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2012年1月30日 (月)

ブーツのひも通しに遊び

Photo 靴ひもの通し方は様々あるがブーツになるほどハトメの数が多くなりそのテクニックも増える。  写真のような通し方は遊びの要素が強く楽しいものです。  靴ひもの機能は便利さから始まりフィット感や順応性、そしてデザイン性までいろいろ。 今回取り上げた一例はデザインのおもしろみ、このような例が今後増えていくものと思われる。 

ハトメの間にひもを通しその上から靴ひもが通っている。 少し煩雑なものですが、これはメーカーがデザインしたものと思われる?が同色のひもでなければもっとおもしろいのでは。  ロングブーツになるほど靴ひもは重要な部品になるが、フィット感などにも配慮がほしいところです。

ブーツ選びは難しいという人が多いが、その理由は履き分けを考慮する必要があるからです。  脱ぎ履きの便利さがその要になり自宅を出る前に予想がつかないことが多いもの。   また一度履いてしまうと脱ぐことはできないのが靴(ブーツ)であり、特にブーツは安定した履き心地を得ることが難しく、予期しないことが出るおそれがある。  

遊びの比重の高いブーツはフィット感などを忘れてつい購入する場合が多く見受けられる。  慎重に靴選びをしていただきたい。 足と靴健康アドバイザー【大木 金次】<№1,029> 

2012年1月28日 (土)

摩耗すると滑りやすいスポンジソールの靴

靴選びの最初に上げられるのが軽い靴という人は非常に多いのですが、そのほとんどの方がその靴を手に持って量っている様子がうかがえる。   その中で特に軽い靴はスポンジソールのものが多いようであり、重量は片足(かたそく)で 250 g以下が多いようです。  ソールは指先で軽く押しても軟らかさを感じる程度のものが多い。  ただここでスポンジソールを解説することは難しく店頭のシューフィッターに伺っていただきたい。

軽すぎるスポンジソールの難点は滑りやすいことである。  最初は滑りにくいものの底面が摩耗してくると、少しずつ滑るような感触がでてくる。  スポンジソールには大きな溝を作ることが難しくほとんどのものは平らなものが多い。  スポンジが軟らかいためそのような意匠をつけることには限度があり、摩耗で滑りやすくなる。  その上現在はどこに行っても路面や床が平らで硬く滑りやすいといえる。  

すり足にちかい歩行をする方には特に滑りに気をつけてほしい。   ここで大事なことは靴のソールのチェックとすり足の改善です。  ただ実際はすり足をする人ほど軽い靴を探しているのが実態であり、現実の靴選びはなかなか大変な様子がみられる。  

軽い靴探しより大切なことは履いて『足』が軽く感じることであり、手で計った軽さではない。  しっかりフィットする靴やひもの付いた靴、弾力性のあるものなどを選ぶことが適切である。 その際はぜひシューフィッターを指名して頂きたい。 足と靴健康アドバイザー【大木 金次】<№1028>

2012年1月26日 (木)

しもやけ(凍瘡)

靴生活をする中、足ゆびや踵などが水泡になり痒くなり落ち着かない状態が続くことがあるが、このようなことは冬場になると発生することがあり普通『しもやけ(凍瘡)』と呼んでいる。  昔と比べ しもやけは減少しているという指摘もあり、それは栄養状態が良くなっているから、しかし現状はしもやけで困っている人は多いようである。  というのはコーヒーショップに足と靴の本を設置させて頂いているが、その中の質問帳にこの時期「しもやけはどうしたら改善するのですか?」という内容が数名から書き込まれているのである。  

しもやけは足が寒さと湿気にさらされ血管が収縮して痛痒くなるもの、辛い症状の場合は皮膚科の診断が必要になるが、その予防として改善策を上げてみると、何と言っても足が冷えないことが重要になる。  足の体表温度は高い部位、例えば甲のところで 23 度 ほどでありつま先などは相当に低く冬場は体温が逃げないよう工夫がいる。 

