」であるという事実。 そのようなことから身の回り品の中で最も大事なのは「靴」なのです。 それだけに足の計測は非常に重要であり、本来であれば社会全体で実施されるべきものである。 足のサイズのデータ収集には大変な労力と技術が必要でありそれを継続していくには足腰の強さが不可欠となる。  もちろん計測を受ける側にも積極的な参加の意思がなくてはできないことである。 その際には好意的に受けて頂きたいものである。 日本の靴社会がさらに向上するためにも心から切望したい。  結果次第では世界の国々の模範となるかもしれない。 今回のプロジェクトでは、今までに入手不可能であった「面積」「周長」「扁平率」なども読み取れるとしている。 そして得られたデータは業界内外に広く無料で公表していくと「とれでゅにおん」に記している。  一番身近な靴で困ることがあってはならない、情報を共有してすべての人の靴生活がさらに向上していくことを期待したいのです。  足と靴健康アドバイザー 【 大木 金次 】 <№571>

2009年7月 8日 (水)

足のうっ血と第二の心臓

健康管理の面で「足(脚)は第二の心臓」と古くから伝えられてきている。 しかしそれにも関わらずうっ血をしている人は非常に多く改善を試みる方も少ない。 シューフィッティング中に私なりに健康度を把握するために足を手で掴んでみている。 その瞬間強い痛みを訴える人は半分を越える。 その中には大変冷たい足にも遭遇する(左右の足の冷え方に違いを感じる人も結構多い) 痛い足の多くが明らかにうっ血という症状であり、血液の循環に問題を秘めていることが多い。  その都度 「うっ血をしていますよ」 と話をするのですが関心が余りないのも実に不思議なことです。 うっ血をしても生命には直ちに影響は少ないため深く考える人もいないのが実体である。 そこで忘れられている大事なことは心臓への負担が多くかかることである。 それは足のうっ血やむくみが日常的になってくると拡張期の血圧(最低血圧)が高くなるということである。 そのようになると寿命を縮めているようなことと等しくなるのです。 うっ血と心臓の関わりには密接に関係していることを忘れてはならない。 例えば靴を履く時に靴ベラが抜けにくいほど強いフィット感を好む方がいるのですが、うっ血の早道になっていることにも関心を持って頂きたい。 仕事中にうっ血をすると疲れは早くくる。 当然足は重くなり靴内での汗も極端に多くなる。 そうなると神経は足に集中し仕事にはならない。  足は第二の心臓という言葉を今一度思い返してほしい。 うっ血を軽くみると後になってしっぺ返しがくると医師は語っている。  足と靴健康アドバイザー 【 大木 金次 】 <№570>

2009年7月 6日 (月)

子供の心のゆがみは足裏とも無関係ではない

最近の子供は相手のことを思いやる心がない。そのような子供が増えているのは足裏の鍛えかたが足りず、土踏まずの形成が少ないことと深い関係があると指摘するのは、桜美林大学の阿久根昭氏(いま子供たちの足の裏が危ない・主婦の友社)  取り違いをしてほしくないのですが、土踏まずができないことが心のゆがみを招いているのではなく、足を鍛えないような生活環境が心のゆがみを招いているのです。 この頃は土踏まずの形成の未熟な成人が本当に多いのですが、上記の書籍は昭和63年に出版されたもので、もう21年も前のことなのです。 しかしそれよりもっと以前から指摘をしている先生がおります。 兵庫教育大学・名誉教授の原田碩三先生です。 先生は「靴を考える会」の定例会において事細かく土踏まずの形成や子供の心のゆがみについて指摘をしておられました。 そのことを改善するためには、子供は群遊びが大事と啓蒙しております。 今起っている子供から成人(若者)の社会問題は足の裏と無関係ではないと何度も繰り返しておられたことを記憶しております。 足を鍛えることは成人になってからではできないことですから、子供の生活環境の改善については親が真剣に取り組まなければならない重要課題なのです。 その上足と靴についての研究を怠らないことが大切、それは人は生涯歩き通さなければならないからなのです。 足と靴健康アドバイザー 【 大木 金次 】 <№569>

2009年7月 4日 (土)