その工夫として、つま先余裕がたっぷりありつま先が十分に動くこと、靴のソールが厚く地面からの湿気や冷気が感じにくいこと、 靴内にかいた汗はインソールをこまめに取り替え除去する、ソックスは綿とポリエステルの混紡で汗の吸収と放出を考えること、ハーフブーツ等でくるぶしを覆うことなどが上げられる。  またしもやけが改善したころから(春から夏)から足全体をマッサージをして血行を良くすること。  

このように記すと冷えから脱するにはバンプスなどはきわめてむずかしい。 足(身体)を大切にするという靴選びに徹して頂きたい。 足と靴健康アドバイザー【大木 金次】<№1,027>

2012年1月24日 (火)

藁沓(わらぐつ)にカンジキを履き蓑(みの)を付けて

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日本の履きものは道具であったと研究者は語り、最近はフットギアとも言われ、ファッション的なフットウエアーと対照して表現されている。   写真はそのようなことを如実に表すもの 【写真は日本はきもの博物館所蔵のもの(広島県福山市)】 

山村では藁沓や蓑を今でも使用している方がいるかもしれない。 それはとても便利で重宝するからで、意外と雨が入らないものです。 子どもの頃はよく使っていたものですが暖かくそして軽い。  冬時に限らず蓑や笠などは梅雨時にも便利なものでした。  藁沓は暖かさだけではなく雪道で沈みにくく滑りにくい。  早朝などには降り積もった雪をかいて道をつけることがある。 右手に持っているヘラは雪をかくものかもしれない。  

自然から得られたものを人の知恵で工夫をしながら生活をする、その姿に日本の文化をそこはかと感じるものです。  雪国の生活は長期にわたるため、辛抱と体力が勝負になるが、藁沓などは健康な身体があってこそ使い切れるものである。  それには丈夫な足が不可欠ですが、沈みながら歩く深い雪の道は身体づくりにもなる。  雪をこざいて(雪をかきわける) 30 分も歩けば全身から汗がホウホウと湧き上がる。 

今都会で靴が合わず足を壊す人が絶えないが、藁沓のような足に合わせるでもなく履いている雪国の人からみると、身体を使わずに仕事をしている現状に当然と思っている人が多いのです。  一足ひと足、足裏に感じる藁の感触は自然そのものである。  足と靴健康アドバイザー【大木 金次】<№1,026>

2012年1月22日 (日)

草履はどうして足にいいのでしょうか?

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靴社会になり草履(ぞうり)の時代は過ぎ去ったように思われるが、この頃草履の機能は靴より優れていると多くの人が考えるようになった。  今草履に近いものはトング調のサンダル(鼻緒つき)である。  その両者の機能を比較すると草履に軍配が上がるが、そもそも草履と靴を比較するほど機能は接近していないようである。

草履の優れているところは第一趾と第二趾で前緒(鼻緒)を掴むことで全身の体幹に力が入りスッキリとした立位ができる。  前緒(つま先)の位置は身体の重心より前に、かつ体幹より離れてことからつま先で掴むためには強い力が必要となる。  体幹から開始されるエネルギーはより集中し、やや前かがみの姿勢をとることになる。 それは身体の健康の活性化や積極性につながり全身に引き締まった感触を得ることができる。

つま先は僅かな障害があっても動きにくいが草履はその点開放的なはきもので、伸展(つま先の広がり・上げる)に何の悪い影響もなく常に足の機能が発揮される環境にあり伸び伸びする。  つま先が上がることで、土踏まずはさらに高くなり(つま先の巻き上げ機構)強いショックに備えることができる。  つま先は身体が動くための動力源であり靴のトウ先などでガードされると、その瞬間から人の冴えが低下して若々しさを感じなくなる。 

前緒(鼻緒)の高さは 1 センチもあれば十分で高すぎると力は入りにくくなるが、市販のサンダルをみると何と 5 センチも、余りにも無造作すぎる。  また日本製の前緒は草履の中心にあり(輸入品のサンダルの前緒は内側についてるものがほとんど)足の内側と外側のバランスをとっているが、このようなことは日本だけにみられる優れた物づくりで探究心の奥深さを感じる。  その最すばらしいものが写真右側の足半(アシナカ)草履です。  [今回のテーマは神戸市清風公民館(2012-1月-19日)で頂いた質問ですが、少し言葉足らずのところがありましたので改めて記してみました。 ] 足と靴健康アドバイザー【大木 金次】<№1025>   

2012年1月20日 (金)

靴の傷みをみると足の調子がみえてくる

女性学級で靴の話をしていたところ、ウォーキングシューズを使用している方から靴のアドバイスをしてほしいと申し出があった。  使用している靴を観ると左の靴のトウ先が黒ずんで汚れがみえている。 靴の内部に手を入れトウ先の裏に指を触れたところ、先芯の裏が切れている。  そこまで話をすすめると 「どうも左足の調子がよくないのです」と。  その後積極的にソックスを脱いで素足をみせてくれた。  そして「以前から爪が黒くなるのです」と嘆いていた。  

そこでようやく足を計測し関節の動きや筋肉の硬さをみたところ、どうも扁平足ぎみであったが、それは左足だけであり右は正常足。  そこでアドバイスとして、土踏まず部のフィット、及び支えをインソールでカバーする、靴ひもをきちっと結ぶ、つま先の余裕に気をつける、踵回りに芯の入った靴を求めるなどを指摘した。  また手でマッサージをして軟らかい足を作ることも付け加えている。  

ここで靴の傷みと黒ずんだ爪が扁平足ぎみからきていることに気がついてくれたのです。 

靴の傷みは足の痛みであることを多くの方に心にとめて頂きたいのです。  歩きにくくなると靴の消耗が激しくなるが、それより大事なことは、身体が早く消耗し疲れやすくなることである。  その多くは骨格のアライメント(骨格の配列)が乱れてくることから始まる。 そのために靴のキズが入るようになる。  再度同じことを記すが靴の傷みは身体の痛みの始まりなのです。 足と靴健康アドバイザー【大木 金次】<№1024>   

2012年1月18日 (水)

半長靴がよく磨かれている(大阪市消防出初式)

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この正月初めに行われた大阪市の消防出初式は1,400 人の消防士が参加して盛大に行われた。  靴学の観点から全員が使用している半長靴に目が移ったがすべての靴がみごとに磨かれていたことに大変びっくりした。 式では靴は磨くものと徹底されているかのようである。  さすがに余りにも多人数の消防士の半長靴を前にするとすばらしいの一言が口から出てしまう。 

儀式を見る機会は少ない私ですが、今回のようにきれいな靴が勢ぞろいするととても気持ちが良い。  この頃結婚式などでもブラックフォーマルにブラウンカラーの靴を履いてくる人も、その上汚れている靴で出席する人を何人も見ている。  そのような時とても残念な想いをするのは私だけでしょうか。 

消防士は常日頃から全身を鍛え抜き、高度な機械を使いこなし、そして時間を惜しまず人命救助に当たりいつも感心をしているが、昔から多くの人の憧れにもなっている。  去年は大震災もありとりわけ消防士の活躍に一目を置く人が多くなっているが、今回の出初式でも市長はそのことに時間をさいて激励をしていた。

特に子どもの見学者が大変多かったが、おそらく両親が積極的に連れてきているのではないかと思われる。  子どもの目に磨かれた半長靴が記憶に刻まれることを切望する。  靴を磨くことは相手への心遣いかもしれない。 足と靴健康アドバイザー【大木 金次】<№ 1,023>  

2012年1月16日 (月)

合成皮革の長靴(ながぐつ・ブーツ)の使用が多くなっている

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乗馬靴にも似ている合成皮革の長靴、靴型や筒のデザイン発色は革製と見劣りがしない。  上質な雰囲気を持ち合わせ今 街中で通勤にもよく見かけるようになった。  金型や素材の品質向上がこのようなすばらしいものになったのでしょうか。  いや決してそればかりが理由とは思えない。 おそらく製造過程に携わる方々の気の遣い方も相当なものでしょう。