足のトラブルは夏に改善しよう

足のトラブルを改善する時期は夏が一番。 その理由はサンダルを使用する期間が長いためである。 サンダル履きで改善できるものは白癬菌による水虫、密閉された靴により発生することが多いのですが悩んでいる人にはぜひサンダルを勧めたい。 その他のトラブルとしては陥入爪やハンマートウ(槌ゆび)にもサンダルによって相当改善がみられる。 また靴擦れに悩む人にもサンダルを履いてみてほしい。 靴とサンダルでは擦れる位置が違うためそれまでの擦れている部分が改善されるのです。 それから第五趾の外側にタコができている人にも勧めたい。  足裏のひび割れなどについてはヤスリで丁寧に削りサンダルを使用してみてほしい。 足に元気が戻ってくることが実感できる。 足全体に太陽の光を当てそして爽やかな風に当たることで足も元の健康さに戻っていくのです。  冬場などひび割れが痛むころになって手当てをしても遅いのです。 ひび割れこそ夏に改善をしたいもの。 サンダルはストラップで止めるため甲を覆う面積は少ない。 そのためフィッティングは意外と難しいことからシューフィッターのアドバイスが欠かせない。 サンダルは簡単に購入してはいけないのです。 足のトラブルをひと夏で改善願いたい。 足と靴健康アドバイザー 【 大木 金次 】 <№568> 

2009年7月 2日 (木)

クロールで泳ぐと右側に進むのは左足の影響?

水泳でクロールをしているとどうしても右側に進んでしまう、その理由が解った!気がついたと語った人がいる。 その話の発端は左足の土踏まずの低下を指摘したことからである。 その方はいつも右足に体重が多くかかり右足中心で立っており歩いている。 シューフィッティングでは骨盤の歪みまでは不明ですが、肩のラインはやや並行であり片足の踏まずの低下がクロールへの影響とは断定できるものではない。 しかしいつも右側よりに体重が多くかかっていることを認識した当人は水泳のときを思い出したのである。 これからは私の考察ですが、骨盤の影響を受け上半身が少しねじれているのでは考える。 土踏まずの低下が直接クロールで右側に進むとは考えにくい、むしろ左側に進むのではとさえ思える。 しかしクロールは足より手に頼ることが多い。 手の力加減が推進力に相当影響する。右手より左手(腕)の力が勝っているのかもしれない。 左足を右足でカバーしながら長年生活をしていると思いもよらないことになってしまうのかもしれない。 踏まずの低下が著しい左足より丈夫な右足のほうに疲れが出てくることが心配である。 足と靴健康アドバイザー 【 大木 金次 】 <№567> 

2009年6月30日 (火)

革底の靴が硬く感じて靴箱に積んだまま

革底の靴はもう履けないという人が増加している。 その理由は硬い・痛い・疲れる・薄く感じるというもので50歳前後ぐらいから多くなりつつある。 それまで使用していた靴の中心は革底でそのほとんどが仕事用、金額も20,000円以上がほとんどで「もったいない」という言葉が出てくる。 履かない靴が靴箱にねむり、靴の置き場所がないというもの。 処分もしにくいと語る。 老化は足からという言葉は昔からあるものの、その言葉どうりである。 歩けなくなる始まりが硬い革底ということでしょうか? 靴底が硬く感じるということは、その逆を考えると足(脚)が硬くなってきているということなのです。 身体はいつも柔軟でなければならないが老化とは残念なことで、それを解決する糸口は難しい。 身体の中で最初に硬くなるのは足裏からなのでしょうか? 足には靴という道具があるために硬さが身体の他の部位より早く認識できるのかもしれない。 そのようなことを考えると靴は大変難しい道具と言える。 人も動物、名前の通り動けなくなると動物にはなりえない。  ところで靴箱に積まれている靴を「下取りできいものか」と語る人も珍しくない。 高額な靴ほど履けないと言う。 このような現象は50歳前後からと記したが、この頃は20歳代の若者にも同じような現象が見られる。 若者の老人現象である。 軟らかい靴がほしくなる50歳代、そして20歳代にも同じことが発生しているのです。 このようなことが年々増加をしていることは、先行き非常に心配な事である。 足と靴健康アドバイザー 【 大木 金次 】 <№566>

2009年6月28日 (日)

外反母趾に合わせる靴

外反母趾の人が回りに増えているというコメントをM.I様より頂きましたので靴選びについて取り上げてみたい。 まず外反母趾の部分に強い痛みを感じる人、その部分がうずき(疼痛)歩くにも支障をきたす方は靴選びはむずかしい。 整形外科で診察が受けて頂きたい。 ところで外反母趾は扁平足ぎみや開張足、踵骨外反(傾き)などが合併して起こることが多く、短時間で靴を選ぶことは大変なことです。 その上一人で靴を探すことは無理であると言ってもいいでしょう。 身体の調子の良いときに事前にシューフィッターに予約を入れておき靴選びに入ることが最も大切なことである。  次に大事なことは外反母趾の改善のためにだけに集中して靴を選ぶことです。 他の要望はできるだけ考えないこと。 そのようなことを踏まえたところで靴については、土踏まずを支えるような中底のものにすることが重要です。 靴型はシューフィッターに任せトウ先は太く広いものにする。 靴ひもはトウ先のほうにハトメが沢山ついているもの。 腰まわりの月型芯は硬くしっかりしていること。 足の踵下はカッブインソールになっていること。 ヒールは35ミリぐらいまでにする。 ショックを吸収できる底材質。 外反母趾の部分にはミシンが入っていないこと、またはミシンがボール部からずれていることも大事なことです。 サンダルのストラップは外反母趾の上を渡っていないこと。 購入時は球冠バサミで外反母趾の部分を内側から出しポケットを作るような調整をして頂くことも大切です。 以上のように靴選びについては多方面に考える必要がある。 なお外反母趾については2007年の6月24・26・28日に三回連続で掲載しています(多少重複をしていますのでご了承ください) ぜひ参考に願いたい。 足と靴健康アドバイザー 【 大木 金次 】 <№565> 

2009年6月26日 (金)

足裏のツボ

東洋医学では足の裏に沢山のツボがあるとしており、その部分を刺激することで全身の器官や臓器の働きが調整できるとされている。 ツボの刺激については科学的に明らかになっていない部分もありますが、経験的に多くの方がその効果を認めている。 この頃は足のマッサージにも保険が適用できるようになったのは大変うれしいことです。 私がツボの指圧に出会ったのは二十数年前、台湾の先生・官有謀氏で「足の汚れは万病の原因だった」という書籍を発行されており、講演会で教わったのです。  先生の講演において忘れがたい話は胃のツボについて、食後すぐに歩いたり畑仕事をしても胃への刺激は少ない。 それは胃のツボは土踏まずの内側部分、第一趾ボール部の手前にあるため立っても直接接地しないからで、人の足は大変巧妙にできており自然はすばらしいと語っていたことです。 そのような事を考えると人は動物であるとしみじみと感じるのです。 足をマッサージしていると強烈な痛みを発し後ろに倒れてしまう人がおりますが、それでも「もういい」という言葉は少ない。 強い刺激を感じてもその直後に快適さが戻ってくることを直感で何となく解るのでしょう。  しかしそのような強い痛みがあっても歩いているときは何も感じないのは大変不思議なことです。 一般的に面で立ち歩いているからと考えられていますが、裸足(はだし)ではそうはいかないことは誰でも承知している。 それだけにはきもの(靴)にはある程度刺激が必要であることに気がつきます。 刺激のないはきものをいつも使用していると足は眠るという学者もいます。  ツボのポジションをある程度記憶して、点ではなく大雑把なゾーン(面)として捉えマッサージを行うことを勧めたい。 足を労わるという発想は大事なことです。 足と靴健康アドバイザー 【 大木 金次 】 <№564>

2009年6月24日 (水)

正座ができず悔しかった想い、今でも忘れられない

シューフィッティングを行っている途中で正座の話がでることは意外に多いのです。 例えば大広間においての葬式のこと、お焼香の僅かな時間を座ることができなかったという辛さを今でも心残りですと語った人がいた。  正座をして心底からお香を差し上げたいというその気持ちはすべての日本人に共通するものでしょう。  別の方の例ですが友人宅に伺った際、座布団を出されたのですが正座が思うようにできず充分な挨拶にならなかったという話。 ・・・たった一言「ご無沙汰をしまして」と言うだけのほんの一瞬のことなのです。 その方はふくらはぎが少々硬く指圧をすると膝裏に強烈な痛みを訴える人でした。 このような話を伺うと我々の今までの挨拶は畳の上で頭を深く垂れて全身で自分の思いを伝えることを心情としているようです。 足を折りそのつま先は身体の後方にしまうという体勢、つまり正座をして両手をついて挨拶をするというその姿勢は時代劇のテレビや映画には度々出てくる光景です。 日本では立って挨拶をすることは大変軽い仕草と言えるのでしょう。 畳の文化そのものなのです。 ところで膝痛の人は残念ですが年令と共に増加をしている。 その要因は加齢と共に起る老化もありますが、つま先を使うことの少なさからくるという影響が少なからず多いように思える。 つま先を使うことで全身が丈夫になることは知られていますが、反対に余り使用しなければ膝をも弱くするということです。 悔しい経験は少ないほうが良いのは当たり前。 どんなときにでも正座だけはできるようにしておきたいものである。 足と靴健康アドバイザー 【 大木 金次 】 <№563>  

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