金型を使う現場を見ると、金型を外した後の取り扱い方に大変な神経を費やしている。 金型にはチリひとつ付いていないよう点検する真剣なまなざしが見えるのです。  完全な処理には吹き付けをして徹底した処理が行われ時間をかけている。  高度な機械でも最後は人の目の確認が欠かせない。  それ以前に工場そのものが衛生的でなければならないでしょう。  ただその前に個人の衛生管理が徹底されることが重要である。  このようなことはどの業種でも世界の最先端をはしるメーカーは当たり前になっている。  ようやく靴の工場もそれに近づいてきたと思われる。 

雨が降ると通勤でも長靴が見られるようになったのはつい最近のことです。  それは高度な靴作りと豊かなデザインがあればこそである。  しかし男性の通勤にまだ長靴は少ない。  会社では一日濡れた革靴で辛抱する男性が少なくない。  男性用の通勤に使える長靴の開発を望みたい。 

足の冷えやすい冬季は雨から足を守るという発想が大事である。 足の体表温度は高いところで 23 °ぐらいでありつま先は十数度、体調への影響が早く出るところ、雨交じりの寒いときなどは、ぜひ長靴を履くなど関心をもってほしいのです。 足と靴健康アドバイザー【大木 金次】<№1022>  

2012年1月14日 (土)

ファーを使用したルームシューズ

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一昨年あたりから足首にファー(毛革)を使用したシューズが多くなっている。 もちろん冬期間がメーンになっており取り外しのきくものもある。  ところで写真のようなファーを使用したものを室内履きに取り入れてはどうかという提案です。  写真は神戸医療福祉専門学校が開催した卒業製作展のもの。  毛足は長いものの外で使用してもほこりはつきにくく汚れも少ない。  これは本物の毛革の特徴でシューズ用に適当な素材である。 このようなシューズをリビングルーム等でも使用したいものである。  

シューフィッティングをしていると足底のしっかりしたシューズが必要な人は非常に多い。 土踏まずの下がっている足や冷えきっている方もいる。  特にそのような方で料理や洗濯等で長い時間室内で仕事をする方は足の骨格を正常な位置にするようなシューズの使用が必要になる。  室内では靴を脱ぐという日本の習慣があるものの、足骨格が歪んている人は室内でもシューズを使用することは大事なことです。   同時に室内ではシューズを「履く」 から「付ける」 「使用する」 という言葉を使ってはどうか。  「履く」という言葉には土足等のイメージがあり不衛生な印象を持つからである。  

室内用のシューズは日本ではまだまだ少ないが、スリッパは使用されている。  しかしシューズを室内で使用することに抵抗が強い。  そこで提案をしている写真のファー付きのシューズなのである。  今後このようなルームシューズが増えることを期待したい。 足と靴健康アドバイザー【大木 金次】<№1021>

2012年1月12日 (木)

明るい店づくりをしている靴専門店

004靴を取り扱う店は以前から照明の明るいところは少ないようですが、最近は明るい店づくりをするところが現れ店内にも入りやすくなっている。  ショッピングセンターなどの拡大、またポリシーのはっきりした店づくりが店内を明るくすることに結びついているようだ。  

特にスポーツシューズを豊富に取り扱う専門店は、革製品に加えキャンバスを使用したものが多く実にカラフルでつい手が出そうになる。  靴選びをしている顧客もあまり身構えをすることなく楽な雰囲気で選らんているようで、そのことも店内が明るくなり、また軽快にみえる要因かもしれない。  いずれにしても店内は明るいに越したことがなく、販売員もカジュアルな洋服でつかず離れずといった雰囲気はいいものです。  

最近はクロックタイプの靴も出回り多くの方が使用しているが、靴の履き方や選ぶ心理がずいぶん変化しているようである。 男女、子ども問わず家族で同じ靴が履けるというコンセプトは今まで少なかった。  それもカラーを合わせて・・・このような現象は世の中全体も明るくなるようで楽しい。  数ある大型店のコンセプトショップのビル、それも一階に靴の専門店が店構えをするようになったのはすばらしい・・・それも明るい雰囲気があるからでしょう。  そのような店づくりに拍手を送りたい。  足と靴健康アドバイザー【大木 金次】<№1020>

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